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KM

男性 - 東京都

〜町田のご隠居の食楽記・番外編〜--ヒメアカタテハ--『美味い不味いは紙一重』--『空気読まない』--『遠くの100点より近くの80点』--『丼の数だけ美味さの種類がある』http://99080442.at.webry.info/

平均点 88.752点
最終レビュー日 2018年5月22日
854 399 0 4,282
レビュー 店舗 スキ いいね

「味噌ラーメン700円+大盛100円(麺硬め)」@居酒屋 南部の写真3/30/18
◆居酒屋中華(町田の店シリーズ)
◆自家製味噌のラーメン
◆味噌ラーメンを見直すプロジェクト
味噌ラーメンシリーズ第27回は、自家製田舎味噌の味噌ラーメン
丁度ソメイヨシノは満開。
庭から山桜と大島さくら。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/255363236?size=850#content

今日は近所の桜鑑賞を兼ねて南部と言う居酒屋に行くことにした。


実は一昨年店の前を通ると、しばらく昼にはラーメンののぼりも暖簾も出ていなかった。
もう止めたのかと思いがっかりしていた。
ところが最近昼に店の前を通ったところラーメンののぼりが翻っていた。
そこで電話してみたところ、ちょうど二年前に入院していたとのこと。
定休日は火曜日で以前のように営業されていることだった。


木倉というバス停で下車。

http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/255363240?size=1024#content


店内に入ろうとすると、丁度ご主人が出てきて店内に向かい入れてくれる。
店内の様子は何も変わっていないのでホットする。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/255363247?size=950#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/255363251?size=950#content

やはりここでは自家製味噌の味噌ラーメンを。
この味噌が自家製であることは最初の訪問時にその味から分かった。
とても個性的な味噌味。


味噌ラーメン700円+大盛100円(麺硬め):
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/255363254?size=1150#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/255363258?size=1150#content


24㎝の下膨れ大丼にナミナミのスープと具。
麺は大盛でも沈み込んでいる。
野菜も沈んでいて少なく見える。

炒めた野菜は、画像からは少しピンボケのようにボケているが、実は味噌粒子が表面に付着し、乱反射した結果。


スープ

まず一口。
味噌と脂と出汁との融合具合が懐かしい。

赤味噌と白味噌のブレンド。
赤味噌比率はやや高めのようだ。
この豆味噌の風味が特に良い。
いかにも昔食べた味噌の味。
それも北日本型。

これだけでも満足であるが、脂はおそらく鶏とかブタのもの。
ラードだけではない。
この脂と味噌との融合が本来の味噌ラーメンの味。

スープは鶏ガラ・豚ガラ系。
魚はないな。
程よい旨味がよい。

塩味は私にはピッタリである。
一般的には少し弱めかもしれない。
おじさんに聞いてみると私用に少し塩分を控えてくれたそうだ。
すばらしい心遣い。

最近料理研究家の土井善晴氏が番組内で、みそ汁の味噌を目分量で入れていた。
アシスタントが量を確認すると、その時のコメントが良かった。
『みそ汁は濃くても薄くても美味いもの』とのこと。

全く同じ意見だ。
自分の好みの濃さのものしか美味いと感じない感性は貧弱である。
信州の田舎ではさらにみそ汁に出汁を使わない所が数多くある。
味噌自身の旨味を愛するとそれでも納得できるのである。
やたらコクと旨味量などの味の量が多い味噌ラーメンが流行る中、味噌自身の美味さを追求する投稿が欲しいところだ。





モヤシ、キャベツ、ニラ、人参と挽肉。
動物性の脂で炒められた具は香ばしい。
具沢山でかなりの体積があるが、多いスープに沈んだ部分が多い。




中加水加水高めの麺を硬めにしてもらった。

http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/255363261?size=1100#content

http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/255363265?size=950#content

動画

https://www.youtube.com/watch?v=6dRqtdJXv70

このタイプは最初弾力を楽しみ、徐々に吸水してのびやかでスープを一体化するプロセスを楽しむことができる。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/255363273?size=982#content


