なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 

のらのら

男性 - 東京都

はじめまして。レビュー開始から一年が経ち、二年目の目標を全国制覇にしました。一杯のラーメンに出会うまでの経緯も書き記しているので、前置き等が長くなりがちですがお許しください。しかし採点に関しては立地 接客 衛生面 価格設定などは考慮せずに、ラーメン一杯に対しての評価にしています。自分の好みだけで評価しているので不快な文面もあると思いますが、何卒宜しくお願いします。

平均点 73.435点
最終レビュー日 2019年7月19日
568 460 14 1,850
レビュー 店舗 スキ いいね

「ラーメン (豚1枚 200g) ¥770」@麺屋 もりのの写真平日 曇天 10:15 待ちなし 後待ちなし 後客13名

〝ニューオープン パトロール〟

昨晩はRDBの新店情報を元に新たなラーメンとの出会いを求めると、居ても立っても居られずに家を飛び出して船橋駅前の老舗サウナに宿をとった。

こちらのサウナは決しては新しくはないのだが、なんと言っても広々としたサウナ室が魅力なのだ。肝心のサウナ温度や水風呂は完璧とは言わないが、昔ながらの食事処のメニューの充実ぶりは関東屈指だ。そんな食事処でもっぱら最近のお気に入りは「牛ハラミのあぶり焼き」で、固形燃料の鉄板ではあるが自分で焼きながら楽しむスタイルなのだ。値段も手頃で量もツマミにするには丁度良いのだ。このサウナはネット予約すると生ビールを含むドリンク一杯無料券が付いてくるのも大きな魅力だ。無料生ビールを含めて3杯ほど燃料補給をしてから、夜のネオン街へと繰り出した。

本日の予定を頭に入れて2セットだけに控えたのだが、ついてくれる女の子が全員東京生まれの子ではせっかくの船橋ナイトの楽しみが半減してしまった。次回の参考のために千葉のラーメン事情を入手したかったのだが、あえなく失敗に終わった。しかしおかげで飲みすぎる事もなく記憶の定かなうちにベッドに入れた。

翌朝も天気こそは怪しいが体調万全で目が覚めると、閉館間近まで朝風呂を楽しんだ。閉館時間が近づくと清掃のおばさま達が着替えの最中でもお構いなしに入ってくる。どう見ても先輩と思われるおばさま達に全裸を見られた時に、まだ恥ずかしく思う少年心が私の中にある事を知った。

そんなこんなで午前10時にチェックアウトすると、すぐに船橋駅に向かい東武アーバンパークラインにて最寄りの塚田駅を目指した。最近ラーメンのおかげで乗車機会の増えた路線なのだが新型車両ばかりで、ドアの開閉音がやたらとうるさい旧型車両に出会わなくなった。また本日も新型車両で寂しさを感じながら二駅で人生初の塚田駅に着いた。ホテルを出てからたったの15分で到着と船橋に前泊した価値を噛みしめた。

駅の西口へと階段を下りて右を見れば真っ赤な看板があり、駅からも歩いてすぐの利便性の良い立地だ。1分もかからず着いた店先は半シャッター状態なので定休日ではなさそうだ。向かいにあるコンビニで水分補給の水を購入して、店先から少し離れて張り込みを開始する。

駅前と言えど、人通りや交通量も少なく穏やかな時間が流れている。張り込み最中に店主さんが玄関先の掃除に一度出てきたくらいで状況は変わらないままに時間が過ぎていった。定刻5分前になっても並びもなく、それらしき客も見られずに定刻2分前に早開けとなった。

手書き風の赤のれんが掛けられたのを確認してから先頭にて店内に入ったが、入口右手の券売機の前に立った瞬間に思いもよらない展開が待っていた。それはメニューの内容よりも券売機の上に貼られた、俗に言う〝コール〟の説明書きの存在だった。すなわちJ系と言う事なのだ。人生の中で数回は食べた事があるジャンルではあるが、あの中毒性が恐怖となって極力避けてきたタイプなのだ。券売機の前で躊躇していると後続が次々の入店してきたので、慌てて上部左端のボタンを押してしまった。すぐさま店主さんにアリナシを問われ、訳も分からずにフツウと答えた。

RDBには新店ゆえにレビューもなく写真すらも挙がっていなかったが、まさかJ系とは思いもしなかっただけに困惑しながらカウンターに腰を下ろした。ウォーターサーバーのお冷の飲んで冷静になろうと覚悟を決めて店内観察をはじめる。

カウンター四席と三卓のテーブル席の店内をご主人おひとりで切り盛りしている。ワンオペにしては広い客席なので、調理からカスタマイズの応答や配膳までの全てを担うのは大変そうである。狭い調理場に入りきらなかった冷蔵庫や冷凍ストッカーなどの厨房機器は客席の端に設置されている。本日の客層は圧倒的に地元の方が多く会話の内容からは近所にラーメン屋がないようで、こちらのオープンを楽しみにしていたと言う高齢者の方々も見られる。たしかにオープンして5分もしないうちに店内は満席となり、中待ちまでも発生していた。そんな地元の期待を一身に受けて調理に励むご主人の姿を眺めながら待っていると、ワンロット4杯仕上げにて我が杯が到着した。

その姿は真紅の高台丼の中で数回しか見た事のない景色を見せてくれる。実際にも余程の緊張だったのか写真が手ブレしてしまっていた。しかしながら〝フツウ〟が功を奏したのか強烈なインパクトは感じられず、恐怖心も和らいできたところでレンゲを手にした。

まずはスープをひとくち。J系と言えば標高が高いイメージがあったのだが、盛られた野菜も大量ではなくスープの液面も顔を出している。そんな隙間を見つけてレンゲをグッと押し込んでみると、サラリとした非乳化タイプのスープがレンゲの中に流れ込んできた。その印象は味噌ラーメンよりも軽やかに感じ、J系の中でも穏やかなタイプなのだと自分に言い聞かせた。いざスープを口に含むと、口当たりからも濃度の濃さは全く感じられずに清湯スープとも変わらない印象だ。鼻の奥では豚由来の動物系出汁の香りがするが獣臭さはなく清らかにすら思えた。カエシも強いと想像していたが、高めの設定ではあるが喉が灼きつく程ではない。連日のサウナ浴の影響で塩分を欲しているのかもしれないが、許容範囲内の塩気で助かった。しかし一番の心配材料であった旨味の底上げもされていて、自身の脆弱な味覚は支配されてしまった。大した分量ではないと思われる旨味補填なのだが、果たして本当に必要なのだろうかと思える土台の動物系スープがしっかりしているので不思議に思った。〝アブラ〟や〝ニンニク〟が抜けるのであれば〝コナ〟も抜きでお願いできれば、本来のスープの旨みだけでも十分に美味いスープに思えて残念だった。

調理工程の中で生麺の状態を目の前で見たが、打ち粉にまみれた極太麺を茹で釜に投入すると麺上げまで300秒を数える長い茹で時間だった。そんな麺を箸で持ち上げるが、モヤシが邪魔をするので必然的に〝天地返し〟を行なっていた。丼の中から現れたストレート極太麺は切刃のエッジが生み出す長方形とも見える特殊な形状をしている。麺一本の重みからも加水の高さと豊富なグルテンが伝わってくるパワフルな麺質を想像する。箸先からはハリの強さが鋭く感じられ、麺を掴んでいる感覚ではない違和感もある。ここまでくれば怖いものはなく、一気に数本をすくい上げる。麺のエッジがシャープに唇をえぐって飛び込んできた麺は、300秒の茹で時間でも強いコシを残している。グルテンの弾力性よりもパサつきすら感じるような麺質なので、独特な歯切れを生んでいる。あまり馴れ親しみのないタイプの麺に戸惑いはしたが、嫌いな麺ではなかったのが本音だ。食べ物を食べ物で例えるのはナンセンスだが、酸味の効いたトマトソースをからめて食べても美味いだろうなと考えてしまった。

具材は豚バラの煮豚型が大判の厚切りでセンターを陣取っていた。まず感心したのが、ワンオペなのに盛り付け直前に切り分けていた点だ。手間を考えれば切り置きすれば負担も減るだろうが、切り立てにこだわるご主人の思いが伝わってきた。そんな思いを胸に思い切り頬張ってみると、強めの味付けだが脂身の甘みと相まって新たな旨みを生み出している。あまり得意ではない豚バラの脂身だが、今回は赤身の占める範囲が多い部位が当たったので幸運にも脂っぽさを感じずに食べられた。

モヤシも直前に茹でられていたのと、鮮度の良いモヤシを使われていたので不快なアンモニア臭もなく軽めの茹で加減がシャキシャキとした食感のアクセントを与えてくれた。

薬味の白ネギは小口切りよりも細かく刻まれていたが全体の中では目立つ存在ではなく、あくまでも脇役となってサポートしていた。麺を食べていると、たまにシャキッとした軽い食感と辛味のある刺激を与えてくれた。

今回は下調べ不足で私の好みとは違ったタイプのラーメンに出会ってしまったが、頭でっかちになっていたJ系への苦手意識を少し減らしてくれたような気もする。周囲の客人の満足そうな笑顔を見れば、すでに地元に愛される要素を持った店だと察しがつく。採点は厳しくなっているが、あくまでも好みの問題だけで評価した一杯でした。

