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スーパーくいしん坊

男性 - 栃木県

最近の世の中、バカが多くて疲れません?www

平均点 76.547点
最終レビュー日 2013年12月18日
955 759 0 1,737
レビュー 店舗 スキ いいね

「三徳中華そば」@三徳の写真各地で朝ラーが食べられるようになったとはいえ、まだまだ普及したわけではありません。
そうなると早朝に食事ができるのはやはり市場でしょうね。
大都市名古屋駅のすぐ近くにもそんな市場があるようですが、私、全く知りませんでしたよ。

朝8時。
築地に比べてしまえば規模はかなり小さいものの、通りは仕入れの人たちで活気づいています。
市場のある一角の中心あたり、集合ビルの一番奥にお目当てのお店はありました。
仲買いの並ぶ通路を抜けて行くのですが、どこをどうみてもスーツ姿の私はひとり浮きまくってますねぇw
たどり着いたお店はホントに小さくて、薄暗い中に目立たぬカンジで客を待っていました。
提灯と晒しののれんを見れば一杯呑み屋のようです。

店構え同様に古びれた店内はカウンターがポツポツとある程度。
思ったより盛況で、サッと食べてサッと帰るのが当たり前の世界ですから、回転率が恐ろしいことになってます。
メニューを見ればラーメンはあるものの市場のなかの立ち食いそば屋というのが正しい認識かと思います。
入店するとサッとおしぼりを出されましたので、今日は屋号を冠した掲題をサッと頼んでみましたよ。
サッw

提供までは3分ほどで、周りのお客さんに倣ってキャッシュオンデリバリー。
受け取ったラーメンはいかにも立ち食いそば的なごちゃ混ぜ乗っけちゃえ系にも見えますが、
チャーシューの顔は本格派の雰囲気を醸しています。

では目覚めの一杯はスープから。
グビリと行けば薄甘い醤油の味が口の中に広がります。
ん?ラーメンスープというよりもそばつゆのようなイメージですよ。
おかげで生卵が妙にマッチしますw
ストレートの中細麺もありふれたタイプで、若かりし頃に学食で食べた一杯を思い起こさせます。
忙しいお客さんに向けた所為でしょうか、かなり柔らかめに茹でられた麺がより一層の場末感を演出。
小振りながらもたっぷりと入ったバラチャーシューも薄甘い味付けで、おそらくこの煮汁をカエシに使っていると思われ。
とろとろに煮こまれて崩れ落ちる食感は確かに一級品。
もう一方のメイン具材であるかき揚げは粉のぽってりとしたタイプで、立ち食いそば用。
衣がつゆを吸って旨くなる仕組みの奴ですw
中身は玉ねぎと桜えびでシンプルですから、目一杯スープを吸わせて崩れる直前をいただきましょう。
麺量は控えめなのでアッという間のごちそうさまでした。

「飯食うのが遅い奴は仕事も遅い」を地で行く界隈で、腹ふさぎの一杯に出会ったというカンジでしょうか。
あまり「ラーメンを食べた!」というカンジにはなりませんでしたが、営業時間とロケーションを考えれば貴重なお店だと思います。
次回訪問はもうちょっとカジュアルな格好でw

うまい指数 1.05

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「かえるラーメン」@かえるの写真ゲロッパ!再び、北関東珍ラーメン探検隊のスーパーくいしん坊です。
もう今日は水辺の生き物にロックオンなんじゃよw
と出向いたスッポンのお店はリサーチ不足により定休日。
こうなったら、禁断の店に行くしかあるまいよ。

名古屋から地下鉄で吹上まで。
最近、この周辺によく来ている気がします。
駅を出てしばらく進むと通りに面した角に懸垂幕をライトアップしたこぢんまりとしたお店がこちら。
手動とかかれた自動ドアを開けて店内に入りますと、小さなテーブルとカウンター数席で商売ッ気の無いカンジ。
この日は常連さんの飲み会真最中で、こういうお客さんで成り立っているといったアットホームな雰囲気があります。

すでに頼むものは決まってはいますが、一応メニューを確認してから掲題を所望します。
柔和そうなマスターは別段驚くふうもなく、すんなりとオーダーが通ったことに逆に不安になるワタクシ。
「ちょっと時間がかかるからコレでも食べてて」と手早く調理して差し出されたのは砂肝炒めで、これがウマイの何の。
ビールもらいま~すw

