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帰宅途中に十条で下車、地元の人気店に久々訪店。
23時前だっつーのに、ほぼ満員!
豚骨魚介のつけ麺と共に、肉味噌の盛られた熱々の石焼の器が配膳される。
その器に、浸け汁をレンゲで4~5杯掬い入れ、すかさず麺を潜らせて食べるというメニュー。
浸け汁を汲みいれると、ジュワーッと勢いよく沸き立ちます。
肉味噌が溶けだした近くに麺を潜らせ、ズルルー!っといくと、
あ、旨辛!!辛さもほどほどにありながら、辛すぎることはなく、
むしろ肉味噌の旨味を適度に引き立てるナイス仕様!
溶けだした肉味噌で濃度が上がるから、浸け汁の減りが早くなるのがちょいと気になりますが、
浸け汁をまた掬っては汲みいれ、また麺を潜らせて、これ楽しー!!
つけ麺っていうより、ちょいと変わった和え麺の様でもあり、
浸け汁が最後まで熱々っていうのもいい感じ!
浸け汁の方には、多めのホロホロチャーシューと、
意外にしっかりとモヤシも入っており、
具材の多さが余計に浸け汁の減りを早く感じさせたり、という感もあるけれど、
そこは贅沢な悩みかな、具材たっぷりバンザイ!
現代つけ麺にしては細めながら、やはり太麺と呼ぶべき麺は、
コリッとモチッの中間、けっこうしっかりコシもあり、
以前来た時より好感度アップした印象。
ここは、浸け汁がもともとちょっと弱い、そして僅かに癖がある、
だから、こういう味+αの仕掛けはとても有効。
特に、肉味噌の旨辛は、濃さ・旨味・刺激をバランスよくアップさせるナイスアイテム。
他にも「ゴマこく」なんていうアイテムもあるけど、
自店のスープの特長を何気にしっかり把握し、逆手に取っているとさえ言える工夫。
だったら、基本の浸け汁改良しようよ、なーんて、野暮な台詞は今日は引っ込めましょう。
スープ割はボトル渡されてセルフ、
薄めの豚骨主体、石焼鍋の方に割を入れちゃったから、最後、器持って啜るという技ができなくてヘマした?w
ティッシュでナベ肌包んで抱えて、強引に飲み干しました。
基本メニューにプラスαで味を食べ手好みにする、
なかなかナイスなアイテムだな、と思いました。
ちゃぶ屋は無くなりましたが、
その遺伝子は確実に世に放たれているようで、
最も「親」の形質を強く受け継ぐお店が大塚にオープン、
評価もたいへんによいようなので、噂に誘われやって参りました。
入口右の券売機で食券を購入するシステム、
男性2名での切り盛り、水は卓上セルフ。
看板メニューは担々麺のようで、先客8名ほどのうち半数ほどはそちらをオーダー、
しかし、ネット情報でたいへん惹かれるレビューを目にした醤油拉麺を注文、
空腹だったので、サイドにチャーシューご飯をつけてみます。
結果として、最も「親」であるちゃぶ屋のメニューと比較が楽しめるメニューとなりました。
「く」の字型のカウンター席、ちゃぶ屋と同じオープンキッチン、
ちゃぶ屋ほどフォーマルな感じではないものの、
白と黒でビシッと決めた店員・料理人が客の前で黙々と調理する光景を見せるのは一種の美学?
5分ほどで完成、実食!
