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2019年4月19日の大崎裕史の今日の一杯

東京都北区赤羽

ちゃーしゅうめん

1974年創業の老舗。都内では珍しい手打ちラーメンを提供。東口から西口へ移転し、3月28日オープン。

20年近く食べてないので久しぶりに行ってみた。遠いから少し引っ込んだ入口で目だたないが、続々と人が出入り。満席にはならないが活気のある店内。

メニューを見てみると基本のら〜めんが700円。数量限定でちゃーしゅうめんが1250円。チャーシュー3枚で550円プラス。写真をよく見ると通常のチャーシューとチャーシュー麺のチャーシューは違うように見える。他に冷たい麺としてざるらーめんなども各種。つまみ的な単品メニューも豊富で夜は軽く飲む人も多そう。
たくさんのメニューがあるが店のオススメは白味噌ラーメン。意外だ。20年前の雑誌などでは娘さんが考えたというベーコンラーメンが載っており、私もそれを食べたのだったが今は見当たらない。

迷った末にちゃーしゅーめんを注文。(口頭注文あと払い制)
少し甘めの清湯醤油スープに孟宗竹で打った手打ち麺が入っている。チャーシューはでかくて分厚く柔らかいのが3枚。これはおいしい。麺は太平縮れ麺で佐野や白河とは違い、しっかりとコシのある麺。そういや、最近、久しぶりに食べた「十八番」(野方:高揚@中野出身)にも似ている。そういや昔、どこ出身とか気にしたことがなかったので改めて気になってきた。

会計時に聞いてみると「基本は佐野ラーメンです」と。そうなんだ。都内には佐野ラーメンが無い、と思っていたら40年以上前からあったのか。でも、私がイメージする佐野ラーメンとこちらも麺は違う。そこでさらに突っ込んで聞いてみた。「鹿沼にあるだんぽ」と聞こえたのだが・・・。

会社に戻って調べてみたら石神本の1冊目に載っていて、そこに修業先も載っていた。ひたちなか市の「暖宝」だ。だんぽ→暖宝だったのか。「鹿沼」は?調べてみるとひたちなか市は勝田と那珂湊が合併してできた市。かぬま→かつた、の聞き間違えか?

そして、その「暖宝」を見てみると白味噌ラーメンがウリのようだ。ここで繋がった。
数少ない都内の手打ち麺。長く続いて欲しい。

お店データ

手打ちらーめん 満月

手打ちらーめん 満月

東京都北区赤羽西1-37-3 赤羽アイエスビル1F(赤羽)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。