投稿 | コメント (0) | このお店へのレビュー: 1件

「ラーメン 小 (麺1玉) ¥700+煮玉子 ¥100」@煮干しだし醤油ラーメン 桂の写真平日 曇天 13:30 中待ち2名 外待ち8名 後客8名

〝ニューオープン パトロール〟

本日は新店めぐりの連食のために北関東まで足を伸ばした。情報量の乏しかった茨城県土浦での一食目を無事に終えると、次なる目的地のコチラへの移動を開始した。

一軒目の店まで向かった路線と同じバスに乗車して、先ほど降りたつくば駅とは反対方向の土浦駅へと向かった。バスで15分も走ると土浦駅にたどり着き、そこからは常磐線の各停にて我孫子駅を目指した。さらに人生初の坂東バス 8系統上り 東我孫子車庫行きにて5分で最寄りの我孫子高校バス停にようやく着いた。すると目の前にはお祝いの花と行列が並んだこちらの店が見えた。

昼のピークは外して来たつもりが店先には多くの人が並んでおり、最後尾につけて外待ち開始となった。大きな日除けテントの中には以前にあったと思われるヤマザキパンの看板も残っており、下から覗き込むと面白い光景が見られる。外観の雰囲気としては新築ではないがキレイに改装されていて新店舗ならではの清潔感と明るさに満ちている。目の前には高校があるので店内にも行列にも高校生が多く見られる。あとは地元の方たちと思われる高めの年齢層の客が占めている。タイミングが悪かったのか、並びに動きがなくガラス扉越しに見える店内の様子も半数以上が配膳待ちとなっている。最後尾につけてから25分程で中待ちベンチに案内されると、入口右手の券売機にてお題を決める。つけそばもメニューにあるがラーメンのスープは一種類だけで勝負されているので選ぶのは麺の量とトッピングだけとシンプルなラインナップだ。連食でなくとも選んだであろうラーメンの小盛りを選び、追加で〝煮玉〟とだけ書かれたボタンを押した。二枚の食券を手にして中待ちベンチに戻り二次待機となる。

そこからカウンター昇格までの10分間で店内を見渡してみる。白い壁と木目調のカウンターやテーブルが設けられた真新しい店内を本日は店主さんを含めた二人体制で切り盛りしている。店内にトイレが見当たらないので外部に設計されたレイアウトなのだろうか。厨房内に目をやると回転率が良くない理由がひとつ分かった。調理工程の全てを店主さんが担っているのだが、ラーメンだけでも大変なのにチャーハンまでも中華鍋であおっているのだ。とても手際良く出来上がってくるチャーハンも美味そうではあり、食べ盛りの高校生たちの胃袋を満たすには必要だとは思うが大変そうに見えた。それでも笑顔を絶やさず調理と接客もこなす店主さんには敬意を感じながら待っていると、半チャンラーメン的な大盛りを食べ終えて満足そうに退店していった男子高校生たちと入れ替わりにカウンターに昇格となった。

券売機の横のウォーターサーバーでお冷を入れてからカウンターに腰を下ろした。すると直ぐに調理が始まると、着席して4分で我が杯が到着した。その姿はステンレス盆の上に置かれた屋号入りの白磁高台丼の中で、小盛りでも十分なボリュームを見せている。盛り付けのレイアウトやチャーハンとの組み合わせを見て、松戸で行ったラーメン店を思い出した。派手さの一切ない素朴な表情に昔っぽさを感じてしまうが、その懐かしさが裏目にでるのではないかと心配しつつレンゲを手にした。

まずは赤銅色のスープをひとくち。たっぷりとラード油が液面を覆い尽くしたスープにレンゲを落とすと、かなりの熱量を感じる湯気が立ち昇った。その湯気の中にはハッキリとした煮干し香が含まれているのが分かり、焦がし油のような香りも伴っているので煮干し油だろうか。本能的に高温スープだと危険を察知しながら口に含むと、予想以上の熱さが唇を襲った。その後で煮干し由来の軽い苦味と、初期値でも白コショウの刺激が口の中に広がった。ベースには豚骨清湯スープと魚介スープがタッグを組んで清らかな旨みで土台を築き、煮干しラードでコクをプラスしている感じだ。しかし懸念された昔ながらの旨味成分も、白コショウの刺激の影に隠れて潜んでいた。余計な旨味を残念に思いながらスープを諦めた。

続いて麺を持ち上げてみようと箸で迎えに行くと、巧みに平ザルで麺上げされた中細麺がスープの中で〝ダマ〟になって固まっている。麺肌に溶け出したグルテンが麺を癒着させてしまい箸を突き刺せば、ひとかたまりで持ち上げられる程にまとまっていた。盛り付けで麺に高さを出すためのテクニックかとも思えたが、それをスープの中で泳がせてほどく作業をしなければならなかった。程よく麺がほぐれたとこで箸先の麺を見ると、少しだけ波打った形状の透明感がある麺質だ。そんな麺上げまで120秒の麺を一気にすすり込むと、溶け出したグルテンとラードの潤滑油効果で滑らかに高速で滑り込んできた。またも唇には熱さを感じるが、緩やかなウェーブが与えてくれる口当たりが心地よい。高密度に思われる麺を噛んでみると、かなりの柔らかさでハリやコシは弱く好みとは違っていた。周囲には硬めの茹で加減でオーダーしている客もいたので、そちらの方が私にも合っていたのかもしれない。麺の量も1玉から3玉まで設定されていたが、3玉だと食べ切るまでに麺がダレてしまいそうな茹で加減に思えた。

具材のチャーシューは豚肩ロースの煮豚型で仕込まれており、天に盛り付けたスタイルも松戸の老舗ラーメン店を思い起こさせる。今回は豚肩ロースを半分にカットした赤身中心の方が切り与えられていたので、赤身本来の歯応えと旨みを楽しめた。

メンマは不揃いな大きさで〝ぬめり〟のあるタイプの板メンマを採用されていて、その独特な食感が麺に寄り添っている。また大きさや太さの違いがアクセントの変化を生んでくれてもいた。味付けも、このタイプのラーメンにはよくある仕上がりなので修行先から受け継がれたものなのだろう。

追加した味玉は予想に反して素晴らしかった。予想に反してと言うと失礼だが、盛り付けの直前まで冷蔵庫の中で冷やされていたので提供温度の冷たさを予想していたのだ。しかし半カットされた味玉はスープの高熱のおかげで瞬時に温められいて、口に含むと旨みを一番感じやすい温度にまで上がっていた。もちろん漬けダレの味や浸透が良いのが理由ではあるが、その適度な熟成度を感じさせてくれた温度もありがたい。これは追加して良かったと思わせてくれた味玉だった。

薬味は白ネギの小口切りが、まばらにスープに浮かんでいる。高熱スープで加熱されているので香りや食感を楽しむための薬味ではないが、時折アクセントとなって口の中に風味を与えてくれる脇役的な薬味だった。

序盤からの麺の柔らかさが気になり麺がダレる前に平らげたが、やはり私には柔らかすぎて食べ応えが乏しく残念ではあった。スープに潜んだ旨味も過剰なほどではなかったが飲む事は出来ずレンゲを置いた。

偏った趣向の私には合わなかったが、地元に根付く予感しか感じられない雰囲気に満ちていたのが印象的で席を立った。店を出る時に入口の扉の取っ手で指を挟んでしまい痛い思いをしながら帰りのバス停へと向かう一杯となりました。※ 皆さんも扉を閉める際にはお気をつけ下さいませ

投稿 | コメント (0) | このお店へのレビュー: 1件

「しょうゆらぁめん ¥750+あじたま ¥100」@らぁめんひろりんの写真平日 晴天 10:50 待ちなし 後客5名

〝ニューオープン狙いうち〟season2

アメリカ トランプ大統領の来日が近づき、警備が強化されている赤坂での会食を終えるとすぐに新橋駅へと向かった。そこからは普段は乗車することのない横須賀線の千葉行きに乗り込むと、満員電車に揺られて船橋駅に着いた。

それも全ては千葉県 佐倉市での新店オープンの情報を得たためだ。逆サイドにある自宅からでは移動時間がかかるので、ひとまずは船橋駅にホテルを予約しワンクッション置いてからの初訪問を決めたのだ。そこで人生初の船橋の夜のネオン街を楽しんでからホテルのベッドに身を沈めた。

翌朝10時前にチェックアウトして、11時開店前の現着を目指してみる。ホテルを出ると〝ギャンブルの街〟ならではの100人を優に超えるパチンコ屋の整理券行列を横目に見ながら京成船橋駅へと向かうと、うすい行きの各停電車に乗って最寄りの志津駅へと進む。

道中の車内で予習を兼ねてRDBを開いてみたが、メニューすらも分からずで情報は皆無に等しい。もしこれで苦手なJ系だったら終わりだなと思いながらも、新たなラーメンとの出会いを求める思いが後押ししてくれ志津駅に着いた。船橋駅からは30分もかからなかったので、自宅からよりは1時間近く移動時間を短縮できたので前泊は大正解だった。

こちらも人生初の志津駅の南口ロータリーを右手に進んでコンビニの脇を入ったところに、なんとも風情のある青トタン屋根の店構えが見えた。それはまるで映画のセットのような佇まいで必見の価値がある。味わい深い外観を見た瞬間、絶対にJ系のラーメン店でない事を確信できた。定刻10分前の現着なので並びもなく少し離れた場所で待機する。

店先には開店祝いの花が置かれてあるので華やかな装いだが、通常に戻った哀愁のある外観も見てみたいものだ。そんなことを思っていると定刻になり真っ青な新しい暖簾が掛けられオープンとなった。それを合図に何処からともなく客人が現れて何番手か分からないままに入店した。