グラスを傾け、ちびちびやりながら待っていると、フライヤーで私のカエルちゃんが揚がったのが見えました。
いよいよかw
「すごく熱いです」といって差し出された深い玉丼には種々の野菜が入った醤油タンメン風。
その真ん中に置かれた2本の揚げ物は名古屋名物手羽先とは明らかに違う骨格w
野菜が浮かぶスープに逆さまに突き刺して「スケキヨ!」とやってみるテストwww

メインの唐揚げにかぶりつきたい衝動を抑えつつ、まずはセオリーに従いスープから。
色こそ濃いめについているものの醤油の香りはあまり感じず、鶏ベースの塩スープに近いカンジ。
上にのっている野菜は軽くとろみがつけられてあんかけ状になっていますね。
炒めものの油の旨さと香ばしさに加えて、野菜の甘味がスープに溶け出たようなテイストです。
麺は少しちぢれの入った中細麺でかんすいの香りが強めに出た独特の麺。
かんすいが強い割には嫌な後味が残らないのは何か秘密がありそうですが、熟成の度合いでしょうか?
ぷるもちの食感も口に心地よく感じます。
さてここで、飴色に揚がったカエルをガブリ。
その食味においては鶏肉をさっぱりとさせたようで、旨味成分は思ったより少なめです。
表面の衣のパリッとした部分とスープでとろりと溶けた部分とが織りなす絶妙のコントラストが素敵。
そのカラダに似合わず、結構な食べでがあり、両足をいただけば十分なほどのヴォリューム。
両生類が苦手な人でも鶏肉だと思えば食べられそうな味ですが、
骨への肉のつき方や筋組織の走り方が鶏とは明らかに違うので、騙して食べさせようとしてもバレる可能性大w
ニンジン、白菜、キャベツ、豚肉といった具材は中華旨煮風の味付けで麺との相性も抜群。
それぞれ甘味も強く、調和のとれた味だったと思います。
固形物を食べきり、残った骨をしゃぶりながらごちそうさまです。

カエルにばかり目が行きがちですが、トータルでもなかなか美味しい五目ラーメンでした。
日本では馴染みのないカエルという食材も、おおげさに忌避するものでは無いとも思いました。
何よりこちらの一番の味はマスターだと思いますので、カエルにこだわらず足を運んでみてもいいかも。

うまい指数 1.11

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「牛ホルカレーつけ麺(並盛り)」@カナヤマ55の写真まだまだ続くよ、名古屋珍ラー探訪。
名古屋駅周辺には案外食指の伸びるお店が少なく、再び電車移動。
隣の金山駅前に私の好みにバッチリあったメニューを出すお店を発見したから。

雑居ビルの奥まったテナントで、初見では入りづらい雰囲気ですが、
それを和らげるかのようにエントランスには雑誌に紹介された記事がちらほら。
のれんをくぐると店員さんの元気な挨拶で出迎えられます。
券売機の前に立つと店員さんから「メニューでわからなかったら何でも聞いてくださいね」と声掛けがありました。
最初から頼むメニューは決めていましたが、こういう心配りは嬉しいものです。
お目当てのつけ麺は、茹で上げ500gの大盛りまで無料ということで、そのつもりでいましたが、
ポチった食券を渡すとライスがサーヴィスとのこと。
つけ麺を並盛に変更してライスをつけてもらいました。
さらにダメ押しで「お好みでおひとつどうぞ」と券売機の反対側に置かれた生玉子まで勧められましたよ。

客席は居酒屋風に奥へ真っ直ぐと延びるカウンターのみ。
そこにぽつりぽつりと並ぶお客さんは若い人が多いようです。
まだディナーにはちょっと早い時間としては上々の客入りでしょう。
寸胴の正面に陣取ると、その脇に立ち上る湯気からモツの独特の匂いがしてきます。
臓物好きにはタマラン瞬間で、この匂いを嗅ぐとホッピーなんか引っ掛けたくなりますねw
カウンターにはお店オススメのつけ麺の食べ方が、マンガになったわかりやすいPOPがあります。
都心だとけいすけ系列やTETSU系列でもみかけますが、これは初めての客にはありがたいもの。
さらには希望すれば紙エプロンもくれるようです。
しかも卓上にはIH調理器が完備され、冷めたつけ汁も温めながらいただけるという、いたれりつくせり。

サーヴィスの充実ぶりに感心していると、カウンター越しにつけ麺が提供されました。
麺は小ぶりのドンブリに山と盛られており、つけ汁はステンレスの大きめのボウルに入っております。
こいつを覗き込むと、中にはドロリとしたカレー汁にごろごろとしたホルモンが浮かび、真ん中にはチーズ!
いかにも旨そうなカレーつけ汁ですが、このボウルに入っているのを見ると隣家のポインター、ジョンのエサみたいだ・・・
IH対応の器ということなのでしょうが、これが行き過ぎたオサレの末路なのか?www