スープは、鶏・豚におそらく魚介系などをブレンドした複合一体型、
醤油の風味もしっかり立っています。
旨味がグイグイ味蕾細胞を刺激するというものではなく、
せせらぎ、あるいはそよ風が、舌の上をサーッと軽やかに撫でていく、
撫でられた襞は、その旨味にツーッと余韻を伴う快感を覚えさせられ、
またその愛撫を求めてスープを啜ってしまう、という仕掛け
(もうちょっとエッ○な描写にした方が上手く表現できる気がしますが、自主規制します)。
ちゃぶ屋のスープで感じた、ある種の隠し味的雑味のようなものはなく、
ピュアで、より洗練されたタッチ。
洋風な手法を感じます。
店内に製麺機があり、自家製麺で作られるのであろう麺は、細身のしなやかなもの。
スープの軽やかな流れのリズムに絶妙に乗っかってます。
後に徐々に余熱が入ることを計算し、若干硬めに茹でたのであろう状態で着丼、
フツッとした軽やかなコシ、舌や口の内側に、ほんのちょっとだけ摩擦を感じつつ、
それでもスルルーッと滑り、流れていく絶妙の口当たりもちゃぶ屋譲り、
いや、さらにそれを研ぎ澄ませている感さえあります。
細麺の麺と麺の合間に何気にスープが挟まって、
ほどよく水分を含んだ流動体が、口の中を優しく撫でながら喉へフェイドアウトしていく
一連の所作は、理想のラーメンの食感ではないか、とさえ思わせてくれるもの。
チャーシューは、ベーコン上のペラいのが一枚。
熱でちょっと脂身が固化した感じがちょいと苦手な感じではあります。
ただ、このチャーシューを、厚さは厚めに、大きさは細切れにカットし、
丼ものにしたチャーシューご飯の方は、
チャーシューがちょいとゴロッとした心地よい食感で、
さらにおろしポン酢風のタレが肉に合ってて美味しくて、
こういう味付けに、ちゃぶ屋系らしさを感じます。
最近の有名店出身者の新店のレベルの高さには驚かされることが多いですが、
こちらも例外ではなく、出身店のよさを継承しつつ、さらに進化させているのがわかります。
進化のさせ方に、ひょっとしたら意見が分かれるところがあるかもしれませんが、
私は、今日いただいた、この進化のさせ方は、かなりポイント高いと感じました。
必ず再訪し、今度は、よりオリジナリティが出ていると思しき担々麺をいただこうと思います。
室壱羅麺出身の店主さんによる新店、
そちらはたしか、「薬味マジック」が印象的だったと記憶、
こちらは、スープが個性的で、ネット上の評判がすこぶる良いようで、
ある種の「予感」がしたものですから、やって参りました。
店名は、出身地の三島からとったとネット某所にありました。
入口右手の券売機で食券購入、同左手側ウォータークーラーから水はセルフ。
店主さん一人で切り盛り、表題をオーダー後、
「あ、やっぱり大盛にできます?」、
「あ、もう茹で始めちゃいました」
「そうですか、じゃ、そのままで・・・」
「それじゃ、ライスをサービスしますよ」
というわけで、小ライス、サービスしてもらいました(^^;
澄んだ清湯にイエローの鶏油が浮いて、美しいビジュアルのスープ。
しかし、ビジュアルと裏腹に個性的な味わいに衝撃が走ります。
静かに炊いて澄んだ仕様に仕立てた豚骨ベースに、
帆立貝柱出汁をブレンドしたというスープ、
もっと豚の要素が強いのかと思っていましたが、主役は貝柱の方、
corey氏のレビューに、相当な量の貝柱が使われているとの情報がありましたが、
なるほど、そばはうす 不如帰に通じるような、半端ない貝柱の旨味に満ちています。
貝柱単体だと、上品なコクと旨味という感じになるのでしょうが、
このスープの貝柱は、貝柱が持つもっと奥深いエキス、
灰汁やエグミが出る一歩手前、体内に眠る隠れた味わいまで抽出している印象。
豚がその引き出し役と着色料的役割を果たしています。
貝柱という、一見上品な令嬢の隠れていた激しさや乱暴なエ○スが、
個性的な男優あるいは監督によって引き出された、そんなイメージです。
「こうすれば、貝柱がラーメンの美味いスープになるんだよ!」
そんなメッセージを見せつけられる技術です。
そして、鶏油、これがメイクアップアーティストとして、
きれいに見せる、いや、味わいを整え、口当たりを耽美にする役割を果たす、
おお、こんな塩ラーメンを待っていた!そんな気さえします。
麺は三河屋製、平ための中太麺で、
普通の清湯塩だと、やや麺が浮きそうなタイプですが、
上述の個性的で「強い」スープに、むしろ絶妙にマッチ、
口当たりはほっこりしてるけど、弾力系のコシが適度に強くて、ダレない。
ここも、上品そうで実は芯の強いキャラになっています。
具材も秀逸。
黒胡椒が効いて、やや硬めの鶏らしい食感に仕上がった鶏チャー、
肉の部分のシャリシャリ感が心地よく、皮のモチプル感もきっちりそなえたワンタン
(ただ、もうちょい皮厚のほうが、モチフル感を堪能できるかも)、
薄切りザーサイは、それ自体も嫌味のないザーサイのちょい辛感がよいのですが、
旨味をスープに移しつつ、
薄くスライスされた自身もスープの「波」のように自然にスープと共に口に入って来て、
スープと一体化、馴染んでその一部になってる感さえあります。
おとなしそうなルックスを真に受けてたら、
そこに潜んだ魔性に、気が付いたらドップリやられちゃう、
そんな高岡早紀のような、ある意味悪魔的な、
でもやっぱり芸術的な、そんな一杯だと思います。
後発のメニューも楽しみ!