久しぶりの十分楽しめた味噌ラーメン。
居酒屋中華としたが、ラーメンの完成度は高く、立派ななものだ。
岩手出身とのことだが、以前しっかりラーメンを作っていた方だと思う。

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このレビューは移転前のものです。

「チーズカレー麺(大盛)980円+ポイントサービスの餃子」@悠河らーめん 町田中町店の写真1/19/18
◆経営の見直し:一軒に絞る(町田の店シリーズ)
◆味噌ラーメンを見直すプロジェクト
味噌ラーメンシリーズ第26回は、チーズとカレー味がマッチしたラーメン。


開店と同時に席に着いた私に手渡されたのは、移転のお知らせ。
もともと町田街道沿いにあって街から離れていたが、町田のメインストリートの外れに引っ越してきた。
その後この中町店と向ヶ丘遊園店の開店と拡張路線だったが、すぐに中町店一本に絞った。
これは経営上いい判断だったと思っていたが、やはり駅に近いこの店は経費がかかりすぎるのだろうか、また町田街道の町谷原交差点付近に移転するようだ。
この店は1月28日までの営業で、新店舗は2月中旬~3月にオープンする予定とのこと。
長年お世話になっている店が駅の傍にあることに満足していたが、結局長続きしなかった。
この付近で続いているのはおやじ位。
ラーメン屋の営業は難しい。

自ら悠河最強麺と謳っているものにする。
200gの野菜と極厚バラチャーシュー2枚が楽しみな、欲張りメニュー。
http://photozou.jp/photo/show/286324/254080901


チーズカレー麺(大盛)980円+ポイントサービスの餃子:

最強だけあって、φ25㎝を超える大丼で堂々と登場。
まずは拍手を送る。おみごと。
ケチケチ感を払拭している。
一緒の餃子やレンゲが小さく見える。
巨大バラチャーシューは、厚みもある。
まずはその眺め。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/254080905?size=1024#content

http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/254080903?size=900#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/254080911?size=950#content

炙りチャーシューは長手方向で15㎝はある。
二郎の丼に乗せても迫力がありそうだ。



スープ

カレー粉の風味は確かにする。
しかし、スープ自身の味はまさに味噌ラーメンと言える。
この店の担々麺も白味噌と赤味噌の和味噌がベースになっている。

おそらく最後になるので、スープをゆっくり味わってみる。

醤油ラーメンでは完全なバランス型だった気がする。
鶏・豚、野菜、魚類、昆布といった材料。
辛いメニューでは同定が難しかったが、今日のスープは塩味も辛さも端麗なので、どうやら同じベースだと気が付いた。
このベースにチーズと野菜のグルタミン酸、カレー粉の旨味が加わり、端麗でありながら厚みと味の量が多い満足感を与えてくれる。

カレー粉は多くないので、カレーラーメンというよりカレー風味。
結局野菜200g(モヤシ、キャベツ、玉ねぎ、ニンジン・・)の味噌ラーメンとチーズをマッチングさせたラーメンと言う印象である。



中加水、中力粉の中細麺。
モチモチ感もある。
これはどんなスープにも問題なく合いそうのもの。
カレー風味のスープをゆっくり吸いながら馴染んで行くのが良い。

http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/254080914?size=800#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/254080917?size=950#content




チーズは野菜とスープとバランスしていき、旨味とコクを追加している。
味噌とチーズ、カレー風味は合うこと間違いない。

野菜は確かにタップリで、モヤシだけではないので好感が持てる。
最近野菜が高いので、うれしい。

炙りバラチャーシューはとにかく食べ応えがある。
角煮的に煮られていて、旨味が強く、かなりコッテリ感もある。
角煮を4個位食べた気がする。
これを齧ると全体の味はそれに支配されるくらいの力がある。
端麗ベースのラーメンが濃厚系味噌らーめに変貌する。

