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猫旅団

東京都
基本的には醤油ラーメンを好みます。横浜家系はあまり美味いと思った店が無いですね。職場が武蔵野市内ですので、こちらを本拠地に登録しておきます。
レビュー件数 43件
レビュー店舗数 41店
スキ件数 0件
平均点 70.256点
得票数 7票
最終レビュー日 2012年5月5日
1
100
レビュー件数の推移
2011年05月
2012年05月
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「大盛中華そば」@森田屋総本店の写真足利フラワーパーク見物の帰り、昼食に立ち寄る。

ゴールデンウィークという事もあり、かなりの行列ができている。前金制だが券売機で食券を購入するのではなく、席に案内される前に注文し、前金で勘定を済ます方式である。店内はラーメン屋としては広く、入り口付近には長テーブルが二列並んでいるが奥は座敷で、そば屋のような雰囲気だ。

大盛中華そばのスープは器のフチ近くまでナミナミと注がれており、些か強引な盛り付けが家庭的に見える。味はあっさりした薄味で、荻窪系のようにカツオ節系の香りがするわけでもないが、後まで舌に残るしょっぱさやくどさが無いのでかえって良い。
麺の方も家庭的な印象である。佐野ラーメン独特の青竹手打ち麺は、太さと厚みにバラつきが多く、茹で上がりの食感も太い部分は硬めで、細く薄い部分は柔らかい。良くも悪くも『自家製』感が際立つ麺であり、均質的な完成度を重視する向きには気に入らないかもしれないが、私はこういった起伏のある食感も嫌いではない。
豚バラ肉のチャーシューは、脂身が多い割にはあっさりしており、チャーシュー麺でなくとも4枚乗っているので十分満足がいく。他の具はメンマと白ネギだけであり、いたってシンプルである。

ここのラーメンは、所謂『御馳走』ではない。店の雰囲気も含めて、どこまでも家庭的だ。だからといって、テキトーにやっているわけでもない。何というか、佐野という土地の空気感も含めて味わうべきものなのだろう。

2012年5月5日投稿(2012年5月5日更新) | 得票数 [0票] | コメント (0) | このお店へのレビュー: 1件

「和屋らーめん」@らーめん和屋の写真近場の優良店として、月に一、二度程度の頻度で食している店であるが、昨今、国領に二号店を出店したそうである。そのため、しばらく本店が休業していたのだが、営業を再開してからの初来店である。

この店のメニューは様々食しており、どれもそれなりに高い完成度を持っているのであるが、今回は基本の「和屋らーめん」を注文した。いわゆる、全部入りである。

全体の構成は、やや縮れた中太麺と豚骨醤油、チャーシュー三枚、半切りの煮卵二つ、海苔五枚、茹でキャベツ、メンマ、以上である。

この店の麺はなかなか完成度が高い。茹で加減もほぼ安定しているので、普段食いにも安心できる。二店目出店と聞いて、質が落ちる懸念を抱いていたが、変わっていないのに安堵した。
スープは豚骨醤油で、油は控えめである。背油も無い。特徴的なのは、醤油ダレに甘味の強い二段仕込み醤油を使っている点で、これが味の特徴を作っている。確かに醤油の甘味が出ているが、出汁の味とぶつからない、調和の取れたスープに仕上がっている。油分の強いスープが好みの向きにとっては地味かもしれないが、私にとっては飽きの来ない味だ。
煮卵は半熟状態で、こちらも例の二段仕込み醤油で煮込んだらしく、味は甘味が強いのだが、嫌味な甘さでは無い。
チャーシューはバーナーで軽く炙ってあり、表面の余計な油が落ちているのが良い。ゴテゴテとしがちな全部入りを、さっぱりと頂けるように考えた配慮であろう。
茹でキャベツには、少々のゴマ油を垂らしているようだ。口に入れると風味が広がり、これもまた良い。
メンマは少し濃い味にしてある。しかし、残念ながら他の具に埋没している感がある。このメンマに一工夫あると更に良いのだが。

一般的な全部入りは、お子様ランチ的なデコレーション先行になりがちで、バランスが悪いのが常であるが、和屋らーめんは、途中で飽きないようにトータルバランスを考えて作られている。満点とはいかないが、こういった客に対する配慮は好感が持てるのだ。

2012年3月17日投稿 | 得票数 [0票] | コメント (0) | このお店へのレビュー: 1件
92

「湯麺」@老郷 本店の写真2012.3.10.
伊豆の河津桜祭りに行った帰り、西湘バイパス経由で平塚の「老郷」へ。
この店の湯麺は、社会通念上想像されるタンメン像とは全く異なる見た目である。まず、具材が野菜炒めではなく、たっぷりのワカメなのである。

澄んだスープの中には白いストレート麺。細切りうどんのような見た目は、上海で食した中国のラーメンに似ているが、柔らかく歯応えに欠ける中国式の麺と違い、老郷の麺にはきちんとコシがある。中国麺が日本式に洗練された姿、とでもいうべきだろうか。

スープがまた変わっている。
澄んだ透明のスープは塩味と思いきや、酸味を強く感じる独特のもの。しかし尖った酸っぱさでは無く、私は全部飲める。
カウンター越しに厨房の寸胴を見ると、仕込み中のスープはトンコツをたっぷり使っているようだが、それ以外のものは見えない。隣の完成状態と思われる寸胴に、別の小さな寸胴から、料理人が何やら琥珀色の液体を注ぎ足す。これに味の秘密があるのだろうか。