店に入ると券売機も卓上メニューすらもないので戸惑っていると、壁に貼られた手書きのメニューの案内があった。基本的にはラーメン、つけ麺、まぜそばの三択のようで、後はトッピングの有無を選ぶだけだ。本日も基本の醤油系でいくと決め、味玉だけは追加しようと口頭でお題を告げた。

高台に置かれたグラスに水を注いでカウンター越しに店内を見回す。店先の雰囲気に負けず劣らず店内にもノスタルジーな空気が流れている。居抜き物件を手直ししたような古めかしさが昭和男の心を落ち着かせてくれる。しかしながら非常に清潔感のある居心地の良い店内だ。店の奥にはお座敷もあるようだが、ラーメン店としてはカウンター席だけに絞って営業している。L時カウンター内の調理場に目をやると、新品のテボやレードルたちが所狭しと並んでいる。古びた店内と真新しい調理道具のコントラストが面白い。本日の客層は開店を祝う知り合いの方が多いようで、調理前には会話も弾んでいた。

私はここに来るまで知らなかったのだが、女性店主さんが切り盛りしている。本日はお手伝いする方がいらっしゃるが、調理工程の全ては女主人が担っている。これから始まる細腕繁盛記を楽しみに待っていると、注文してから10分以上してから第1ロットの調理が始まった。まだまだオペレーションが落ち着いてないので時間がかかるのも仕方なく思い見守る事にした。

先ほどまでは客人と談笑していた店主さんも、調理に入ると真剣な表情に変わった。ひとつひとつの作業を確認するように仕上げられた我が杯が、着席して15分でようやくお目見えした。その姿は白磁の切立丼の中で、いかにも女性店主さんらしい愛くるしい表情を見せてくれた。女性らしいと言えども具材のどれもが、しっかりと作り込まれているように感じながらレンゲを手にした。

まずはスープをひとくち。非常に薄っすらとした鶏油が見える液面にレンゲを落とし込むと、とても穏やかな鶏ガラ由来の香りが立ち昇った。その影に見え隠れする魚介の風味も感じつつスープを口に含んでみると、サッパリとした出汁にカエシの醤油ダレの香味がキリッと映える。決して塩分は強くないがシャープなエッジとフレッシュな酸味が第一印象として真っ先に伝わってきた。それはとても繊細で儚さすら感じてしまう穏やかなスープに思われたのだが、真相は少し違っていたようだ。なぜかと言うと、どうやら女性店主さんが調理手順をひとつ飛ばしてしまっていたみたいなのだ。ワンロット二杯の丁寧な仕事だったが、私と同じ第1ロットで作られた別客のラーメンに入れ忘れた何かを足していたのを見てしまったのだ。その足されていたのは鶏油だったようだが、その時点で私は食べ終わっていたので足されなかったと思われる。しかしこれが功を奏したのか、私にはスープ自体の油分だけでも十分でアッサリしながらも満足できる仕上がりだった。なので本日のスープに関してはイレギュラーの見解となっているので、本来はもう少しオイリー仕立てなのかもしれない。

それに気が付いた時には麺は完食していたのだが改めて解説すると、麺上げまで90秒の中細ストレート麺を採用されている。持ち上げた箸先からは緩やかな波打ちと透明感のある麺肌が特徴的だ。加水率は平均的か少しだけ低めのようだ。私自身の勝手な好みよりは柔らか仕上げの中細麺は、余計な主張をするではなくスープと共存しているようだ。口当たりや歯応えも個性的ではないが物足りなくも感じない。この感想もスープの油量が少ないので今回に限ってのものかもしれないが素晴らしいスープとの相性に思えた。

具材のチャーシューは鶏ムネ肉の低温調理と豚肩ロースの煮豚型が一枚ずつ。今では当たり前に見かける鶏ムネチャーシューだか、皮付きのままで調理されているのは珍しく思った。私は平気なのだが、独特の鶏皮のテクスチャーには賛否が分かれるところだろう。スープに寄り添うように優しい下味なので印象は薄いが、しっとりとした食感は楽しめた。一方の豚肩ロースはハッキリした煮汁の醤油香が利いているので、食べ飽きせずに赤身の旨みを感じられた。

追加した味玉は独自の〝味玉論〟からは遠くかけ離れた薄味玉で残念。白身の表面にこそ漬けダレが浸みてはいるが、黄身は半熟たまごのままで旨みの熟成感はなかった。これもスープや麺とのバランスを考慮しての組み立てなのだろうが、味玉にはネットリとゲル化した黄身を望んでしまう。

穂先メンマも下処理がうまくいかなかったのか、不要な匂いが残っていた。これまた食べ手の勝手な言い分なのだが、乾燥メンマ特有の発酵臭は残して欲しいが必要以上だと不快に感じてしまう。その発酵臭と味付けの香味のバランスがとれた時に、ワンステージ上のメンマへと昇華する。なかなかそんなメンマにお目にかかる事は少ないが、出来ればこのラーメンの中でも出会ってみたいものだ。

薬味の白髪ねぎは切り口にも鮮度があり、香りも辛味も穏やかで全体のバランスを保っていた。彩り要因のひとつである青みのカイワレには必要性を感じなかった。手間はかかるが下茹でされた青菜の役目には敵わないのがカイワレだ。また女性店主さんらしい〝五色あられ〟は彩りとしては重要な役割を果たしていると思うが、香ばしさや食感の印象はほとんど無かった。それに比べて黒々とした海苔からは香り高さと口溶けの良さを十分に感じられた。開店直後で鮮度の良さが際立っていたが、ずっとこの海苔の保存状態をキープして欲しいと思った。

今回はかなりのイレギュラーだと思うが具材の一部以外は満足で完食完飲していた。もし通常通りに鶏油が入っていたなら評価は良くなったのか、悪くなったのかは再訪門の時に明らかになるだろう。

オーブン直後という事でオペレーションも定まっていないようなので、再訪はしばらく時間を置いてからにしようと思う。その時には女性店主さん渾身の完璧な状態のラーメンを食べてみたいと心から望むような期待感あふれる一杯でした。

投稿 | コメント (0) | このお店へのレビュー: 1件

「ラーメン ¥790+くん玉 ¥110」@兎に角 松戸店の写真土曜日 12:00 先客18名 後客10名

昨夜は世間の大雪情報に耳も傾けずに新橋駅から常磐線に乗り込んでいた。これらの愚行は全て、初石駅にあるラーメン店に再訪を果たす為だけだ。

目指すは土日に限り早朝9時から営業している珍しい店だが、前回は甘く見くびり9時の開店時の到着では20番手以上も遅れを取ってしまった。結局二時間近くも寒空の下で待つことになった前回の経験を踏まえて、今回は開店の一時間前の現着でウェイティングシートに名前を記入するのを目指すと決めた。

その為には自宅からでは遠いので最寄りの駅に宿を取ろうとホテルを探した。しかし最寄りの初石駅にはホテルがなく、近隣の柏駅で探したが空室が無かったので少し手前の松戸駅に宿をとった。松戸の夜といえば過去には因縁のある街なのだ。今回もネオン街に飲み込まれないように気を付けて夜の街にくりだした。

しかし、またもや松戸の夜には魔物が潜んでいた。ホテルに荷物を置き、ちょっと一杯のつもりで出かけたネオン街にハマってしまい気が付けば朝の5時まで呑んでしまった。ホテルに戻りベッドに入ったが、目が覚めた時にはすでに11時を過ぎていた。当初の計画は藻屑の泡となり、行き先の変更を余儀なくされる。

気分転換のために、ひとっ風呂浴びてRDBで松戸駅周辺の人気店を探すとこちらがヒットした。昼どきを迎えると行列になりそうなので、慌ててチェックアウトして店へと急いだ。西口のホテルから東口へと駅の構内を抜けて少し歩くと大きな看板のこちらが見えてきた。

12時ちょうどのタイミングだったが行列はなく、すんなりと入店。かと思ったが店内の券売機の前には2名が待機していた。しかしカウンターには空席もあるので片付け待ちのようだ。順番に案内が済むとすぐに券売機の前へ。予習なしの突撃訪問だったので品定めに悩んだが、つけ麺や油そばには魅かれないのでラーメンを選び、追加の〝くん玉〟のボタンを押した。すると〝ラ〟と書かれた食券と〝玉〟とだけ書かれた食券が出てきた。その二枚の食券を手に取りカウンターに座り店内を物色する。※あとで復習して分かったのだがRDBのお店情報には〝燻玉ラーメン〟となっていたが実際には券売機にボタンは無かったように思う。

かなり広い店内の奥には製麺室やスープ炊き用のガス台が独立したスペースで設けられているので、資本力の高さを思い知らされる。そんな店内を圧巻の七人体制で回している。そんな店内で最も目を引くのは、麺を茹でる鍋の存在感だった。業務用の麺茹で釜が設置されているのではなく、スープ炊きにも使えそうな大型のガス台の上に大きな麺を茹でる鍋が置かれている。しかも寸胴鍋ではなく、蓋付の両手鍋なのには驚いた。麺を茹でる際にフタをする店を見た事がなかったので大変に興味深い調理場だ。

12時を過ぎて続々と外待ちが増えていく中、着席して10分ほどで我が杯が到着した。洒落た波唐草模様の高台丼の中の姿は〝The 漢〟といった感じで力強さを強調している。女性的な清湯ラーメンが好みの私にとって第一印象は良いとは言えないが、一期一麺の精神で真正面から向き合ってみる。

