泣き出しそうな空模様の木曜日(28日)、お昼は浜松町「麻辣麺 雷伝」へ。 少し前、この店の名物「麻辣麺」をいただき、なかなかの完成度に唸りましたが( http://ramendb.supleks.jp/score/195924 )、その際「つけ麺」のメニュー能書きが気になっておりました……曰く、「明治通り最強」。その近辺にあまり足が向かないので何とも言えませんが、ともかく、かなり挑戦的なキャッチフレーズですな。券売機は入口左手、「つけ麺(温)」(750円)と「味玉」(100円)をポチッとな。丼は、約8分で到着。 では、つけ汁を一口……濃厚な鶏ベースに、ビシッと醤油カエシをきかせ、魚介系でフンワリまとめて、なかなかの「メリハリ」。特に鶏ガラからは非常にいい味が出ており、チョイと辛めに仕上げているにもかかわらず、旨みがスポイルされていません。つけ汁ゆえある意味当然とはいえ、鶏主体でここまで「彫りの深い」味わいも珍しい。 麺は、この店独特の茶褐色の太麺縮れで、「麻辣麺」と共通のもののようですな。際どいほど固めのゆで加減で、前歯で断ち切り奥歯で噛みしめると、「モサモサ」とした歯応え。味はなんというか……正直言って、小麦だけでこういう味になるのかな。ホッコリした甘みが突出して強く、何か練り込んであるんじゃないかと思わせます……例えば、きな粉とか。他店では滅多にお目にかかれない、「個性派」ですな。 コイツをつけ汁につけ、ズバァ~~ッといきますと……うむ、やはり麺の個性が強すぎて、両者の相性はイマイチ。ま、麺に魚粉がフリかけられている分、味の変化に面白みはありますが……これほどのつけ汁ですので、もう少し「穏便」な麺を使えば、かなりのシナジーが得られると思います。が、やはりそこは商売、差別化には「個性」が必要なんでしょう。 具材はかなり豪華で、チャーシュー2枚にメンマがゴッソリ、それにネギと海苔、追加の味玉という構成。なんといっても特筆はチャーシューと味玉。やはり夜は焼肉メインのお店なだけに、肉の扱いはお手のモノ、チャーシューの味・食感、どれをとっても極上クラスの一品。肉の旨みを際立たせる、味のメリハリをキッチリつけたタレを使い、肉汁をタップリ残したプリプリの食感に仕上がっています……薄めのスライスが恨めしいほど。味玉も表面・黄身の味付けにビシッとメリハリがきいており、相当ハイレベルな一品。 ―――麺のチョイス次第では、下手をすると大ブレイクしてしまいそうな一品。しかし、惜しむらくはこの麺ですな……「麻辣麺」では唯一無二のチョイスでしたが、つけ麺に使うには、ちょっと「ヒネリ」が強すぎですな。しかし、つけ汁・具材のレベルから見て、これで麺が調整されたアカツキには……世の中、こういった「メガトンクラスの不発弾」が、無造作に転がっているものですな。