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のらのら

男性 - 東京都

はじめまして。レビュー開始から一年が経ち、二年目の目標を全国制覇にしました。一杯のラーメンに出会うまでの経緯も書き記しているので、前置き等が長くなりがちですがお許しください。しかし採点に関しては立地 接客 衛生面 価格設定などは考慮せずに、ラーメン一杯に対しての評価にしています。自分の好みだけで評価しているので不快な文面もあると思いますが、何卒宜しくお願いします。

平均点 73.435点
最終レビュー日 2019年7月19日
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レビュー 店舗 スキ いいね

「味玉入麺 醤油 ¥880」@自然派ラーメン 神楽の写真祝日 晴天 17:35 先客8名 後客6名

突然のスピンオフ企画〝ラーメンひと筆書き〟に挑戦中の私は今なぜか金沢駅におります。というのも午前中に挑戦していた別企画(自身が勝手に課せたルール)が大失敗に終わりヤケになって新たに始めた企画の最中なのだ。

簡単に説明すると東京を出発して同じ路線を後戻りせずに各都道府県のどれだけ多くの人気店を明日までの二日間で周って東京に戻って来られるかにチャレンジするものだ。自分の中では各県に付き1店舗、しかもRDBのポイント上位とハードルを上げたのだが、その事がどう影響してくるかはまだ分からない。とりあえず後戻りだけはしないように金沢駅に来てみた。

移動の新幹線の車内でいくつかの目星は付けておいた。現在、映えある石川県第一位は味噌専門店という事で味噌耐性のない私には不向きとし却下。第二位のこちらは祝日は夜営業もあり金沢駅からもバスで移動範囲内と条件は揃った。しかも無化調とは連食で弱った胃袋には願ったり叶ったりラジバンダリ。軽快な親父ギャグも飛び出した所で、午前中の大失敗などすっかり忘れてこちらを目指す。

金沢駅からは北鉄バス 21野田線 北陸学院大学行きに乗り20分ほどで最寄りのバス停に着いた。予定では20分以上早く現着予定だったが祝日の夕方のバスは異常に混み合い道路も渋滞して開店時間ちょうどに着いた。するとすでにオープンしてテーブル席は埋まっている。一人なのでカウンターに座り卓上メニューから本日のお題を決める。清湯系は決めていたが醤油と塩で悩んだがオススメとある醤油にして味玉を追加した。

店内は家族利用向きの広めのテーブル席が配置されカウンターも広く間隔があけてある。その店内をアルバイトを含めた三人体制で回すが調理は全てご主人が担う。焼豚なども切り立てにこだわっているようで期待が持てる。

着席して8分程で我が杯が到着。白磁の切立丼の中の姿は王道たる風格とお茶目な表情が混在するいかにも無化調たる姿で臆する事なく出迎えてくれた。

まずはやや陰りのある紅鬱金色のスープをひとくち。最初に味覚を通して脳に伝わってきたのは魚介系の酸味。このスープの核となっているのは明らかに魚介だしの風味と旨さだ。それを支えるほどの力は無いが鷄ベースの香りもほんのりと感じる。丸鷄や鷄油のような強い旨味やコクではないので鷄モミジか鶏ガラ主体の鷄だしだろうか。この魚介主体のスープに合わせるカエシは良く考えられていると思った。通常は丼に醤油ダレを入れておき、そこにスープを注いでカエシのフレッシュ感を引き立たせる手法が一般的に思われる。しかしこちらは小鍋にカエシと出汁を合わせて入れ沸かし直す方法でスープを完成させていた。これがカエシのフレッシュ感を抑える役割をし全体に落ち着きを持たせている。もしカエシがフレッシュだと鰹節由来の酸味と醤油の酸味がぶつかり合い派手なスープになってしまいそうである。それを防ぐ為にも効果的な手法に思えた。

麺は茹で時間120秒でもダレないストレート中太麺でもっちりとした食感が特徴的。角を感じないほどに膨れた麺は噛み心地が良く噛むことでグルテンが甘みに変わるのを体感できる。さっぱりと油分の少ないスープでも喉ごしは悪くないのは麺肌の滑らかさのおかげだろう。

具材は豚肩ロースの釜焼き焼豚だがスチコンで仕込まれているのか外側はしっかりと香ばしくローストされ中心部は芯温の設定が素晴らしく低温焼豚のようにしっとり仕上がっている。釜焼きと低温調理の良いとこ取りの焼豚だ。素晴らしいのは食感だけでなく漬けダレの風味もしっかりと着いている。

追加の味玉は提供温度も温かく抜かりがない。やや半熟は過ぎた下茹でだが完全に熱の入った黄身から半熟への黄身のグラデーションが楽しめた。下味は良かったが好みの熟成度にはあと一歩。

メンマは固めのコリッとした食感だが一本の繊維も感じない丁寧な下処理が伺え味も控えめで良かった。

薬味は青ねぎの小口切りだが最初にお茶目に見えたのは不揃いなネギの切り方のせいだろう。味覚的には問題ないが視覚的には残念。海苔は黒々として香り高く口溶けも良く質の高さが表れている。

後半になって無化調を謳っているだけあって不自然な旨味も過剰な塩分も姿を見せず満足で全てを平らげた。本日の三杯目にこちらを選んで本当に良かった。

外に出るとすっかり日も沈み知らない街並みはさらに異郷の地に見えてきた。この先、福井県に移動してもランキング上位の店は営業しておらず、今夜はこの見知らぬ街でひと晩過ごす事にした。

しかし案の定、週末の観光地でホテルの空室を探すも簡単には見つからない。お世話になってるホテル予約サイトで検索するも駅前の20平米もないビジネスホテルの部屋しか空いてなかったが都内並みの料金設定だった。無計画への代償と思い予約サイトの貯まったポイントで支払い、実費の痛手は免れたがラーメンに換算すると全部のせが20杯は食べられただろうにと反省した一杯でした。明日につづく。

ここまでの旅のおさらい

東京〜長野〜富山〜金沢

移動距離 449km
乗車時間 3時間44分

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