ま、問題は味ですから、気をとり直して麺をズビズバ。
ストレートの太麺はなめらかな麺肌で、コシが強くしっかりとした食感でほのかな甘味があります。
つけ麺の王道といったカンジの正統派の麺ですが、茹ではもうちょっとやわらかくてもいいかな。
つけ汁のベースは動物系メインのように感じますが、カレーのおかげで鶏か豚かはわかりません。
全体的に濃いめでわかりやすい味なのは名古屋だからか?カレーだからか?w
スパイシーな本格派ではなく、甘みのある家庭的なタイプのカレーですね。
そこに絡むチーズが溶け出し、よりコクをプラスしています。
巷ではホルモンラーメンといっておきながら、ホルモンの切れ端を2、3個入れてお茶を濁す店ばかりですが、
こちらはホントにゴロゴロと入っており、しかもそれぞれが丁寧に処理されているようで非常に食べやすい。
脂のつきも程よく、プリプリとした食感と満足感を得ることができます。
たまに顔を出すザク切りの茹でキャベツも甘みがありますよ。
この構成では並盛の麺では全然足らず、〆の雑炊にとっておくつもりだったライスに手を出しますw
モツカレーウマー!
一息で掻きこんでしまいそうになりますが、目の前に生玉子があったのを思い出します。
残った麺に絡めるべきか・・・カレーつけ汁に入れるべきか・・・ライスにかけるべきか・・・
ええいと、意を決してつけ汁に投入!
あら、味薄くなっちゃった・・・
仕方ないのでIHでグツグツ温めますと玉子に火が入ってこれまたいいカンジにw
私の食欲も再点火して、今度こそ一気にゴールへ!
ボウルにこびりついたカレーを卓上の魚介系割りスープで胃袋に流しこみ、ご馳走様。

お腹の底のほうにどっしりとした満足感を残す一杯でした。
さらにはホスピタリティが充実している点も非常に気に入りました。
思い出すとよだれが出てくるほどに印象深く、すでに私の中で名古屋名物になりつつありますw
系列店も多いようですので、機会があれば各店を巡ってみるのも面白そうですね。

うまい指数 1.14

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「玉子とじらーめん」@萬珍軒の写真第何回目か全く覚えていませんが、恒例の名古屋珍ラーメンシリーズw
またもやこの街を発祥とする「珍ラーメン」を掘り起こしに行って来ましたよ。

名古屋から地下鉄ですぐとなりの駅で降り、とぼとぼと夜の街を行きますと、丸い電飾の看板が目に止まります。
中華料理屋の形態ですが、どちらかといえば居酒屋風な使われ方をしているようで、活気にあふれた店内。
それでもメニューを見れば、一番目立つ場所にはこのラーメンがどっしり座っているわけで、頼まないわけにはいこのいじょのいこ。

目の前の厨房はさながら戦場のようで、時おり怒号に近い声が飛び交うなか、次から次へと料理が提供されていきます。
おー、やっぱり中華の料理人の迫力は違うねぇ。
あれだけ混んでいるにも関わらず、私のラーメンも10分と経たずに提供されましたよ。

期待に胸ふくらませてドンブリを覗き込みますが、見た目の珍は初級クラス。
スープには背脂のような細かい粒が浮いていますが、これはもしや玉子?
となると、玉子とじラーメンなのに全然とじてないということになりますがいいんですか?
母さん、これじゃかきたまラーメンじゃのいこ!

ま、細かいことは置いといて、実際に食べてみましょうかねw
スープをグビリとやれば想像通りのゆるやかなかきたまスープですが、
玉子に火がしっかりと通っているカンジで、ややザラッとした舌触りを残していますね。
名古屋らしく塩梅は強めで、さらにデフォでかかっている胡椒も強く感じます。
ただ、玉子の甘味がありますので、飲んでいるうちにそれほど気にならなくなりますし、
スープを飲んだ後は、なぜかスッキリとしたあと口なのが不思議です。
麺は透明感のある極細ちぢれでやわやわの茹で加減。
スープの玉子のまとわりつきと細麺のコシのなさの所為で、ところどころでまとまっちゃっていて、
好みの量を箸にとってすすって食べるのはいささか困難です。
もうちょっと太い麺でもよさそうでうが、これこそがこの店の特徴なのでリスペクトしておきましょう。
チャーシューは味の濃いロース系で、おそらく、他の料理にも使っていると思われ。
香辛料がきいた甘めのタイプは好き嫌いが分かれる気もしますが、このスープには意外にもマッチしていました。
気づけばしっかりと完食でしたよ。