まずは粒子が見えないほどに分厚い油膜を張った栗皮茶色のスープをひとくち。ファーストアタックは何と言っても節粉の香りとザラついた舌触り。大量の油分にも負けない節粉が口の中を覆い尽くす。その後で豚骨や鶏ガラなどの動物性コラーゲンのコクが重なりを見せる。スープ自体は乳化されていそうだが液面を覆う油分は後付けの香味油なのだろうか。そこだけはエマルジョンを起こしていない。カエシも強めに設定されているが、麺との相性を考えての塩分だろうと言い聞かせて麺へと進む。

奥の製麺室では常に麺が打たれている状況だ。そんな製麺室から生まれる自家製麺は麺上げまで330秒とかなり長めの茹で時間。その麺を箸で持ち上げると、たった一本をつまんだだけでもズシリとした重量感が伝わってくる。箸先から伝わってくるのはそれだけでなく、芯の強さを感じるコシと、麺肌にあふれるクッションのような柔らかさを兼ね備えている点だ。指先に感じた事のない感覚を不思議に思いながら口に運ぶと、それが食感として理解できた。

頑丈そうな麺が唇に触れるとゼラチン質のようなヌメリが麺を覆っている。そのヌメリのチカラを借りて勢いよく滑り込んできたかと思うと、その内側には程よい弾力のグルテンが潜んでいる。モッチリとした食感を歯先が捉えたかと思ったら、そのさらに内側にはアルデンテの芯が残してある。ヌルッと滑り込みモッチリと歯応えを残し、最後にはパツッと心地よく噛み切れる。まるで麺の断面が三層構造のようだ。かつてない食感を生んでいるのは小麦粉の配合や打ち方だけでなく、フタをして茹でることに大きな意味があるのだろう。1秒でも沸点を早める事が麺質に独特の差異を与えているように思える。個性的なのは食感だけではなく、味わいも豊かな風味を楽しめた。噛むたびに甘みが増すバケットのような味わいがいつまでも続く。

具材は豚肩ロースのロースト焼豚。小ぶりだが肉厚の焼豚は肉々しい噛み応えが良く、下味のスパイス使いが個性を表現する。強気なスープに負けないようにしっかりと漬け込まれた味付けが、肉の中心部まで浸みているの。しかし豚肉本来の赤身の旨みも残してあり個性的ではあるが食べ応えがある。

追加した燻製玉子も個性を表現する仕上がり。噛み切った瞬間に燻されたチップの香りと、ゆで卵に潜んでいる硫黄臭のような第一硫化鉄の匂いが交錯して、悪く言えば腐卵臭にも似た不快な匂いが発生している。これは特に一口目に強く感じて徐々には慣れてくるが初動ではかなり驚いた。それを除けば下茹での半熟加減や黄身の熟成感も出ていて良かったが、燻製の個性が私には仇となって感じた。

メンマは長さや太さが不均一なメンマだが、その違いがそれぞれの個性となってアクセントを付ける。味付けは穏やかで全体の中では一歩引いた存在感だ。

薬味は白ねぎがザックリと切られて添えてある。辛味を残した大きめの白ねぎはシャキッとした食感がスープや麺と合わさって薬味としての役割を果たしている。十字6切の海苔は厚手のしっかりとした食感が特徴で、香りや口溶けよりも口の中に残る事で存在をアピールする。デフォで振りかけられた粗挽き黒胡椒は挽きたてでは無いので風味が飛んでいるのかスープの強さに負けてあまり意味を感じなかった。

中盤あたりから不自然なスープの旨味と塩気と油量が重たく感じながらも自家製麺の愉快な食感のおかげで食べ進められたが、並盛りでも多めの麺量に苦戦してしまい完食する事は出来なかった。スープに関してはこの後はひとくちも飲む事はなかった。

非常に楽しい麺ではあったが、最終的には舌が疲れて箸を置いた。このラーメンの中には個性豊かなメンツが揃っていて派手さは十分にあるが一体感としては疑問が残る一杯でした。

投稿 | コメント (0) | このお店へのレビュー: 1件

「煮干しソバ ¥750+煮玉子 ¥100」@中華ソバ 篤々 TOKU-TOKUの写真平日 晴天10:45 先待ち2名 後待ち2名

〝ウイークポイント強化ウィーク〟

先週より始めたニボ耐性強化週間も少しずつは手応えを感じてきたが、まだセメントスープに酔いしれるほどの変化は見えてこない。そこで今週も引き続き煮干し系オンリーの生活を送る事を決意した。

そこで本日は昼連食の計画を立てる為に早朝からRDBに向き合う。候補店を探すのに有効な手段は全国ランキングを煮干し系に絞り込んでの検索だが関東近郊のランキング上位店は、それとなく制覇していた。捜索範囲をランキングを100位まで広げると、私の中での知名度は低いが人気店も名を連ねている。

そんな中に興味をそそられるこちらが煮干し部門の第85位にあった。前後の順位には実食してみて好印象の店も多くある。お店情報を見てみると新店舗ではないがレビュー数は少なく再訪率も低そうなのが気になる。しかし写真からは淡麗煮干し系に思われるので初訪問を決意した。

11時の開店前の現着を目指して午前9時半に自宅を出た。銀座線から大手町で東葉高速鉄道直通の東西線に乗り換えれば所要時間1時間半弱で最寄りの東葉勝田台駅に着く予定だ。人身事故の影響で遅れが出ている電車も西船橋駅を過ぎると一気に車窓の景色が、のどかになってきた。遠くまで来ている事を実感していると途中駅の「飯山満」と書いて「はさま」という駅があった。この飯山満の食いしん坊な文字を見ただけで空腹に拍車がかかり腹が鳴った。

予定よりも少し遅れたが人生初の東葉勝田台駅に降り改札を出てマップ片手に店を目指すと、開店前の現着に間に合った。半シャッターの店先には行列もないと思われだが店頭にはウェイティングシートが置かれてあり、すでに一組二名の名前が記されていた。出遅れをとったが三番手にカタカナで苗字を記入して待機する。その間は店頭には居なくても開店時間に戻って来れば良いシステムのようだが、どこにも行くあてのない私は誰もいない店先の寒風吹き荒ぶ中で定刻を待った。

定刻の1分前になると先待ちの客人が戻って来た。すぐ定刻になるとシャッターが上がり無事にオープン。ネッツエスアイ製の券売機でお目当てのお題と味玉を追加発券してカウンターに腰を下ろす。奥様とおぼしき方に食券を手渡して店内を見渡す。外の寒さが嘘のように暖かく、穏やかな煮干し香の漂う店内をご夫婦だろう二人で切り盛りされている。テーブル席も配置された店内は、モダンな外材のカウンターや幾何学模様の和柄のタイル壁にこだわりが溢れている。至るところに置かれた猫グッズに癒されるオシャレながらも落ち着ける空間になっている。調理場に目をやるとスープ炊きの仕込み場は店の奥に独立させていたりと厨房へのこだわりも垣間見れる。

そんな心地よい雰囲気の中で待っているとワンロット三杯での調理が始まった。しっかりと具材を準備して万全の態勢が整ってから麺を茹で釜に投入。順調に作業が進み、着席して12分程で第1ロットにて我が杯が到着した。

紺の陶器の受け皿に乗った白磁の切立丼は器だけを見ると洗練されたシャープな印象を受ける。しかしその中の姿は、人懐っこい表情をしている。流行りの具材を取り入れながらも素朴に映るのは店内の空気がそう思わせるのだろう。

まずは煮干し特有の水泡の浮かんだスープをひとくち。見るからに淡麗に思えるがレンゲがスープに触れた時の抵抗が全くなく粘度の低さが伝わってくる。そのままレンゲでスープをすくい口元へ近づけると少しずつ煮干しの香りが強くなってくる。いざ口に含むと確かに煮干し感はあるが、出しゃばったような強烈な印象は残さずにフワッと香る程度だ。煮干しオイルではなく出汁自体に煮干しの旨みや香りを詰め込んだスープだ。動物系由来のコクはないが魚介系の旨みだけで十分にコクも出ている。カエシも毎朝でも飲めるような控えた塩気が老体には好ましい。

麺は中細ストレート麺で麺上げまで60秒ジャスト。箸で持ち上げて麺肌を見ると切り刃の角がしっかりと残る茹で加減。しかし粉っぽさは全くなく麺肌はしなやかそうだ。その麺を思いきり啜ってみると最初はスープと絡んでない麺は味気なくも感じる。しかしこの薄味が麺の風味を楽しむのにはベストの塩梅。先に麺だけの旨さを楽しむことが出来た。二口目からは徐々にスープを吸って持ち上げてくるのでスープと麺の相性のピークは、もう少し先にありそうだ。

ひとまず麺を置いて具材を楽しむとする。見た目のロゼ色の美しいレアチャーシューは豚肩ロースを使用してあるが、小ぶりに見えるので豚ウデ肉に近い部位だろうか。そのため筋肉をつなぐスジが多く入っているので筋切りの下処理が重要になる。かなりレア感を重視した仕上がりだが、懸念されたスジは残っておらず舌触りも好印象。もちろん味付けも生っぽく感じさせない強めに下味を付けてあるので、厚切りの肉質を噛んでも味気なくならなず、不快な食感も生まれてこない。

追加した味玉はとても柔らかく仕上げたタイプで熟成度は低い。よって白身に歯を立てると中からは黄身が流れ出してしまった。好みの問題だが、もうひと晩だけ漬け込んで黄身がゲル化した味玉を食べてみたくなった。

