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太めの麺はコシがあっておいしいけれど、ほかに見るべきところは少ない。スープが「ぬるめ」だし、こってりしたスープの中で「あっさり」のアクセントになるホウレンソウはくたくたで食感にも乏しい。トッピングの卵が冷えていて、「ぬるめ」感をより感じる。
開店間もないはずだが、店内の掃除が行き届いていない。この時期、入り口のドアが開けっ放しというのもどうか。実際、虫が飛び込んできていた。カウンターの目立つ場所に、野菜などの段ボールが山積み。不潔感をいや増している。店員二人の私語が目立つ。総じてプロ意識にかなり欠けるお店。だから味もそれなりだ。
久しぶりに行ったら、メニューが一新されていた。
「白いとんこつ(従来のものか?)」、「赤いとんこつ(味噌とんこつ)」、「黒いとんこつ(マー油入り)」というラインナップ。「スペシャル」というのは、味玉、海苔+めんたい、メンマ、ネギ、チャーシュー、角煮がのったいわゆる「全部のせ」だ。
運ばれてきた時はその豪華さに「わあっ」とうれしい気持ちになるが、具がそれぞれに主張しすぎていて、著しくバランスを欠く感じ(なら「全部のせ」など頼むなというところだが)。めんたいもマー油入りのスープも塩辛く、油もたっぷりなので少々胃もたれがする。今度はシンプルなのを頼もうと思う。
それにしても、かつての端正な「英」の印象がずいぶん変わってしまった。「白・赤・黒」のラインナップといい、昨今流行の半熟味玉(かつてはハードボイルドだった)といい、時流に迎合しすぎではないか。食べ飽きないのが「英」の最大の魅力だったのだが、これでは確実に食べ飽きる。
以前は出ていたおしぼりも出なくなったし、三人いた店員さんはいずれも新顔で接客に慣れていない様子だった。
非常に残念だ。個人的にはもとの「英」に戻ってもらいたい。日曜日の正午にはいつも行列ができていたのに、この日は客が非常に少なかったのも気になる。
何度か来ているが、以前よりまたおいしくなったと思った。
不規則に縮れた太麺は、もちもちして食べ応えがある。スープの塩辛さが以前より和らいだようだ。ゆずの香りが若干強くなったように感じた。あじ玉やメンマが冷たくなく、全体に統一された印象。
前日に「こってり」も食べたけれど、「あっさり」との違いは上に浮いている油の量だけらしい。お客さんで「どう違うの?」と聞いている女性がいて、スタッフが「油の量の違いです。こってりが5とすると、あっさりは1になります」と丁寧に答えていた。また中間の「ふつう」を指定することもできるそうだ。今度は「ふつう、麺かため」と頼んでみよう。
厨房の威勢良さは以前に比べて五割り増しになった。というか、この店の威勢良さは天井知らず。麺の油切りをする時にスタッフ全員が大声で「よいしょ〜っ!」と唱和するところや、「麺かため」、「チャーシュー二枚」などのオーダーを掛け合い漫才風に確認するところなど、みんななぜ笑わないのか不思議なくらい奇妙奇天烈だ(笑)。
こだわりのある内装や器と相まって、ラーメンをエンタテインメントの域に高めているお店。
干しエビの香りがする澄んだスープ。細い麺はかために茹でてある。あげにんにくやあぶったチャーシュー(分厚くて大きい)に絡んだ唐辛子など、香りを大切にしているよう。茹でた小松菜もシンプルな塩味に合っていると思う。味玉は麺を茹でるお湯で暖めて入れていたのが好印象な反面、メンマが驚くほど冷たくてアンバランス。
開店間もない店内はとても清潔だが、店員さんはあまりなじんでいない様子。オーナーとおぼしき男性が私服のままカウンター内に入り、タバコを吸おうとする店員をたしなめたり店の裏事情を語ったりするのは興ざめだからやめた方がいいと思うよ。そういうことは裏できっちりやっておいてほしい。