ご当地発祥の台湾やベトコンのような訴求力は無いものの、確かに他にはなかなか無い味でした。
インパクトが強烈ということも無いので珍ラーメン初級というところでしょうか。
大きく外へ向かってでていくタイプではなく、地元に愛されているという印象でしたね。
さて、次の珍はどこにしようか?w

うまい指数 0.89

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「松」@総本家 好来道場の写真今池での3店目は名古屋で好来系と呼ばれるラーメンを提供するグループの総本家。
ルーツマニアとしては気になるお店です。
今回は今池から歩きましたが、よく地図を見れば隣の吹上駅のほうが近いようで、
繁華街からはかなり離れて、住宅地の中にぽつんと佇む目立たない構え。
とはいえ、開店前から店前にお客さんがたむろしており、周囲にはある種異様な雰囲気が漂っています。
互いに牽制し合うようなピリピリとした空気の中、定刻ピッタリに準備中の札が返り、皆さん揃ってぞろぞろと入店します。

寿司屋や蕎麦屋のような和の趣を感じる店内は、右手にオープンカウンター、左手は待ち席といったレイアウト。
壁には店是五ヶ条と書かれた薀蓄や、食材へのこだわりのようなものが掲げられていますね。
やや上の方にメニューをみると品名に「松」「竹」「寿」など、やっぱりここも寿司屋っぽいです。
席につくまえに、片隅の券売所で店員さんから前払いで食券を購入。
食券といっても手渡されるのは30x80くらいの黒塗りの立派な木札でずっしりとした感触すらあります。
そいつをスッとカウンターに滑らせて置く様は唐獅子牡丹の高倉健ですぜ。

それに呼応するように厨房では半券が皿に載せてマスターに差し出されますが、見れば1ロットは4杯。
大きなざるを内側で4つに仕切った変わった茹でざるを使っていますね。
見たところお手製のように見えますが、探せばもうちょっといいものがありそう。
それをそのまま鍋に入れて蓋までしちゃうのですね。
茹で上がった麺をドンブリに移すのがすごくやりづらそうですが、なぜテボにしないんでしょう?w
そんなことを考えながら待つこと10分少々、2ロット目で提供となりました。

大きめのドンブリになみなみと張られたスープは濁りはあるものの、醤油の鮮やかな色が出ています。
チャーシュー、メンマといった具材が沈んでいるのはスープが多い所為でしょうか?
それとも麺が少ないからでしょうか?
いずれにせよ、これが名古屋好来系のルーツの一杯。

慎重にスープを掬ってのひとくちめ。
まず最初に感じるのはカツオか青魚系の酸味が強いダシ感で、これは想像以上のインパクト。
動物系は鶏が主体のようですが、こちらはさほど主張は強くはありません。
飲んでいるうちに徐々に酸味が抜けていって、醤油と昆布系の旨味が浮き上がってくるようなイメージ。
脂分が少なめなのも手伝って、無化調ラーメンでよくお目にかかるような味の構成に思えます。
カツオの香りだけ嗅いでいると、蕎麦屋のラーメンのような印象さえありますね。
これに合わせる麺は私の経験では中細ストレートなのですが、中太で軽くウェーブのかかった短めの麺を使っています。
いわゆる家系の麺によく似た形状と食感で、名古屋で家系の人気が高いのは好来系の麺と似ているからかもしれません。
スープとの相性もなかなかのものですが、初めに感じたように麺量はやや少なく思えました。
チャーシューはデフォでバラロールが4枚と豪気に見えますが、やや薄めのスライスなので実質2枚程度。
ただし、もち豚を使っているようで、薄めの塩加減と脂身の甘さがとてもバランスが良いものでした。
メンマは生タケノコから作ったような、かなり歯ごたえが良いタイプ。
発酵臭や塩戻しにありがちな雑味は無く、薄味でもクセがなく食べられるものでした。
終盤、卓上に置かれて気になっていた高麗人参の入った酢を回し入れますが、
もともと酸味があるすーぷでしたので、大きく印象が変わることはありませんでした。

ご当地で人気が高いのも頷ける上品な一杯に思えました。
個人的にはスープにおいて無化調ラーメンでありがちな物足りなさを感じたのも事実。
ラーメンらしいどっしりとした満足感を求めるかたは工夫が必要かもしれません。
次回はこちらで修行したお店をまわってみて、答えを出したいと思います。

うまい指数 0.88

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「中華そば」@大丸の写真真夜中に宿を抜け出し夜の街へ。
盗んだバイクで走り出すわけにもいかず、徒歩でお目当ての店に向かいます。
なんでも深夜2時に開店して、早朝5時前に閉店する商売っ気ゼロの店があるらしいですよ?