薬味は玉ねぎアッシェが添えてあるが、適度に辛味を抜いてあり玉ねぎの持つ甘みすら感じる。形状的に麺と一体となる事はないが、スープに与えるアクセントは食感や風味の両方で発揮していた。また細かく刻まれた三つ葉もクセの強い茎の部分は控えて、香りの優しい葉先の部分を多く添えてあったのでスープのイメージを壊さずに爽やかさだけを加えていた。

十字12切の海苔は香りが高いタイプではないが口溶けが非常に良かった。大き過ぎない12切のサイズも食べやすくて良い。彩り担当だと思われた梅麩もスープをしっかりと含み、予想以上の働きをしていた。

中盤から再び麺に戻ると先ほどよりも麺の角が取れて少しぽっちゃりとした麺はスープの塩気と麺の小麦の甘さのバランスが抜群の変化を見せる。今こそが最高のパフォーマンスとばかりに一気に麺を啜り上げる。この食べ応えなら永久的に続けられそうな心地よさだった。このスープにこの麺を合わせたご主人の選麺眼もさる事ながら、絶頂期手前で麺上げしているセンスに唸りながら完食完飲していた。

この時点では、本来の目的だったニボ耐性の強化には決してならないラーメンだった事は棚に上げていた。食べ終えて周囲を見ると、どちらの方も和え玉を追加していた。この麺ならば興味はあるが、スープと馴染んだ麺を食べた後で食べるパツパツの和え玉はどんな感じになるのだろうか。今の満足感の状態で席を立つのが私の中ではベストと判断して店を後にした。

こんなに旨いラーメンなのに立地のせいだろうか後客は少なく直ぐにでも、もう一杯くらいなら食べられそうな一杯でした。

投稿 | コメント (0) | このお店へのレビュー: 1件

「バリバリラーメン(しょうゆ味)¥700+たまご ¥100」@らー麺屋 バリバリジョニーの写真平日 晴天 10:55 待ちなし 後客1名

〝ジョンからジョニーへ〟

昨晩の武蔵境駅近くのジョンさんから引き続き、こちらのジョニーさんへの初訪問である。なにも「ジョニーへの伝言」を伝えに来て訳でもなく、二時間待った訳でもない。※ちびっこのみんなは、お父さんに聞いてね。

本当は昨夜の連食予定だったのだが諸事情により断念せざるを得ず、本日の訪問となった。ただあてもなくネーミングだけで店を決めたので自宅から一時間近くの電車内で予習をする事にした。こちらの11時開店前の現着を目指して午前10時前には家を出た。

半蔵門線と東西線を乗り継ぐ電車内でRDBを開いてみる。色んなジャンルのスープがあるようで、スープ作りの求心力の分散が気になるところだ。未だに限定メニューに力を入れている店の基本メニューが、おざなりになっている気がしてならない。その概念を打ち破ってくれる事を期待して基本メニューにチャレンジしてみたいと決めた。

しかしその基本メニューですら塩、醤油、味噌の三本柱があり、労力の大変さをうかがい知れる。どうやらベジポタ系の塩がオススメのようだが、不慣れな私は醤油系に挑む事にした。

乗り換えも無事にこなして最寄りの行徳駅に着いた。昨年に一度だけ降り立った駅だが、前回のラーメン店とは逆方向へ向かう。大きな公園の横を進むと黄色いのぼり旗が見えてきた。店先には行列もなく先頭にてオープンを待つ。

定刻になりオープン、入り口右側の券売機にて決めておいたメニューを押して追加のたまごを探すと「味付け玉子ではありません」との表記があり、ゆで卵なのを覚悟して発券した。テレビモニターの下に置かれたグラスを手に取りカウンターに座りワンオペで切り盛りしている店内を物色する。

テレビモニターからはメタル系の洋楽のライブ映像が流れている。放映許可をJASRACに届出済みな事を信じてリズムに合わせて調理場に目を向けると、開店直後という事もあり仕込み作業が続いている。それは、ゆで卵の仕込みだったが見たくない光景を目にしてしまった。麺茹で釜のテボの中で卵を茹でていたのだ。生卵の殻に着いたサルモネラ菌は熱で死滅するとは思うが、同じ湯で麺を茹でられては決して良い気はしないのが普通の感覚ではないだろうか。以前にも他のラーメン店で見た光景だが、これが業界の常識ならば悲しい限りである。

そんな悲しい気持ちで調理工程を見ていると、注文したのは醤油ラーメンなのに見慣れない作業が目に入った。丼にカエシと何かを入れ、スープを注ぐと勢いよく泡立て器でスープを撹拌し始めたのだ。これは味噌ラーメンでは味噌を溶かす時によく見かける動作だが醤油系では見る事の無い工程が不思議に思った。しかし衛生面などは評価に反映させないと決めているので心を落ち着かせてその時を待つ。

そんな事を考えでいると着席して7分程で我が杯が到着した。大柄なタコ唐草の多用丼の中の姿を見て驚いた。まるでビジュアル的にも味噌ラーメンのような景色が目の前に広がっていた。味噌色に濁ったスープに太麺が浮かび、その上には茹でモヤシまで添えてある。醤油ラーメンに定義は無いのかも知れないが、私の概念には全くない容姿だった。

まずは江戸茶色のスープをひとくち。レンゲがスープに触れると濃度はないが少しの抵抗を感じる。それはうまく乳化したスープの仕業だろうか重量感がレンゲから伝わってきた。いざ口に含むもオイリーでは無いが、まったりと口の中に膜を張った。その瞬間に先ほどの泡立て器の作業が思い浮かんだ。もしかしたら非天然由来の旨味調味料をスープに溶かす為の撹拌だったのではないだろうか。スープをひとくち飲んだだけで舌全体がピリピリと痺れる刺激に襲われた。唐辛子や香辛料の刺激ではないと分かるのは唾液の量が増えたことで判断できた。舌から脳に間違った指令が送られた事で唾液の分泌が止まらない。ベースには豚ガラや野菜の旨味もあるのだろうが、謎の旨味に支配されてしまったのでスープから離れるために麺に移行する。

麺上げまで270秒ほどの平打ち縮れ麺は手打ちでは無いようだが独創的な麺に見える。長い茹で時間にも、へこたれない強麺だが口当たりは非常に滑らかで、麺肌のうねりを唇で感じながら口の中に飛び込んでくる。スープの飛び散りが気になるので思い切り啜るのではなく、口に送り込む食べ方にはなるが、しっかりとしたグルテンの力でモッチリとした噛み応えが愉快な麺だ。この強いグルテンを生み出しているカンスイの匂いもなく小麦の香りだけが広がる。

具材はチャーシューが二種類。先に鶏ムネ肉のチャーシューから食べてみる。低温調理なのだろうが食感は少し硬めで、生っぽさはなく食べやすい。きちんと熱処理されたムネ肉の筋繊維がしっかり身離れするので蒸し鶏に近い食感。しかし下味はソミュール液を浸み込ませた作り方のようなので蒸し鶏ではなく低温調理なのだろう。営業開始一人目の客だったので、鶏チャーシューの端の部分が切り当てられていたのだが、これが香辛料の効いたマリネ液が存分に浸みた部分だったので味付けもボヤけず端切れでも満足できた。

もう一枚の豚バラ焼豚は煮豚型で、とても柔らかく仕上げてある。トロッとした脂身が得意でない私にも食べられる味付けの良さが際立っていた。こちらの焼豚にも醤油で味を乗せるのでは無く、香辛料を効かせて脂身のしつこさを抑えてあったので美味しく食べられた。

追加のたまごは券売機の説明通りに半熟ゆで卵だった。絶妙な茹で加減が自慢のようだが、柔らかすぎる半熟は噛んだ瞬間に黄身がスープに流れ出してしまった。もともと濁ったスープを汚す事は無かったが黄身の旨味を楽しみたかったので残念だ。しかし熱々の黄身の温度からは温め直した一仕事が見られた。

醤油系にしては珍しいと思う茹でモヤシが山盛りで添えてある。醤油ラーメンと言ってもニンニクチップから出た風味や乳化されたスープで味噌ラーメンに近い感覚になっているので相性は良く思った。またモッチリした平打ち麺との食べ合わせも見事で素晴らしい共演だったと思える。

薬味は青ネギが小口切りで入っているが明らかに前日分の残りと思えるような乾燥した切り口には風味は無く、パサついた舌触りも不快でしかない。ニンニクチップも個性的ではあるしスープとは合っているが私には要らない薬味はだった。

麺とチャーシューの出来栄えが素晴らしいだけに好みと違った醤油スープが残念だった。RDBのお店情報を見た時に気になったのが皆さんの採点の点数分布がバラついている事だったが、何となく納得できた。こちらのラーメンは個人的な評価が分かれるのもあるが、その日のスープのコンディションでも評価にバラつきが生まれるのでは無いだろうかと思った一杯でした。

投稿 | コメント (0) | このお店へのレビュー: 1件

「味玉 Kiri_Soba 流山本みりん醤油 ¥900」@The Noodles & Saloon Kiriyaの写真土曜日 晴天 8:55 先待ち20名 後待ち5名

いよいよ正月気分にも別れを告げ、新規開拓に身を乗り出す。年に数回しかない日の出よりも早く目覚めた朝にRDBに向き合う。まずは課題となっているBM店の中から候補の店を探してみると〝無化調〟のカテゴリーの中にこちらを発見。お店情報を見てみると土日は早朝9時からの営業となっている。何とも連食向けではないかと初訪問を決めた。

