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2016年8月13日の大崎裕史の今日の一杯

東京都江東区門前仲町

プチ激戦区である門前仲町に新店。ラーメン店は一階以外は難しいと言われている。「中本」「一蘭」などの人気店系列では成功しているがそれ以外だと「八雲」が思い浮かぶ。こちらはしかも3階で階段のみ。まだオープンして間もないが話題になっているのでもう少しお客さんが居ると思ったが、私ともう一人でやや寂しい。

店内に入った時の店主の表情で顔ばれしたのかどうかがわかるが、どうやら知られているらしい。帰り際に聞いたら、他のラーメン店で働いているときに名刺交換をしたことがあるようだ。しかしながらラーメンはオリジナルで何軒か働いてきた店の影響は受けてない様子。ところがメニューを見ると「白だし」「ワンタン」「支那そば」などのキーワードが目立つ。八雲インスパイア?これも帰りに聞いたが「八雲」を意識したと言うよりはワンタンが好きなのでこういう形になった、とのこと。

注文したのはそのワンタンも食べられる「特製らーめん」1000円を白だしで。(もう一つは黒だしではなく醤油。基本メニューは750円)特製はワンタン3個、チャーシュー2枚になる。通常のらーめんだとバラチャーシューが1枚入るようだが、特製だとそれに加えて、肩ロースのチャーシューも加わる。

スープは白醤油を使った清湯だが八雲とは違ったタイプで無化調。優しい味わいで、若干物足りなく感じてしまいがち。しかし、出汁は出ており、結局スープは全部飲み干した。一般受けするにはもう少しわかりやすくした方がいいと思うが味わいがあり、おいしい。

ワンタンは餡がたっぷりで食べ応えがある。独特な中華的味付け。
チャーシューは特製のため、バラと肩ロースが一枚ずつ。軟らかくおいしい。たまたまだと思うが脂が少し多めだった。(脂好き)
麺は三河屋製麺の中細麺。
醤油はタレだけを変えるのではなく、スープのバランスを変えているようなのでこちらも食べてみたい。
店名の「しんば」は店主の名字。「しんば」で検索すると店名に「新橋」が入ってる店が全部引っかかってしまうのがなんとも(笑)。

お店データ

支那そば しんば

東京都江東区富岡1-22-26 杉田ビル 1F(門前仲町)
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2019年4月末現在約12,500軒、約25,500杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。