職場近くにある担々麺専門店、
南浦和に勤務するようになって、休憩時間にラーメン類食べに外出したのは初かな。
汁なし坦々麺、
麺は、やや細身のちょいと角ばり感もあるもので、
食感はちょっとコリッと系。
担々麺だと、タレとの絡みとも相まって、やわらかめに感じるモッチリ系が多いけど、
個々の麺は、しっかり硬めの食感を感じる。
典型的な担々麺とスナック麺のアイの子のようで面白い。
で、麺をそう感じるってことは、タレが薄口なんでないかい?
と思いきや、けっこう濃厚、本格的だけど、ゴマのコクはそこそこ。
辛すぎるとか、痺れすぎるとかいうことはなく、どちらも適度に効いてるんだけど、
なんだろう?口の中でバチバチ弾けるような錯覚があって、
けっこう口の中が痛くなる。
辛い!とも、痺れる!とも違った感触、
面白いと感じるか、ちょっと刺激が異質で強いと感じるかは、
好みで分かれると思います。
ナッツ類や肉味噌、ザーサイなど、具材も巧く、それぞれ硬めの食感にしてあるから、
本格的な坦々麺を食った!というより、どこかスナック類を食ったようなフィーリングでもあるが、
これも個性と思っておこうかな。
ビールに合いそうだ、実際、飲みに来てる人が多い。
〆は、備えつけのジャーから、セルフで飯をよそって飯割。
上述のバチバチ感を和らげて、美味しく完食。
飯で刺激が和らぐと、意外に甘口?うーん、不思議な味わいだー。
ちなみに、サクサクのアジフライは、ちょっと味わいが淡泊で、
美味しいけど、もうちょい野蛮さもあってもいいかな?
限定を経て、準レギュラー化した新メニューをいただきに参上!
注目のスープ、目玉素材は浅蜊!
日本料理でおなじみの吸いものや味噌汁の、あの「浅蜊感」よりも
ちょっと「出汁ダシ感」は抑えめ。
グイッと旨味を感じるというよりも、舌が慣れて馴染んでくるほどに
ジワジワと静かに舌に負荷をかけ、浸透してくるタイプ。
一口目、「あれ?」と思うかもしれないけれど、
食べ進めるほどに味蕾細胞のボトムに細かな砂が溜まっていくように
旨味が積もっていくようなチューニング。
浅蜊がこれ見よがしに前に出ているのではなく、
その中の「明」の成分だけを、個性を失わないように抽出したような塩梅。
その旨味を、尖りのない塩分で巧みに「着色」し(比喩です(^^;)、
舌の襞が味を見分けやすくしている、
塩の役割はその一点に専念させているようなタッチで、
この手法は、料亭の吸い物の理念に通じるところがありそう。
こういったものだけに、ひょっとしたら万人向けというより、
意外に食べ手を選ぶというか、大人の味わい。
喫煙者には、ひょっとしたら十分伝わらないようなデリケートさかも。
麺は、おそらく他のラーメン系メニューと同じものでしょう、
最近さらにブラッシュアップさせたと公式ブログにありましたが、
そのためか、塩そば用に茹で加減を変えているのか、あるいはその両方か、
以前いただいた麺と比べ、しなやかさよりもピンとしたコシが前面に出た印象。
以前の醤油や煮干の麺が、流れるようなサブマリン;アンダースローの投球フォームだとしたら、
こちらは、本格派のカチッとした、しかし、一定の流れのある投球フォーム。
前者が西武の牧田あるいは、昔の阪急の山田なら、
後者はオリックスの西あるいは、かつての日本ハムの西崎というところか。
で、本日の仕様がこの塩スープと絶妙にマッチする気がします。
おすましさん、ジワッと系に、一本ピンと芯を通し、
それによって、全体が「優しくなりすぎる」ことを防いでいるような。
トッピングはネギ・メンマ・ロース&バラの2種のチャーシュー。
しなやかで優しいタッチながら、しっかり「らしい」旨味を内包したメンマ。
普通はバラの方が美味さがわかり易いことが多いけれど、
こちらはロースのチャーシューが光るんですよねー。
癖のない硬質な旨味を、これまた硬質な脂身が照らし出してるよな味わいがGOOD!
