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以前は「あらびき粉」が別売り(¥100)だったのですが、メディアで紹介されたこともあったせいか、最近は券売機に「正油あらびき」として看板メニューになっています。
やはりこの店のスープは「あらびき粉」を入れることでパンチが効くようで、あらびきに慣れてしまうと、ノーマルのラーメンが物足りなく感じてしまいます。
無化調のスープは、最初はやや物足りなさも感じるものの、ガッツリ入ったあらびき粉、それに油のこってり感と、しっかり味の染みたチャーシュー、肉厚のメンマが効いているのか、舌がすぐにこのスープを受け入れてくれます。
無化調の優しい味に、油が少しくどく感じられる面もありますが、それを差し引いても高得点を付けたいお店です。
それまで、「つけ麺なんて邪道だ」くらいに思っていたラーメン派の自分が、「つけ麺も捨てたものじゃないな」と思うようになったお店です。
他に類を見ないほどモチモチした麺、味のバランスに優れたつけ汁、名脇役のすだち。全体がよくマッチしていて、邪魔をするものが一切ありません。
料理に不満があるとすれば、量がやや少ないことくらい。
できれば90点以上を付けたいところですが、やはりネックは価格。
この量で1,000円近いのは…貧乏人の自分には、気軽に通える店じゃないです。
味的に、他を凌駕しているのは分かるので、700円で出せとは言いませんが、この量なら800円台、この価格ならあと1.5倍の麺量…そしたら90点以上を付けるのですが。
全体的に印象の薄いラーメンでした。
加水率が低いタイプの麺自体があまり好みではないせいもありますが、その麺とスープ、具のチャーシューのそれぞれが、どれも全部合格一歩手前で止まっている感じ。
しかも、それらがバラバラで、マッチしているふうでもなく…。
シャキシャキしたタマネギとか、いちいち炙っているチャーシューとか、無化調のスープとか、丁寧な仕事なのはわかるし、悪いわけではないのですが、何だろう?このモヤモヤは?っていう印象です。
この近辺で、お腹が空いたら、また食べても良いかな…とは思うけれど、わざわざ来ようとは思わないですね。もっとも、この近くであれば、武蔵小山の「ボニート・ボニート」に行くでしょうし…。
大絶賛の嵐の中に59点は勇気の要る採点ですが、基準が「トータルで考えて気持ちが不満に傾く。」なので敢えてそうさせていただきます。
何らかの「料理」として考えれば、よくできた「作品」なのかも知れませんが、普通の美味しいラーメンを食いたい自分には、何がそこまで素晴らしいのか、理解できませんでした。
中華そば550円が安いというコメントに対しても、あのスープと麺の量に具はネギだけなら当然ですし、汁増し大盛りでようやく常識のあるラーメンに到達するのでは、実勢価格は、具がネギだけの「素ラーメン」が850円だと考えても大げさではないのでは。
昔は背脂チャッチャ系にハマッていた自分も、三十路に入って「昔ながらの中華そば」とか「無化調」の方向に指向がどんどん変化しているのですが、さすがに今回はそこまで相容れるには至らなかったのかも知れません。
ごめんなさい。

















そんなに多くの店をガツガツ回ることはないのですが、休日の主食は主にラーメンです。
ただ、昔のようにラーメンで感動することは少なくなりましたね。
それだけに厳しい採点が多くなると思いますが、そこはご勘弁を。
本当に美味しいラーメンに出会えるのを楽しみにしています。