開店時間に合わせて午前7時半には自宅を出た。山手線からつくばエクスプレスと東武アーバンパークラインを乗り継ぐといった、なかなか困難な道のりを1時間半近くをかけての現地入りを目指す。

無事にトラブルもなく最寄駅の初石駅に着いた。素朴な駅の改札を抜けて、味わいのある駅前を5分ほど進むと突然に整列していない20名程の人だかりが見えてきた。慌てて駆け寄るると、ラーメン屋のようには見えない和菓子屋のシャッターの前にはウェイティングシートが置かれてある。どうやら、これに名前を記入して呼び出しを待つシステムのようだ。まさか朝からこんなに人が並んでいるとは、人気店を少し甘く見ていた。

先客に続いて名前を記入すると定刻になり、シャッターが開き一巡目の入店が始まる。半数近くは入店したが、私の番までは程遠く二巡目も危ういくらいだ。ただ有難いのは呼び出しを待つシステムなので整列する必要がなく、好きな場所で待っていれば良いので、真冬の寒さからは幾分か身を守れることだ。鬱蒼とした林の前の陽だまりを見つけて北風をしのぎながら、しばらくの待機となる。

店頭にあるメニューを参考に本日のお題を品定めする。メニュー名からはイメージが伝わってこないが、ウンチクを読む限りでは基本と思われる Kiri_Sobaとやらにしようと決めた。

開店して40分で第一陣が退店し始めると、少しずつ先へと進む。二巡目が案内される頃には限定の、蛤Kiri_Sobaは完売となった。それからしばらくして、ようやく開店後90分で入店となった。

店内に券売機は無く卓上メニューから口頭注文スタイル。あらかじめ決めておいたメニューに味玉追加を告げてから店内を見渡す。表の和菓子屋の看板からは想像もつかない洒落た店内は海沿いのカフェのようだ。白とスカイブルーにペイントされた壁や窓枠に無垢材のカウンターとテーブル。そんな店内をお二人で回しているが、独立した調理場とホールとの導線は非常に悪く回転率の悪さが理解できた。調理場内には大きな冷凍ストッカーがセンターに鎮座している。この規模の店では見かける事のないサイズのストッカーだ。大量の冷凍ガラを保管する為だろうか。

休日の客層は若い方々多く挨拶の様子からも、ご近所さんのようである。そんな様子を見ていると回転率を悪くしている理由があった。それは、ほとんどの客が追加している「和え玉」の存在だ。更にはデザートの「いちご杏仁」を食べている客も多い。この客単価を上げる事で滞在時間が長くなり、回転率を悪くしているようだ。

着席して待つこと25分で我が杯が到着した。白磁の口縁の反った切立丼の中の姿は、ひと目惚れしてしまう程に美しい容姿で、待ちに待った私を出迎えてくれる。丁寧な盛り付けからも提供時間がかかるのは仕方なくも思える。

まずは焦がしネギの浮かんだ濃いめの赤銅色のスープをひとくち。何よりも嬉しいのはスープの熱々の温度だ。厚めの鶏油に守られて熱さを保っているスープは、外待ちで冷えた身体に染み渡っていく。味覚の上でも尖った個性やクセのないスープも、点滴のように自然と身体に染みていく。鶏ガラや豚ゲンコツの動物系スープの土台に、鰹節や昆布などの魚介の和出汁が加わる事で親しみやすいスープに仕上がっている。丸鶏も余計なコクは出さずに旨味だけを引き出してあるのもクセを感じない理由かと。タイトルにもあるようにカエシの醤油や本みりんも主張し過ぎずにスープに輪郭を付けている。そこに複雑味を持たせる乾物類が肉付けをし、スープに厚みを与えている。スープをひとくち飲んだだけで作り手の思いが伝わってくるスープに久しぶりに出会った。

麺は中細ストレート麺で。切り刃の角を見てとれる茹で加減。箸で持ち上げると、しなやかさはあるがハリの強さも感じる。いざ麺を啜ると、滑らかな麺肌が唇に当たったと思ったら一気に口の中に飛び込んでくる。パツンとした小気味良い歯切れが特徴で噛み切る楽しさが、この麺にはある。小麦の香りは高いわけでは無いが、麺のエッジ間が吸い上げたスープとの一体感で箸が加速する。噛めば軽やかな甘みの余韻を残して喉奥へと消えていく。

具材は焼豚が二種類。調理法も部位も異なり、豚肩ロースは低温調理が施され、しっとりとした肉質が楽しめる。提供時は少し生っぽさが残るので、私の好みはスープで加熱して赤身の繊維が締まった頃が食べ時かと。生っぽいが下味のソミュール液が効いているので、味付けは絶妙だ。一方の豚バラは煮豚型で、赤身と脂身のバランスの良い部分を使ってあるので、両方の良さを味わえる。柔らか過ぎない仕上がりなので、赤身の旨味を残した肉質と、とろけすぎない脂身の食感もさり気なくてしつこくない。

追加した味玉には更に驚かされた。スープ熱が伝わったのではなく、明らかに予熱で温められた味玉は黄身が固まる寸前の温度が保たれて熱さを感じるほどである。この絶妙な温度で提供される味玉は、私の知る限りでは数えるほどの店しか無い。もちろん温度だけではなく、味の浸透も熟成も素晴らしい。醤油の塩分だけではなく、先に甘味を浸透させる事で白身の組織に隙間を作り、その隙間に塩気を浸み込ませているのだろう。それでなければ、この柔らかくも熟成した味玉は有り得ない。この役目も流山本みりんが果たしているのだと思った。

細切りメンマも丁寧な仕事が表れていて、適度な発酵臭を残したメンマからは、独特の麻竹の香りが噛むたびに染みてくる。その香りを引き立てる味付けも食感も抜群の仕上がり。柔らかいが適度な食感を残したメンマはアクセント役を十分に演じている。

薬味は繊細な白髪ねぎとは言いがたいが、これもスープの加熱によって、白葱本来の辛味が甘味に変化している。程よい食感と特有の香りと甘味が麺に寄り添ったり、スープのアクセントになったりと自由自在に脇を固める。非常に細やかな焦がしネギも、苦味よりも香ばしさだけを与えていて出しゃばる事なく、醤油ダレとの相性の良さは見事に計算されていた。ただ青みのカイワレは残念ながら、彩りとしても薬味としても存在感は無かった。

寒さもあってか、せっかくの待ちに待ったラーメンも3分程で平らげていた。それほど夢中になれるラーメンだったのは間違いない。回転率の悪さなど気になる点はあるが、目の前のラーメンの評価には考慮しないと決めているので、初見ながらも大台を突破した。本年初の90点超えである。

こちらのラーメンなら再訪は必至だが、帰る頃には行列もなくなり、直ぐにでも着席できる状況だった。私の中では華々しい鮮烈なデビューを果たしたラーメンだったので着丼まで2時間かかっても来た甲斐のある新規開拓だった。しかし次回は土日の9時ではなく11時頃を狙って来た方が良さそうだなと思い直した一杯でした。

投稿 | コメント (5) | このお店へのレビュー: 1件

「半熟味玉中華そば ¥1000」@中華蕎麦 とみ田の写真平日 薄曇り 6:50 待ちなし 後待ち6名

「三度目の正直」となるか「二度あることは三度ある」になるのかと不安の募る中、人生で三度目の松戸駅に着いた。

この一ヶ月の間だけで三度目なのだが、いずれもこちらへの初訪問の為だけに駅前のデラックスカプセルホテルを予約し前泊して早朝7時からの食券を手に入れようとしたのだ。(当時は整理券だと思っていたが時間制の食券だった)しかし毎回、夜の松戸の魔力に負けてしまい飲みすぎて昼まで寝てしまい食券を買いに行けない怠惰な失敗を繰り返していたのだ。

しかし今回は絶対に同じ失敗をしないように財布とカードをホテルに置いて、わずかな現金だけをポケットに押し込んで夜の街に出た。結局は呑みには行ったのだが、これが功を奏して二時間ほどで有り金が底をつき夜のネオン街を後にした。ホテルに24時には戻り大浴場で汗を流して明日の為に万全を期してベッドに入った。

目覚まし時計をセットして翌朝6時半に無事に起床し、まずは食券購入のために店に向かったがシャッターは閉まり人影もなく店内は真っ暗だ。もしやの臨時休業かと不安の中で店先で待っていると食券販売開始時間の7時直前に店員さんが出勤されシャッターが上がった。スタッフが券売機に釣り銭を入れる作業などを待っていると7時を少し過ぎた頃にようやく販売開始となった。先頭でお目当てのお題を購入しスタッフさんに手渡し名前を告げると食券の裏紙に10:40と書かれた券をもらった。この時刻に店頭にいないとキャンセルで没収扱いになると説明を受け、ひとまずホテルに戻りもうひと眠りする事にした。

ここでようやく記念すべき〝第20回 RDBの超高性能スーパーコンピューターが算出したオススメ店は本当に私に合うのか!〟を開催できる運びとなった。このイベントはRDB PC版のオススメに挙がる六店舗から定休日や営業時間などを考慮して、その店のオススメでは無く自分の好きなメニューを食べて採点し勝敗を決めるものである。