ロースが気に入っているので、サイドもロース飯!美味しくいただけました。
既に、塩の別バージョン、「塩煮干」も(準レギュラー)メニュー入りし、
蔦そばにもレッドチリが登場、
味噌や海老塩などの試作も進んでいるようで、
本当に目が離せない存在になってきました。
特に「塩煮干」は、本日いただいた塩そばとの対比が楽しみ!
煮干によって、旨味がわかりやすくなっているんだろうなあ、
なんて考えながら、次回訪店に思いを馳せております。
大塚駅前でラーメン店の入れ替わりがありました。
九州らーめんのお店が閉店、替わってこちらがオープン。
ネット情報では、味噌でおなじみ、味源系のようです。
店名は、味源と北海道の某人気店を足して2で割ったような…?w
「本家」から何か言われないのかな…?
入口入ってすぐの券売機で食券購入。
味噌のメニューを主体に、旭川醤油や函館塩までラインナップ。
オーダーは、味噌バターコーンにしました。
サイドにちびチャーシュー丼を付けます。
北海道味噌らしく、一杯ずつ鍋で野菜とスープを炒めて作るスタイル。
先客6名ほどでしたが、すべて既に品は提供されており、
オーダーから5分ほどで着丼。
比較的動物質濃い目の、ドロ感が適度にあるスープ、
ドロ度の割に動物系の旨味は淡泊に感じますが、
炒め野菜由来と思われる旨味が適度に溶けだしていて、十分及第点。
味噌の塩気も、もうちょい効いててもいいかなー。
麺は、これまた北海道味噌らしい、黄色の縮れ麺、
ポロッとした食感。
それでも、典型的な札幌味噌よりは、若干麺細め、黄色薄めに感じるかも。
具材は、ネギ、ワカメ、炒めモヤシ、チャーシュー。
チャーシューは薄めのものがピロンと一枚。
どれも特筆すべきところは無いものの、お約束感は十分充足。
味わいがやや淡泊に感じたので、卓上のニンニクやトウバンジャンでアレンジ。
動物質濃いめのせいもあって、それらの「効き」はやや鈍めか。
けっこうな量のトウバンジャンを投入したところ、
やっとアクセント的なピリリ感と醤の旨味が感じられるように。
その段階に達すると、少し味わいに深みが出てきたかも。
辛味系のメニューの方がお勧めかもしれませんねー。
ネット情報では、「劇辛」という仕様でオーダーしても、
あまり辛くなかったとありましたから、そのあたりは自分で調整した方がよいのかも。
ちびチャーシュー丼は、思ったより乗ってるチャーシューが少なくて泣けましたがw
こちらのゴロゴロッとした感じのチャーシューの方が食感もよくて美味しいです。
典型的な味噌ラーメンチェーンという感じですが、
それだけにそこそこお客さんを集めそうではあります。
隣が日高屋という立地なので、ちょっと次元の違ったやり難さはありそうですが、
駅から至近ですし、ちょっと味噌が食べたくなった、
というときに便利かもしれません。
仕事帰りに寄れるところに新店開店!