店を探しながら大通りを歩いていくと暗闇のなかに若いあんちゃんが立っていて、怪しい雰囲気。
反射的に関わらないほうがいいと、伏し目がちに足早に通り過ぎた視界の端に、
わずかに開いた扉からぼんやりと光が漏れていて、ラーメン屋のカウンターがちらりと映ったのを捕らえます。
なんだ、ここかw
看板もあがっておらず、まわりも何の商売やってるかわからないような建物で、
人が立っていなかったら間違いなく見つからなかったでしょう。

中から出てきたお客さんと入れ替わりに入店しますと、広がるカオスw
広がるといっても、カウンター6席のみで調理場とあわせても2坪もなさそうな極狭の空間。
壁にはべたべたとシールが貼られ、誰かのサインなども飾られています。
メニューらしいものを探す前に70は越えているであろうマスターから「ラーメンの硬めでいいかい?」との提案。
手の内を読まれたかと思いつつも、快く承諾しますと、矢継ぎ早に「どれくらい?」との問い。
初訪問ですから「普通で」と答えますと「うちは1人前、1.5玉から2玉入れますから」
といって鍋に投入したのは、俺1人分なのにどう見ても3玉??

3分ほどで茹で上がり、さて提供。
「お兄さん、立ち上がって布きんで受け取ってください。スープいっぱいでこぼれるでね」といって
マスターが高台にのせたのはなかなかの登山スタイル。
普段の二郎でヤサイマシから離れた私にとっては標高的には近年最高かと。
いうとおりに受け取り、じっくり眺めますともやしの下には肉らしいものとカマボコが見えています。
スープも麺も見えませんがこの中に3玉分入ってたら食べきれないなぁ、と思っていたら、
マスターが「麺余ってるけど誰か食べる人はおるかね?」と肩がくずれ落ちるような発言w
「最初から茹ですぎなんだよ!」とツッコミを入れる間もなく、隣のお兄さんが挙手して「俺食います!」と、
さらに腰から砕けそうなやりとり。
極めつけは「うどんもあるから欲しい人は食べてね」とボウルに入ったうどんを客に巡回させる始末。
なんだ、この店はwww

いつものようにスープから行きたいところですが、レンゲがないので、麺を引っ張り出しての天地返し。
あふれそうになるスープを口でキャッチしますと強烈な醤油汁。
北関東の塩分まみれの食事で育った私でさえ、頭がグラグラしそうな生醤油感w
そのかわり油っぽさは全くなく、ある意味ヘルシーw
わずかながらに昆布か化調かのグルタミン系の旨味も混ざっているようです。
動物系のダシ感は感じられず、ラーメンスープらしさはほとんどありません。
麺は中細ストレートで黄色味が強く、透明感があるスタンダードな中華麺を使っています。
「硬めで茹でます」と言った割にはコシはなく、びよんびよんとした食感ですが、これはもとの麺の所為でしょう。
食べている間にもみるみる麺が醤油の色に染まっていくので、早々にもやしの上にサルヴェージ。
チャーシューの代わりに甘辛く煮付けた豚肉がごろごろ入っていますが、味付けの度合いは大和煮というか佃煮レベル。
その味付けから、おそらくこの肉の煮汁をかえしに使っているのかと推測。
こういった味の強弱を露骨につけてくるのがとても名古屋らしいと思うのは坂東の田舎者の偏見でしょうか?
もやしは業務用に使われる鮮度の良い根きりもやしではなく、普通の根つきのものを使っているので雑味が強いです。
もやし率100%なうえ、味付けもないのでスープの塩っぱさで上手に食べていきますが、
それでも味が足りないときは卓上にある調味料の出番。
にんにく、こしょう、味塩、一味、ラー油、とんかつソースとバラエティに富んでおり、
なかでもマスターのオススメはとんかつソースとのことでしたが、今回は遠慮させていただきましたw
そしてどういうわけか結構な量が入っているナルト、カマボコ、焼きちくわの練り物3種。
これが意外にもこのスープとは一番マッチしていましたが、腹持ちも良く、満腹感がじわじわやってきます。
やられる前に一気に固形物を平らげてご馳走さまでした。

