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2023年10月25日の大崎裕史の今日の一杯

チャーメンマめん(1250円)+水餃子(450円)

1978年創業で45年の歴史。まだ「今日の一杯」に登場してなかった老舗。もう何十回も食べてるので書いているものだと思っていた。西麻布で飲んだときの〆は、「赤のれん」「かおたん」「五行」(閉店)だった。逆に昼に来た記憶があまりないので、昼は初めてなのかも?(笑)
また、夜、飲んだ後に来ることがほとんどなので基本メニューを頼むことがほとんど。今回はチャーメンマめん1250円だ。ここのチャーシューもメンマも好きなのでその二つが増量されたメニュー。それと水餃子450円も。
軽く歴史について触れておく。創業者の赤坂英晃さん(故人)は、自衛隊、ミュージシャン、トラックの運転手などを経て、調理師学校を卒業。洋食屋で修業。その後、全国のラーメンを食べ歩き、博多ラーメンの元祖とも言われている「赤のれん」(1948年創業)が気に入り、弟子入り志願。三ヶ月無給で働き、味を伝授された。「福のれん」は別ブランドにして展開を図ったお店。「福のれん」は経営も変わり「由○」として継続している。また経堂の「英」や「渋谷三丁目」などは、「赤のれん」の傍流になる。
「赤のれん」の麺は細めの平打ち麺。博多ラーメンは低加水の細麺というイメージが強いので「なんか違う?」と思う人も居ると思うが、これはれっきとした博多ラーメンの流れを汲むどころか、元祖博多ラーメンは細麺平打ちだったのだ。この麺は今でも「赤のれん節ちゃん」(赤のれん創業者の長男の店)や「博龍軒」(1948年か1952年創業の老舗)でも食べられる。(二軒とも同系統)
スープが少し茶褐色なのは醤油が効いているから。他の白っぽいスープは塩だれや白醤油または薄口醤油を使っている場合が多い。
改めて「赤のれん」の特徴をまとめると100%豚骨スープ。醤油ダレでスープは茶褐色。細めの平打ち麺。都内の代表的な博多ラーメンと言えよう。
一昨年、「赤のれん」で30年務めた創業者の弟さんが同じ西麻布に「赤のれん東京」を出して話題になったが、続かなかった。
都内では西麻布本店と丸の内の丸ビル6階でのみ、食べることができる。

お店データ

博多麺房 赤のれん 西麻布本店

博多麺房 赤のれん 西麻布本店

東京都港区西麻布3-21-24 第五中岡ビル1F(六本木)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。