1月29日(木)訪問分。 この日は仕事がお休みで、最初は都内のお店に行こうと思っていたのですが、 逆算すると、この日しか閉店前に訪問できないことに気付き、 急遽、予定を変更して、慣れない運転でこちらのお店へ向かいました。 多摩地区の名店に、行かないで終わるわけにはいかないですもんね。 自宅から1時間20分ほどで到着し、前のスーパーの駐車場へ。 お店に入ると、想像していたより雑多な雰囲気が漂っていました。 お昼12時頃到着で、先客5、後からもお客さんは続々と来ていました。 頼んだのは、「合鴨ラーメン(塩)」1,300円。 まずスープを一口すすると、独特の風味が口の中に広がります。 鶏っぽい感じなのですが、鶏よりもっとコクがあるような感じです。 これが合鴨のダシなんだなと、自分なりに納得。 野性味というか、奥深さというか、そういうものも感じました。 塩味もわりとしっかり出ているのですが、しつこさはありません。 想像よりもスッキリとした味わいで、じんわりと染み込んできます。 ネギと水菜の爽やかさも、スープに溶け込んでいます。 こういう味を「滋味深い」というのでしょうか? とにかく、自分の中では、過去に口にしたことのない味わいでした。 麺は細麺で、つるりとした口当たりで、非常に滑らかな麺。 このスープには、細麺がよく合っているなと思います。 そして具ですが、合鴨の肉はスライスされたものとブロック状のものが乗り、 いずれも、噛めば噛むほど肉から味が染み出してくる感じで、 スープとももちろん相性がよく、美味しくいただけました。 合鴨のつみれも、生姜の香りがよく効いていて、 口の中でほろりと崩れ、旨味が広がる美味しいものでした。 焼かれた輪切りのネギも、甘味が強く、塩味のスープとはベストマッチ。 スープがアツアツなので、ゆっくりと味わいながら完食。 合鴨という、普通ではなかなか食べ慣れない素材でしたが、 ラーメンとして非常によくできている作品だと思います。 スープに独特の風味があり、それが塩味でまとめあげられています。 スープにほんの少し浮いていたスパイスも効いているのでしょう。 おそらく、このラーメンができる裏では、相当な技巧が駆使されていると思います。 普通の人が普通に合鴨を使っても、こうはならないのかもしれません。 そのあたりが、こちらもお店のすごいところなのだと思います。 1,300円という価格にも、充分に納得できます。 おそらく、町田のお店には最初で最後の訪問になると思いますが、 非常に価値のある訪問になったと思います。 こういうお店が閉店してしまうのは残念でなりません。 ただ、女将さん(?)が、女性客のグループに話していた、 「移転先はまだ決まっていない」という言葉から察するに、 もしかしたら、どこかで復活するのかもしれません。 その日を期待しつつ、この日のラーメンの余韻に浸りたいと思います。