なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 
2018年12月24日の大崎裕史の今日の一杯

大阪府大阪市北区北新地

2018年11月11日オープン。大阪駅前第2ビルのB1Fにあり、梅田駅や大阪駅からも歩けるので便利。ただし、ビル自体が大きくて店舗数が多く、この店がどこにあるのか、フロア案内図を見つけるまでは苦労する。
そしてこのビルのB2Fには同じ店主が2018年5月8日にオープンした「芦田屋」もあり、連食可能。当然、スタッフの行き来もあり、私が行っていた時にも「ちょっと下に行ってきて」という会話があった。混んでる方に人を送り込むことができるので人員配置にも便利。
店主は他にも天神筋六丁目に「ストライク軒」を2013年8月にオープン。もともとは「マッシュアップ」という居酒屋からスタートして15年。初代「ぬんぽこ」店主でもある。(今は親族に譲った)
というわけでなかなかのやり手。ひょうきんな性格で人なつっこく、ここ数年でいろんな人脈を形成している。今回の新店はそのあたりも垣間見え、集大成的なラーメンになっている。基本メニューの中華そば700円を注文。蘊蓄を読んでいたら味玉を食べたくなり、追加注文。150円。
麺は北海道産小麦を使った特注麺で大成食品(東京・中野)、水はπウォーター(東京)、ワンタンは酒田、桑名のハマグリ、なるとは静岡焼津産、塩は沖縄ぬちまーす、卵は卵界の女王・長崎島原の黄味子(少し型崩れしているところなどは「自分達で殻剥いて作ってます」感満載)、チャーシューは鹿児島の茶美豚で2種類、京都九条ネギ、福岡糸島産メンマ、佐賀有明海苔、淡路産ワカメ、と全国食材を活用。送料だけで随分かかるんじゃないか、と心配になるほど。さしずめ「ひとりラーメン産業展」。
メニューによると「一杯一杯に「おいしくな〜れ」と気持ちを込めて作成」とのこと。ラーメンの出来上がりを待ってる間にそんな「情報を食べていた」せいか、めちゃうまい!こういう飲食雑多ビルにあるタイプではなく、路面なら行列のできるハイクオリティ。清湯醤油味で見た目は普通の中華そば。スープは「水と鶏」だけ。丸鶏はブランド鶏を全国4カ所から集めている。シンプルなはずなのにいろんな旨味が混ざりながら口の中に運ばれる感じで、いや〜おいしくてびっくり!地方店はなかなか再訪しないがここは出張時に行きやすいし、潮そばも食べてみたくなった。

お店データ

どストライク軒 総本店

大阪府大阪市北区梅田1-2-2 大阪駅前第2ビルB1F(北新地)
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2019年4月末現在約12,500軒、約25,500杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。