さっそくやってまいりました。
燦燦斗の近く、駅北口改札を左、
燦燦斗のところを曲がらずにまっすぐ行った左手。
入口左の券売機で食券購入、水セルフ。
基本となるメニューは豚骨ラーメンのみで、
味付けのタレの味を塩・醤油・魚介醤油から選ぶシステム、
今回は魚介醤油をチョイス、
大盛・特盛がサービスで、今回は大盛をチョイス。
比較的ドロドロ感が強めの豚骨スープ、ゴクッとやると喉越し感良好、
ドロが強い割に、味わいはすっきりめ、もうちょい旨味がしっかり出ている方が好みかも。
某ブログ情報で、開店当初はかなりタレがしょっぱかったことがうかがえましたが、
この日までに改良されたか、塩分が過度に濃いということはありませんでした。
ただ、魚介の旨味や醤油の旨味の効きも、もうちょいかな?
解釈によりますが、うるさくなくてよい、とも、もう一味ほしいとも取れるような味わい。
麺は太めの中太、モチモチ感をもちつつ、適度なシコシコ感があって、なかなか心地よい麺です。
上述のスープは、結果的にこの麺をかなり引き立てる方向に働いているようで、
その点ではよいチューニングかも。
量は、大盛でもさほど多くはありません(大盛で200gくらいかな)。
全部のせの具材は、
直前に炙ったチャーシュー;肉厚で、脂身のネットリ感と赤身のスジが解れるザクザク感、
甘辛な味付けがここでは濃くて、なかなか美味い!
味玉;ジャスト固化+もう少し火が入った茹で具合、黄身に濃い口の味がよく染み込んでます。
デフォでもけっこう乗ってる模様の野菜は、たっぷりのもやし主体のもので、
ドロドロ感強めのスープと相性良いです。
たっぷりメンマは、メンマらしい味付けがしっかりついているけど、癖や灰汁的なものはしっかり抜けており、
シャリッとした食感ともども、なかなかいけてるものでした。
スープ単体を取り上げると、味わいの淡泊さが気にならなくはないけど、
一杯の丼で考えると、妙にバランスがとれていて、
お腹もいっぱいになり、満足度は低くありませんでした。
近隣のおじさま方が適度に出入りするほどにはなっており、
周辺立地から、飲んだ後に、もうひと押し!って感じで食べに来るにはよい店かな、
なんて思いました。仕事振りも丁寧で、好感もてましたし。
基本メニューのラスト、牛醤油をいただきました。
先人のレビューにあるように、醤油と銘打ってはいるものの、
基本は塩と同じスープ、牛しぐれ煮がドンと乗るところが違うところだと思われます。
(お店のネーミングを尊重し、分類は醤油とさせていただきますが)。
このしぐれ煮が乗るだけで、ずいぶんイメージは変わります。
塩だと、「上品なすき焼き」のように感じたスープですが、
しぐれ煮から出た牛の旨味、生姜の風味などが流れ込み、
かなり奥深く、「家庭料理」から「外食のスープ」に昇華しています。
牛牛感をモロに感じるというより、複雑な塩分と動物質の旨味の織り成す
和洋折衷型の仏跳牆。
麺は他のものと同じ、平打ちのパラッとした感じのもので、
このスープには合っている気がします。
上品故、「静」感の強いスープを、
麺の「羽」がかき回して「動」の要素を加える感じ。
薄めに切られたチャーシューは、
やはりちょっと好きになれず、
大きな脂身がビラビラ舞うところが、どうも・・・。
穂先メンマは相変わらず素晴らしい、
処理っとした食感、噛むと滲み出る優しく澄んだエキス。
スープの印象は、塩よりかなりよかったのですが、
チャーシューがやはりシックリこないこと、
何より、未だラーメンに牛を使うことへの「!」という解答に
たどり着いたとまでは感じられないことから、結果的にこの点数に。
塩と同じ79点ですが、
塩が78.5点で、こちらが79.4というところでしょうか。
新規開店から1年以上経ちましたが、やっと初訪なりました。
かなりお客さんは少なくなってきているのでしょうか、
ビルの奥まったところにあるお店は、すっかり隠れ家状態。
しかし、入口に置かれた製麺機が、実によい空気を発してます。
「美味いもん、出してるよ~!」みたいな。
看板メニューを、と思ってたのですが、最近始まった様子の表題を。
煮干というフレーズに弱いです、いかんですねー。
7、8分ほどで着丼、太麺ゆえ、茹で時間を食うのかな。
分類は迷うところですが、お店が「塩」と銘打ってるので、塩にします。
で、その塩気が、かなり効いてるスープ。
そして、煮干もバッチリ効いてます!