採点基準は90点以上付いたなら私のKO負け、80点以上ならば判定負け、70点台なら引き分けとし60点台なら判定勝ち、59点以下の点数ならば私のKO勝ちとする。

過去19戦の対戦相手は「風雲児 」「麵屋一燈 」「煮干しつけ麺宮元 」「竹末東京プレミアム 」「さんじ 」「麺処 晴」「燦燦斗」「神田 勝本」「中華そば屋 伊藤」「麺処 ほん田」「煮干中華ソバ イチカワ」「麺屋 和利道 warito」「らーめん 芝浜」「らーめん かねかつ」「狼煙〜NOROSHI〜」「ラーメン大至」「中華ソバ 伊吹」「麺処 朧月」「Bonito Noodle RAIK」と名だたる有名店や人気店が並ぶが対戦成績は19戦10勝4敗4分 7KO 1試合放棄と現在は勝ちが大きくリードしている。その大きな勝因としては清湯醤油系が好みの私に対してスパコンはガッツリ系やつけ麺系を推し続けてくるのが問題ではないかと思う。

しかも今回の第20回目の節目となる対戦相手に選んだのは私がレビューを開始当時からスパコンのオススメのトップに君臨しているラーメンヘッズなら知らぬ者はいない超超超有名人気店のこちらなのだ。知っての通り、つけ麺で名を馳せた店だけに私の嗜好とは違っているのは明らかだ。

以前は私自身が、塩分 魚粉 化調への耐性が余りにも脆弱すぎて対戦を見送ってきた点も大いにある。しかしこの半年間で幾らかは耐性レベルがアップしたのではないか思い対戦を決意したのだ。そんな人気店のせっかくのプライオリティチケットを手に入れたのに、これで遅刻でもしたら元も子もないと思うと緊張して眠られず10時半にチェックアウトして再び店に向かった。すると指定時刻前なのに確認の点呼が始まっていて慌てて列に続いた。無事に確認が取れた所でトップで入店しカウンターに座った。

いささか緊張ぎみで店内を見渡すと、あらゆる媒体で引っ張りだこのご主人が目の前にいる。この事が緊張に拍車をかける。緊張を振りほどこうと目線を落とすが、カウンターには無垢では無いがニスの塗られた高級一枚板が使われている。高級寿司屋のような一枚板が更に緊張をあおる。それだけだは無く手びねりのグラスに丸氷が浮かんだお冷に高級利休箸と設えの全てが洗練されている。

そんな高級感あふれる店内をご主人を含めた三人体制で仕切られている。私の緊張が解けないままに調理が始まった。ピカピカに磨かれたステンレスの調理台の作業風景が見えないのは寂しいが所作のひとつひとつから丁寧な仕事なのは伝わってくる。奥からはつけ麺用の麺を水で締める音が聞こえてきた。つけ麺よりも早く仕上がるだろう先頭の私の中華そばの出来上がりを待っていると先につけ麺の盛り付けが始まった。不思議に思っているとスタッフさんから「すみません、つけ麺からの提供になります」とお断りのアナウンスをされた。そんな事もあるんだなと納得して待っているが着席後15分経っても先頭の私には配膳されない。カウンターを見ると一巡目の全員に、つけ麺が提供されて食べ始めている。そんな中ひとりだけ何も無いまま待ち続けると先頭で着席して20分以上もかかって我が杯が到着した。

朝イチで並んで先頭で入ったのに、こんな仕打ちが待っていたとは。つけ麺推しの店で一人だけ中華そばを頼んだ事を悔やんだ。つけ麺愛は感じるが、中華そばに対する愛はそれ以下なのだろうか。

緊張は悲しみに変わったが目の前のラーメンには罪はないので気持ちを切り替えて真摯に向き合う。木目の配膳盆の上に置かれた黒塗りの高台丼には地元愛を感じる絵柄が描かれてある。その器もさる事ながら、その中の姿は力強いが丁寧な盛り付けから美しさも感じる。さすがは王者の風格が漂っている。

まずは渋紙色のスープをひとくち。苦手な魚粉を崩さないようにレンゲをスープに沈める。レンゲから伝わってくるのは濃密でマットな質感でレンゲを持つ指先に抵抗が掛かる。グッと押し込むようにしてスープをすくうと魚粉を崩してないのにレンゲには魚粉の粒子が張り付いてくる。口に運ぶまでの香りは動物系特有の匂いが先行するが決して臭みとかではなく品のある匂いだ。いざ口に含むと香りは魚介に切り替わる。想像していたザラつきはあるが懸念していた粉っぽさは無くサラッとしているようにも感じた。初動で感じた塩気も強すぎず他店の同系のスープとは明らかに違い印象は良くなった。

その好印象の勢いで麺をいただく。麺上げまで315秒も茹でられる自家製太麺は箸で数本持ち上げただけでもズシっとした重量感がある。スープをまとっているので麺自体の色は分かりづらいが全粒粉の胚芽色も見られる。麺肌はなめらかなのだろうがスープの粒子があるので舌触りは滑らかとは言いがたい。小麦の風味も出ているのかも知れないが感じ取れない。やはりつけ麺を麺だけで食べる方が小麦の良さを感じられそうだ。歯応えは抜群で奥歯を跳ね返すコシの強さとプレスに応じたモッチリ感を兼ね備えている所が麺の人気の高さを裏付ける。

具材は豚バラ肉の巻型煮豚で箸でつかめないほどに柔らかく崩壊寸前だが素材と良さと技術の高さが重なり脂身と赤身のどちらの良さも引き出している。脂身本来の甘みと赤身に浸み込んだ煮汁の醤油の旨みが一体となって表現されている。強気のスープにも負けない肉の旨さで勝負している。

追加の半熟味玉は黄身をギリギリのポイントで仕上げてある。流動的な部分は全くないが硬化した部分もなく均一な下茹では見事だ。半熟卵としては最高傑作だと思うが、好みの味玉とは違っていたので残念。ただ濃いめのスープとの相性を考えての薄味だと思うので欲は言えないかと。たしかに味玉が味覚をリセットする役割を果たしてくれてたのは事実だ。

極太メンマは私の分だけかも知れないが二本とも硬い繊維が口に残った。噛み切ろうと何度も噛んだので分かったが味付けは素晴らしかった。醤油味の中に隠れたフルーツのような甘みが噛むたびに旨みに変わっていた。あれで繊維が断ち切られていたらと思うと余計に残念だ。

薬味は白ねぎが小口切りで添えてあるが気になったのはネギの鮮度ではなく、切られてからの時間と保管状態だ。切り口は乾きみずみずしさとは程遠く全体的にもパサついて食感が悪い。もちろんネギからの香りは無く薬味の意味を成していない。黄ゆずは香りが残っているが偶然に嚙み潰しでもしない限り姿を見せず香りが立たない。

海苔もつけ麺の麺を巻いてそのまま食べれば磯の香りの本領を発揮しそうだがラーメンの中では持ち味を出していない。苦手な魚粉も食べ進めているうちに姿を消していたが溶け出してスープが濃くなった部分を飲んでみると甘味が増していた。と言うことはこちらの魚粉は塩気の穏やかで旨みの強い良質の魚粉と言うことになるのだろう。少し魚粉に対する抵抗感が薄れた。ナルトは今回も無条件でパスした。

後半には慣れない旨味に疲れてきたが完食していた。さすがに初心者にはスープを飲むことは難しいと思っていたが食事中に卓上のウンチクに中華そばでもスープ割りが出来ると書かれてあるのを知っていた。なのでスープ割りをお願いすると、かなり薄まったスープになって戻ってきた。粘度もなくサラリとしたスープは煮干しの香味が増して相当うまい。最初からこのスープでも良いくらいと思ったが、スープ割りは麺を食べ終えたら声をかけて下さいと記してあり最初からは無理なようだ。

飲み干すことは出来なかったが口の中がサッパリと食べ終えられた事は本当に有り難かった。席を立つ時にスタッフさんが「遅くなって申し訳ございませんでした」と丁寧なご対応をしてくださっので点数を上げたい所だが接客や環境は採点に考慮しないと決めているので今回はこの点数にさせてもらった。

ただ単に私の好きなジャンルでなかっただけで人気が高い理由も知ることが出来たのは今回の対戦の収穫だと思う。これで記念すべき節目の第20回目のスパコンとの対戦も私の判定勝ちとなり通算対戦成績もは20戦11勝4敗4分7KO 1没収試合という結果になった。

これでひとつの大きな山場を超えた気がして心置きなく来年を迎えられそうだ。さらなる来年の目標はスパコンのオススメにある湯河原の超人気店との対戦である。こちらとの対戦も前泊は必至のようなので温泉街の夜の誘惑にも負けない気持ちの強さを身に付けなくてはいけないと心に刻む一杯でした。

投稿 | コメント (2) | このお店へのレビュー: 1件

「味玉醤油らーめん ¥880」@もののこころの写真平日 晴天 21:00 先客10名 後客 2名

いよいよこの時が来た。三度目の正直を決めようと一ヶ月で三回目の松戸駅に着いた。明日の朝7時の整理券のために三度目のカプセルホテルを予約し今夜こそは夜の街に行かないと決めたが松戸駅周辺に課題店があることを思い出しこちらのある東松戸まで来た。

そこで先ほどのつくば市での前食からの連食で平成最後の歳末総決算として引き続き

〝今年の店は今年のうちに〟

と銘打った今年オープンした店で未訪問店を年内で出来るだけ多く廻る為に今年の10月7日オープンのこちらへの初訪問で東松戸まで脚を伸ばしたのだ。明日への体力も考えて松戸駅から近い事もありタクシーで現着した。交差点で降りると目の前にとても大きな「も」と書かれた暖簾のこちらが見つけた。

ガラス張りの店内はラーメン屋らしからぬ佇まいで中年おじさんを威嚇する。勇気を出して踏み込むと明るく若い女性スタッフが元気よく出迎えてくれた。券売機はなく卓上メニューから品定めをする為にアイランド式のカウンターに座りメニューを開く。イチオシは鶏白湯のようだが夜も遅いという事でサッパリしてそうな醤油系にして味玉は追加した。