途中に出されるうどんや麺、もやし、肉などどれだけ食べてもお会計は550円だそうで、
しかも帰り際にブラックサンダーをおまけとしていただきました。
塩っぱくなった口に、チョコの甘味が追い討ちをかける心憎い演出。
塩っぱいと甘いのハーモニー、最後の最後まで名古屋味だw

いろんな意味ですごいお店でした。
点数をつけるのがはばかられるほどの個性を持っていますが、
RDB基準であるところの「普通」60点でお茶を濁したいと思います。
全然「普通」じゃないですけどねw
二郎なんて比較にならないほどに好き嫌いが別れるお店だと思いますが、
営業時間のハードルを越えて、お客さんがひっきりなしに来店する理由がちょっっとだけ分かりました。

うまい指数 0.82

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「ラーメン A.伝統の油こってり濃い口」@呑助飯店の写真麺文化的にうどん優勢の名古屋。
ラーメンの影は薄いながらも独自の発展を遂げ、各地に名物ラーメンを生み出す街。
なかでも今池周辺にはオリジナリティの強いお店が点在するとのことで、足を運んでみました。

まず訪れたのは「重油ラーメン」の異名を持ち、半世紀以上の歴史を持つこちら。
老舗の構えを期待して訪れると、スッキリとしたデザインに建て替えられた普通のラーメン屋でしたw
入店すると右手にカウンターが延び、左手は小上がり。
お客さんは常連さん中心で、皆さん名物の餃子で一杯ひっかけながらテレビの中日戦を眺めています。

メニューを見ますと、ラーメンが先頭にあるものの一品料理もあり、街の中華屋さんのラインアップ。
お目当ては「重油」ですからラーメンの油濃口をお願いしました。
カウンターの内側は3人体制で、見たところ家族経営っぽいカンジ。
一品料理はマスターらしい男性が担当し、私のラーメンは若いおねぇさんが作り出します。
もうひとり、ここの女将と思われる70をゆうに越えたお母さんがせっせと餃子を焼いております。

ラーメンはおぼつかない手付きで麺上げされ、10分ほどで到着。
小ぶりのドンブリに入っているのは確かに「重油」を思わせる黒の液体。
表面は油のような気もしますが、スープとの間に境目のようなものはなく、ただただ深い黒。
湯気の類は全く上がりませんが、古い定食屋のフライヤー近辺から漂うあの匂いがしています。
うーん、久しぶりにラーメンを目の前にしてちょっと腰が引けちゃうなぁ。

では、意を決してスープをひとくちいきますと、
意外にも脂っこさよりも香ばしさが口の中に広がりますが、
その香ばしさも焦げ臭さとのギリギリのレヴェルでの攻防がされているカンジ。
見た目から想像されるマー油のような旨味ではなく、明らかに焼きついて酸化した油を思わせる味。
もう一度奥のほうから大きく撹拌するイメージでスープを掬いだしますと、
その奥にうっすらと塩とも醤油ともつかない味が感じられます。
これは今までに経験したことの無い、なんとも微妙なスープ。
麺は中細のストレートで、かなり柔めの茹で加減。
スープの中から手繰りだしますと、油まみれでぬらぬらと光っており、熱で延びてしまっているカンジ。
熱いのですすって食べるわけにもいかず、少量をレンゲに移して食べていきます。
もう、この時点でラーメンとは違う料理のような気がしてきましたw
チャーシューは厚みのあるバラが2枚。
これがビックリするほど美味しくて、さすが中華屋さんだと見直します。
このスープで油まみれになっているのが惜しいくらいw
薬味にネギが入っているものの、見栄えだけで効果が全く無いのは想定内。
固形物を食べ終え、レンゲでスープをちびりちびりやっておりますと、だんだんと慣れてきました。
冷めてくると少しづつ醤油の味が立ってくるようですが、
どうやら、ここの美味しさを理解するにはもう少し通いつめることが必要なようです。

唯一無二のスープを守り続けるこだわりを感じることはできました。
ただし、このラーメンの持つ意思により、私のようなラヲタは完全に余所者として排除された気がします。
この街の味の番人に認められるには、私ではまだまだ修行が足りないということですね。
非常にいい経験になりました。

うまい指数 0.63

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「六三六らーめん」@麺や 六三六 名駅店の写真新幹線の指定の時間までにひつまぶしと味噌煮込みうどんをたいらげた私の胃袋には、まだ若干の余裕がありました。
近くを検索するとチェーン店ながらも評価の高い手頃なお店があるではないですか。
せっかくですので寄って行きますw

官公の会議ホールのようなビルですが、吹き抜けの開けた地下飲食街にお店がありました。
屋台風の構えで、店前の看板には国内産煮干しが決め手のラーメンとの文字が書かれています。
場所が場所だけに店の外まで煮干しが臭ってくることはありませんが、
先人のレヴューを参考にしますと、なかなかのニボニボ具合のようで期待が高まります。