出汁+煮干粉全開型でしょう、
エグミがわずかながら耐えきれずに溢れ出ている仕様、
昨日も塩分が上品な煮干に厚みとうねりを与えてるスープを他店でいただきましたが、
こちらは、塩分の切れと煮干のヤンチャさが一体化、
かなり攻撃的な仕様です。
喩えるなら、美男子だけど暴れん坊な不良少年というか、
有名人ならGACKTあたりを彷彿とさせるような。
合わせる麺は、自家製太麺、
目の詰まったうどんですね、これはもう。
「ゴリッ」と「滑らか」の共存する、活きのよい麺、
やんちゃなスープと合わせても、見事に束ねる兄貴体質。
ロックな精神、流れるのは和の魂、
吉川浩司ということにしましょうか。
炙った後、蜂蜜と醤油に漬け込むというチャーシューも美味い!
トロホグな噛みごたえで、
脂身のネットリと赤身のホグホグが融合、
脂身ネットリを、蜜の甘さがむしろ引き締めてるような不思議な味わい。
おそらくは、このお店の持ち味は、
個性的な淡麗スープと暴れん坊な麺とのミスマッチなマッチング。
看板メニューだとよくわかる、その持ち味は、
このメニューではちょっと見られない、
鶏出汁は、煮干と塩分に背後にやられている感じ。
でも、夏場の暑い時、
熱い一杯でスカッとしたいときには活躍してくれそう。
それでも、今度は看板メニューをきちんと味わいたいと思い、
久々の大泉を後にいたしました。
限定の「塩」を狙っての訪店、
しかし出遅れたようで、限定数20は終了。
そのかわり、夜限定だったはずの蔦そばが食べられますねー。
サイドにバラ飯をつけます。
前回レビューでは、ややシャバの綺麗にまとまった一杯という印象でしたが、
グレードアップしています。
タレ(スープ)多めのぶっかけスタイルですが、
タレの動物質粘度がやや増し、麺との絡みがかなり強くなってます。
また、トッピングされた干し岩海苔かな、
これの塩気と風味がけっこう強く、そしてこちらの煮干タレとのコンビネーションが絶品!
海苔の塩気が煮干の風味をバシッと立て、一口目から口の中で黒潮が舞います!
塩気はかなり強いのですが、しょっぱいという言葉が出る寸前のチューニング、
むしろ、煮干に厚みと深みを付加し、動の要素を掻き立てます。
タレの絡みがよくなったことで、麺のよさがより引き立ってます。
表面ヌルッと、舌でそんな麺が逃げないようにムニッと押すと、
ムニョンと心地よく押し返してくる食感が至福、
喉の流れもスムーズで、流れ落ちていくときの喉越しがまた快感。
そんな麺の中に見え隠れするチャーシューのゴロッとした食感、
噛みしめるとジワッと染み出てくる旨味が、上質のベーコン然として、
これは汁なし系の肉具材の醍醐味そのものでしょう。
サイドのバラ飯は、バラ肉の脂身の特有のネットリ感に、
中和剤的に乗っけられた生姜の風味が不思議なハーモニー、
人によっては、苦手と答えるかもしれませんが、個性的な味わいです。
バラ飯の飯を故意に残しておいて、飯割りに。
適度に飯で伸ばされた塩気がまた絶妙で、
食べ終わる頃にはちょっとボーっとしてしまいます。
というわけで、やっぱこのお店、凄いなあ。
出身店のめじろがそうであったように、
メニューを作ったり弄ったりしながら、今後も進化していくことでしょう。
あー、でも、塩、食べたかったなあ。
ちなみに、明日(29日)のお昼までの限定だそうです。
















もともと、うどん派でしたが、この数年はラーメンを追い求めてきました。
基本的に、つけ麺党で、冷たい麺と温かい浸け汁の組み合わせに妙味を感じています。
うどんDBもできたということで、ラーメンだけじゃなく、
うどんの方のレビューもUPしていきたいなあ、と思っています。
いつか出会いたい、理想の麺料理。