店内を見渡すとカフェのようなではなくカフェである。女性スタッフを中心に総勢6名の大所帯で回している。オーガニックとは謳っていないが随所に自然派へのこだわりを感じる。卓上には無漂白の紙おしぼりや爪楊枝が置かれレジ横では自然食品の直販もさせているようだ。

オシャレな店内に座るおじさんに配慮してか店内の壁にはボブマーリーのリリックが直接マジックで書かれてある。〝大丈夫だよ、何も心配しないで〟と。書き出しのスペルが違っているのも愛おしく思えるほど私の心に響いた。その言葉に励まされて待っていると数分で我が杯が到着した。これまたオジさんには似合わない可愛らしいロゴの入った器の中の姿は食べずともヘルシーと分かる表情をしている。絶対に屋台では見られない容姿だ。

まずは透明感の中にも深みを感じる枯色のスープをひとくち。少なめの香味油がサッパリとした最初の口当たりを印象づける。鶏ガラベースのスープは甘みを利かせた構成で点滴のように身体に取り込まれる。カエシも薄口醤油か白醤油が主体でまろやかなコクがあり角は削ぎ落とされているので喉の通りが良い。

こちらで特筆すべきは麺の香りだ。透明感の中に浮かぶフスマなどの胚芽が特徴の全粒粉のストレート細麺はスープの中でも小麦の香りを放っている。箸で持ち上げただけで漂う焼きたての食パンのような香りに悶絶しそうになる。いざ口に含むと麺肌に溢れた香りは噛まなくとも小麦畑に迷い込んだようだ。さらに奥歯で噛みつぶすと内に秘めたグルテンが弾け出す。噛みしめるたびに訪れる幸せは余り類を見ない麺に思える。もちろん口当たりも喉ごしも最高レベルだ。

具材は鶏清湯スープに合わせた鶏肉の焼豚が部位違いで二種類。先にあっさりしてそうなムネ肉のレアチャーシューは薄味だが、しっかりと効かせた下味のソミュール液の白胡椒などのスパイスが浸みているので淡白になりすぎず旨みがある。一方のモモ肉を巻いて煮られたタイプのものは旨みが強いはずのモモ肉なのに淡白すぎて少し味気なかった。

追加した味玉は素材重視の味付けなので好みとは違ったが、こちらの店の方針には合っているので仕方ないかと。このスープの中にド完熟の茶色の味玉はミスマッチだと思うので。

ウンチクにあったように何処の誰が作ったか分からないナルトやメンマは使用しないというポリシーには大賛成だ。メンマは原材料の産地までは分からないが店で仕込まれた物に関しては信頼して食べようと思うがナルトに関しては全く同意見だ。

そのナルトやメンマの代わりに添えてあるのが茹で野菜の数々で野菜本来の旨みが詰まっていた。特に感じたのは小松菜の苦味だった。最近の野菜はどれも食べやすく栽培されているので苦味を感じる事はほとんどないが有機や露地栽培の野菜は味が濃い。野菜嫌いの子供たちが昔は多かったのが理解できるクセのある味の濃さだ。この小松菜にはその苦味が残っている。久しぶりに小松菜を食べて旨いと思った。

キャベツや薬味の白ねぎと青ねぎや上質な海苔も自然体なスープに馴染んでいるので有りなのかと。

夜の時間帯に選んで正解な罪悪感の薄れるラーメンだったが好みとしては、あと一割塩分を引いてくれてら更にタイプになりそうな一杯でした。

投稿 | コメント (0) | このお店へのレビュー: 1件

「特製中華そば 醤油 ¥1120」@松戸中華そば 富田食堂の写真平日 薄曇り 12:00 先待ち6名 後待ち不明

〝またしてもやってしまった〟

日本一有名かもしれない松戸の超人気店の早朝7時からの整理券をゲットする為に松戸駅前のデラックスカプセルホテルに前泊までしたのに目が覚めたらまさかの11時と寝坊してしまった。もちろん理由は松戸の飲み屋に捕まって朝方まで呑んでしまった自己責任なのだが。それも前回と同じ店で同じ失敗を今月だけで二度も繰り返してしまった懲りない男だ。

しかし寝過ごしても慌てる事なく落ち着いたものだ。何故なら想定内の出来事だったから。朝の6時過ぎまで呑んで7時の整理券を取りに行くなんて到底無理な話だから。それほどに松戸の夜は恐ろしい事だけは書き記しておこう。

前回は個室の床で寝ていたが今回はちゃんとベッドで寝ていたようで身体におかしな痛みもないのは少しは学習をしたようだ。最上階の大浴場の露天風呂で汗を流し、情けなさすぎる気持ちとアルコールに冒された身体をリセットする。

わずかだがリペア出来た身体を奮い立たせ松戸駅周辺で検索すると目的だった人気店の系列店であるコチラがヒットした。昼ピークの真っ只中だが席数も多く回転率も良さそうなので本店のリサーチも兼ねて初訪問を決定した。

チェックアウトして駅の反対側の東口へ向かいこちらを目指す。ちょうど12時を迎える頃に店先の看板を見つけ店頭に並んだ。高校生たちの6人組が並んでいたが同席を希望のようで独り身の私はすんなり入店出来た。なんの予習もないまま店内の券売機の前に立ったので慌ててしまいヘッドライナーを飾る左隅上部のボタンを押した。しかし千円札しか投入してなかったので金額不足で発券されず追加金を入れてようやく食券を購入できた。

特製中華そばとあるもののかなりの高額商品に驚いた。カウンターに座り店内を見渡すと高校生が多く、つけ麺だが高額な特製を食べている若者がほとんどだ。大手牛丼チェーン店で昼メシを済ませているお父さん方には見せられない光景だ。

広いテーブル席もある店内を充実の五人体制で回しているが片付け待ちの空席も多く稼働率は良くなさそうだ。カウンターの後ろの壁にはオーナーのドキュメンタリー映画のポスターが大きく貼ってある。それを見た時に大きなコートをクシャクシャにしてカウンター下の荷物置きに突っ込んだ私としては、あの壁にハンガーでも設置してくれたらとゲストファーストを願ってしまった。

回転率は良くないが提供時間は短いという矛盾の中、着席後5分ほどで我が杯が到着した。白磁の高台丼の中の姿は名物のつけ麺のような派手さはなく落ち着いた表情だ。特製ならではの液面を覆う具材の豊かさも印象的だ。

まずはスープをひとくち。やや霞みがかった薄濁りのスープに浮いた鶏油からは鶏そばならではの香味が漂う。レンゲを介して口内に入った途端に感じるオイリーな口当たりがコクを演出する。スープ自体はキレのある鶏ガラベースで卓上のウンチクにもあるように五種類もの銘柄鶏を使用しているようだ。複雑さを醸し出す為だと思うが、果たして五種類もの鶏ガラが必要なものなのかと考えてしまった。しかし直ぐに何となく解釈できた。28席もある店舗を14時間以上も営業する為には大量のスープが必要となるはずだ。それには相応の鶏ガラで仕込まなければならないが単一銘柄では供給が追いつかず必然と複数の銘柄に頼らなければならないのだろう。勝手に合点がいった所でスープを味わうと丁寧に鶏出汁を抽出したというよりは絞り出した感のある雑味や灰汁を残している。それを奥行きと言う人もいれば、獣臭いと言う人ももいるだろう。カエシの持つ醤油の酸味がオイリーなスープを和らげる働きをして後味はスッキリしている。その分、鶏の臭みが目立つとも言えるが。

続いて麺を楽しむ。自家製の中太ストレート麺は滑りの良い口当たりが心地よく勢いよく口の中に放り込んでしまう。口いっぱいになった麺を噛みつぶすとじんわりと小麦の甘みが湧いてくる。スープの甘みと酸味と重なって胃袋に入って行く。滑り込むと言うよりは胃袋に落ちて行く感覚だ。周囲のつけ麺を見ても麺肌は輝くほどに美しく自家製麺への自信が分かる。

具材は豚肉の部位違いの焼豚が二種類でバラ肉と肩ロースが二枚ずつ。豚肩ロースは吊るし焼き焼豚で冷たさは残るが肉厚で食べ応えもあり肩ロースの赤身の良さが引き出されていた。下味は程よく付いていたが吊るし焼き特有の香ばしさは無いタイプだった。ウンチクにはどちらも吊るし焼きとなっていたが豚バラ肉は煮豚型にしか思えないほど柔らかく脂身もとろける仕上がりだった。その分、赤身は旨味が抜け出していたので煮豚なのではと思った。

味玉は好みの熟成をみせるが白身が浸透圧に負けて硬く締まっていたのが残念。メンマも大量に添えてあったが人の手の匂いがしない。さすがにこれだけの量を手仕込みとはいかないのだろう。薬味の青ねぎも乾いた切り口からは香りが立たず食感もパサついていた。

最後までスープからも過度な非天然調味料も感じる事なく麺と具材は楽しむことが出来た。12時のピーク過ぎに食べ終えて席を立ったが外には数えられない程の行列が出来ていた。しかし店内には片付け待ちを含めた空席が目立ち人員不足なのか対応力不足なのかと心配してしまった。この店舗のオペレーションが完璧になった頃には多店舗展開も進み松戸まで行かなくても食べられる日が来るだろうなと予感する一杯でした。

投稿 | コメント (0) | このお店へのレビュー: 1件