ワカメの他の具材としては、きざみ玉葱、薄味のメンマが少々。以上である。チャーシューなどの肉は無い。だが、私は全く物足りなさを感じなかった。これで完成形。肉はこの湯麺には余計だ。

三口ほどすすると、料理人がラー油をかけて食べてくれと言う。勧められるままに試してみると、劇的に味覚が変わった。ゴマ油の香ばしい風味と少々の辛さが加わり、さらに食欲が増進する。あっという間に食べきってしまった。

この味は他の店では味わえない。再び平塚に立ち寄る際には、必ずまた食すであろう。

2012年3月10日投稿 | 得票数 [0票] | コメント (0) | このお店へのレビュー: 1件

PM21:00に職場を出、吉祥寺から芦花公園へ。明日はオフなので少々寄り道し、以前から気になっていたアイバンラーメンとやらに行く事にしたのだが間に合うか?
間に合った。この時間でも店内にはまだ客が多い。しかし、幸い並ぶ事も無く着席できた。
品書きに人気No1と書かれていたので、「醤油全部のせ」を注文する。食券制では無いのだが前金だそうだ。変わった方式だが合理的でもある。アイバン氏に千円札を渡す。醤油全部のせは千円である。まあ相場だろう。
ラーメンが出るまで店内を観察する。厨房は正方形で、四角形の二辺がカウンター席になっている格好だ。レモン色の間接照明が設えてあり、店内は明るいイメージとなっている。目線の先にチャーシューの並んだアルマイトのバットが置かれているが、なにやらチャーシューが汁に漬けられているようだ。味を染み込ませる工夫であろうか。ふと、箸入れを見ると、割り箸ではない竹の箸である。エコロジーの観点からだろうが、ささくれの多い安物の割り箸よりもこっちの方が気が利いているのではなかろうか。
そうこうする内にラーメン登場である。白い磁器の丼に入ったラーメンは細麺で私好みではあるのだが、やや柔らかい感じがする。私はもう少し固茹での方が好みだ。スープは魚介と鶏ガラの合わせで、野菜の甘みもかなり出ている。濃く出汁を取っているらしく、旨いのだが少々渋みを感じる。これも嫌味な程では無く好き好きなのだろうが,個人的にはもう少しあっさりした口当たりの方が好みだ。
具は厚さ7〜8ミリはある分厚いチャーシュー四枚と、半熟玉子、白髪葱、メンマである。気になっていたチャーシューは期待に違わず美味い。近頃はスープと一緒に煮た挙句に旨みを全部スープに持って行かれてしまい、ただボロボロと柔らかいだけの脂肪とタンパク質の塊を食わす店も少なくないが、ここのチャーシューはちゃんと味がする。柔らかいが歯応えもあり、単体でも料理としてきちんと出来上がっている。
何か物足りない気がしていたのだが、そう、海苔が無い。アメリカ人は海苔を好まない傾向があるらしい。黒いカーボン紙のようで食べ物に見えないそうなのだが、これもそういった事情であろうか。海苔の風味が加わると、また一味違うと思うのだがどうだろうか。
完全に好みの味と言う訳ではなかったが、全体的には良く出来たラーメンだった。鶏がらベースの醤油ラーメンを出す店で、深夜10時過ぎの時間帯まで営業している店も少ないので有り難い。何より同郷人の仲間がいない業界で一旗上げた店主の凄みが感じられる一杯である。今度来店する時には塩に挑戦したい。

2008年6月13日投稿 | 得票数 [0票] | コメント (0) | このお店へのレビュー: 1件
98

見事、と言う他は無い。

纏まった休暇が取れたので広島周辺を訪れたのだが、やはり地元の老舗には足が向く。食わずにオメオメ帰れまい。市電の電停から夜の天満川沿いをふらりふらりと歩けば、緑橋のたもとに小さな提灯が見えて来る。地味な装いは歴史に裏打ちされた自信の現れであろう。
がらりと引き戸を開けて中に入ると、左手に黒い整理券箱がある。この店のメニューはラーメンとビールだけだ。チャーシューメンも無ければ大盛りすら無い。定期券サイズの整理券に記された番号に従って、整然とラーメンが運ばれる。しかし愛想が無い訳では無い。寧ろ店内は明るく、ラーメンを運ぶ女将も元気が良い。
余計なものを省き、そして必要なものまでは省かない。この姿勢には詫び寂びの精神すら感じられる。

さて肝心のラーメンだが、先に記した店の姿勢を体現するような完成度である。
麺は中細ストレート、加水率は低めか。少し歯応えが残る程度の茹で加減は非の打ち所が無く、この麺がスープに良く絡む。
スープは和歌山ラーメン風と思いきや、サラリとして臭みが全く無い。さりとて旨みが少ない訳でも無いのだ。具はチャーシュー、モヤシ、葱と極めてシンプル。そしてこのシンプルさが絶妙なトータルバランスに寄与している。逆にそれ以上の物などこのラーメンには不要だ。チャシューは歯応えのあるタイプで、小振りのものが数枚。モヤシは関東圏で一般的なものより細く、これまた小振りだ。茹でモヤシ特有の水っぽいベチャベチャ感が無く、これもスープに対して見事な相性である。
私は東京近辺でこれに匹敵する豚骨醤油を口にした事が無い。普段豚骨系のスープを全て飲み干す事など全く無い私だが、気付けば空になった器の底をぼんやりと眺めていた。どうやらこの店の味に惚れてしまったらしい。

2007年9月10日投稿 | 得票数 [0票] | コメント (0) | このお店へのレビュー: 1件
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