券売機でデフォの一杯を買い求め、のれんをくぐりますと威勢の良いご挨拶。
昼の中途半端な時間なのでお客さんはポツポツといったところ。
のぞいてみますとつけ麺の人気が高いようで、ラーメンをオーダーしているのは私だけw
目の前の薀蓄によれば無化調のトリプルスープというラヲタにはたまらない構成にヨダレが止まりません。
頑丈そうなカウンターで待つこと5分少々でのお目見えとなりました。

思い描いていたよりもスタンダードな見た目ではありますが、
ちょっと赤味の強いスープの色具合は関東ではあまり見かけないような気がします。
煮干しの匂いもさほど感じられませんので、果たしてどんな味なのか気になるところ。

期待と不安が入り交じった面持ちでスープから。
思ったよりとろんとした濃度で、想像よりもずっとはっきりと旨味が前面に出ていて
無化調とは思えないほどにわかりやすい旨味です。
醤油の味か、野菜の甘味なのか、関東の田舎侍には甘ったるいと思うほどの強めの甘さを感じますが
不思議なことにあと口はさっぱりしています。
当初期待していた煮干し感は力強さはあるものの、どちらかといえば後押しに回っているカンジで
それだけがガンガン主張してくるようなニボニボ感というものはありません。
いわゆる豚骨魚介ではあるのですが、こういうタイプは初めてのような気がします。
これに合わせる麺は中太のストレートで、麺肌はつるつるとなめらかなもの。
ちょっとパスタっぽい雰囲気もありますが、コシが強く、モッチリとした食感で、スープはその粘度ゆえによく絡みます。
なんだかご当地名物あんかけスパゲティに近いように感じるのは、私のいい加減な名古屋メシ知識の所為でしょうか?w
チャーシューは炙りが入ったロース系で、やや肉の臭みがあったのは残念。
変わったところで、タマネギスライスが入っていましたが、
濃い目のスープがうまい具合にタマネギを包みこんで、思いのほかスープと良く合います。
最後に卓上にあったタバスコのような唐辛子の液を垂らしてみましたが、
これを入れることで、さらに甘味と辛味の両方が引き立って面白いスープになりました。
激辛も名古屋的なキーワードですがこの演出も個人的に大いにアリでした。
予定になかったスープ完飲でお腹パンパンのご馳走様です。

思いもよらず名古屋チックなラーメンに出会えたような気がします。
やはりこのテの味付けの濃い、わかりやすい美味しさを名古屋の人は好むのかもしれませんね。
機会があればつけ麺も試してみたいと思いました。

うまい指数 1.03

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「特製ラーメン」@スガキヤ 刈谷バロー店の写真世間では名古屋メシなどというジャンルがもてはやされておりますが、
いくら味噌カツやひつまぶしを食べても私の心は満たされないのであります。
名古屋メシといったらスガキヤだろ!w

てなわけで、ホテルからほど近いスーパーのフードコートにお邪魔しましたよ。
今日は豪盛に特製をオーダーの420円也w
3番のブルブルピーを手渡され、パイプ椅子に毛の生えた華奢なテーブルで待つこと5分足らず。
緊急地震速報さながらのけたたましい衝撃音で呼び出されます。
出迎えに上がるとカウンターに店員さんの姿は無く、トレイにのせられたラーメンがあるばかり。
たぶんこれでいいのだろうと、ブルピーと引換に勝手に持ち帰りますw

メラミンのドンブリの中身は覇気がなく、おざなりな盛り付けですが、
MoMAにも展示されているというラーメンフォークに出会えただけでもヨシとします。

それでは、ラーメンフォークをさりげなくどかして、ドンブリの縁からスープをズズズ。
だってあれ、使いにくいじゃん!w
脂っ気のない動物系に過剰とも言えるカツオ風味がいかにもインスタント感を醸しておりますが、
そんなことは折り込み済みで、関東では味わうことが困難なスガキヤ風味を堪能します。
中細のちぢれ麺もかなりやわめの茹で具合ですが、小さなお子様からお年寄りまで
誰もがいただけることを考慮しているものと思われます。
ペナペナで判の小さなチャーシューですが、やはり有るのと無いのでは満足感が違います。
途中で半熟のポーチドエッグを破り、流れでた黄身に麺を絡めていただくのがお気に入り。
お買い物途中の小事飯としては丁度良い分量も手伝い、あっという間のペロリ。
納得のご馳走様でした。

当たり前のようにそこにあり、とりたてて旨くはないけれど、それでもこの味を食べると名古屋にいるなと実感。
中京地区をはじめ、各地のフードコートで同じ味がいただけるので無理に採点することもないのですが、
この味を生み出したスガキヤに敬意を表してw

うまい指数 1.07

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「竹燻製麺+めはり寿司」@玉響の写真恒例の名古屋出張。
いつもタイトなスケジュールで自由にラー食するのもままならないのですが、
以前から私のアンテナが反応するお店が1軒。
どうにも食べてみたいと、西村京太郎ばりの時刻表トリックを駆使して何とか訪問できました。

国道から路地を入ると小さな看板が目につきますが、見た目は完全に民家w
そこの庭先から家の中をのぞくと、お客さんがいっぱいで確かにお店のようです。
昼時とあって満席らしく、ウェイティングも出ている人気ぶり。
この時点で1秒を争う私のトリックは破綻しているのですが、もう後には引けずにそのまま待機。

どうやらこちらは私が考えていたよりもかなりのオサレ店のようで、真昼間からカップルばかり。
若いムスメさんが好きそうな民家を改装したカフェで、ベーグルとかスコーンとかスイーツ(笑)とかなカンジw
マスターと助手さんはともに作務衣のイケメンですし、インテリアも和を基調にしっとりと大人の雰囲気。
御案内だってきっちりとテーブルセッティングができるまではおあずけです。

やっとカウンターにつくと目の前にはいなり寿司とめはり寿司ののった大皿があり、思わずよだれが出ます。
メニューには黒板書きの限定ものやカレーなどもありましたが、
レギュラーのなかから基本の味であろう掲題をオーダーしてみました。
普段はご飯ものを頼まない自分ですが、その見た目と安さの誘惑には勝てず、めはり寿司も追加w

調理のほうはとても丁寧に作っており、細部にどことなくこだわりを感じます。
場所柄、瀬戸か信楽の器だと思いますが、先客に提供されるラーメンのドンブリは、
ひとつひとつ違うかたちのものを使っているようで、一杯ごとに違った顔をみせるという演出はいいと思います。
間もなく私のもとにやってきたラーメンはあられが振りかけてありまして、見るからに繊細さを感じるもの。
燻蒸香がほのかに漂っていますが、スープなんてほとんどお湯なんじゃないかというほどの透明感です。

では、その澄みきったスープからいただきます。
サラリと滑るようなスープはやわらかい塩気をかすかに感じるものの、旨味の軸がわからないほどの薄味。
とはいえ、味気ないなどということは一切なく、高級料亭の椀物のようなギリギリのラインを辿っています。
これは普段醤油の味に慣らされている坂東の田舎侍にはちょっと味の評価が難しいところ。
ただ、繊細さがあるだけにチャーシューの燻蒸香が邪魔くさく感じてしまうのは非常に惜しい気がします。
これだけスープが女性的だとそれに合わせる麺もおのずとおとなしめのものになるようで、
透き通った軽いちぢれの細麺はちゅるちゅるとしたすすり心地の柳腰。
茹で加減も若干やわらかめとなっており、なめらかさ、しなやかさに秀でた食感です。
チャーシューは小ぶりのバラスライスが2枚で、これが噂の竹燻製ですね。
塩味にハーブの香りの残るもので、物珍しさからのプレミアムがあるようにも思えます。
もうちょっといただきたいのはやまやまですが、チャーシューを増やして下品にするより、
ネギや味玉のトッピングをするほうが、このラーメンの世界観にはふさわしいような気がします。
メンマは薄味の材木系でやわらかく仕上がっており、素材の味を生かした調理です。
合間にサイドオーダーのめはり寿司をいただきますと、これがまた絶品。
めはり寿司というと目を見開くほどに大口を開けて食べるのが本来のカタチと聞きましたが、
これはもともと小ぶりなうえに、食べやすく半分にカットされています。
さわやかな高菜の酸味と適度な塩梅は、このスープに合わせたかのようにベストマッチでオススメ。
気づけばスープまですっからかんで御馳走様。

食べたそばから浸み込むように身体と同化していく感覚のラーメンでした。
「お腹いっぱい」や「超ウマウマ」とは違うベクトルの満足感を味わうことができると思います。
逆に言えば、そういう満足感を求める人には向かないお店とも思いました。
いままで私が食べてきたオサレ店と比較しても大きくカフェ寄りのお店。
ここならラーメン嫌いの女性を連れて行っても許してくれるかもよ?

うまい指数 1.00

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