サービス餃子も先に食べたので、かなり満腹感がある。
おおいに腹が満足した。

http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/254080909?size=850#content

さて、
今回が最後なので、ゆっくり画像など見ながら考えてみる。

ラーメン屋はやっぱりスープありきなんだな。
このベースのアレンジで醤油にも味噌にもなるし、味噌は担々麺にもなる。
麺はそれに合わせて製麺を依頼すればいいわけである。

担々麺の店は結局端麗系バランス型スープの店でもあった訳である。

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「極♪濃厚チーズの白味噌らーめん950円」@ど・みそ 町田店の写真12/14/17
◆味噌ラーメンを見直すプロジェクト
味噌ラーメンシリーズ第26回は、チーズと白味噌がマッチしたラーメン。

町田では今や人気店。
常にカウンターに人影がある。

月毎の限定メニューは凝ったものが多く、味の研究をしていることが伺える。
今月も味噌の良さを引き出している気がする。
白味噌とチーズ。
美味いに違いない。

極♪濃厚チーズの白味噌らーめん950円:入口の張り出し
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/253311807?size=800#content


うたい文句は『見た目はグラタン チーズ濃厚洋風らーめん』
『白味噌をベースに、上から濃厚チーズソースをかけ入れたパスタ感覚』。

なんとなくクリーム系のイタリアンを想像させる。
クリームのパスタやリゾットは大好物。
ミラノより北部の山岳地方に行くとパスタはほとんどがクリーム系だった。
しばらくコモ湖付近にいたが、とても懐かしく思う。
クリーム系とは言え主役はチーズ。
やはりチーズはそれだけで美味いが、さらに動物系の出汁と味噌のアミノ酸の旨味と重なると、相当な美味さだと確信する。

http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/253311812?size=1024#content


タバスコが添えられてくる。
トッピングについては張り出しを参照していただきたい。

この中でも形のあるトマトと玉ねぎが洋風感を出してよく合っている。

白味噌ベースのスープはすでにチーズソースとなじみ始めていて、実に美味い。
想像通りの組み合わせの良さを出している。
塩味が濃いことを覚悟していたが、これは見事に裏切られた。
かなり抑え気味で、食べ進んで塩味が嫌になる事を防いでいる。
これはお見事。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/253311813?size=880#content

中太、中加水の麺。
茹で時間は汁なし系より多少短い気がする。
おそらく茹で上げ後にスープを吸収するからであろう。
同じ麺でも水で〆ないとモチモチ感が出るようだ。
その分破断感は少なくなっている。

http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/253311817?size=850#content

チーズの量は予想以上の多さ。
これはうれしい。
できるだけチーズを絡めてから麺をすくうことにした。

途中でタバスコを使う。
タバスコの酸味とトマト味が良く合う。

配膳後、必ずよく混ぜて、とアドヴァイスがあるが、絶対に従わないことにしている。
少しずつ自然に混ぜて行き、『不均一のコク』を堪能すべきである。

最後に残ったスープも、ちょうど良い塩味・旨味でついつい減塩を忘れてて、飲んでしまう。
レンゲを置いても、また飲んでしまう。

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このレビューは移転前のものです。

「悠河スペシャルつけ麺900円(2辛)+炙り極厚バラチャーシュ」@悠河らーめん 町田中町店の写真11/24/17
◆経営の見直し:一軒に絞る(町田の店シリーズ)
◆味噌ラーメンを見直すプロジェクト
味噌ラーメンシリーズ番外編はオリジナル中華四川風つけ麺

炙り極厚バラチャーシュー
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/253024497?size=1024#content

バラ肉200gを使っているようだ。


悠河スペシャルつけ麺900円(2辛)+炙り極厚バラチャーシュー350円:http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/253024499?size=1150#content

この器は非常に大きくφ25㎝以上ある。
バラチャーシューは長手方向が12㎝位あるのだろうか、レンズから離れているので小さく写っている。
レンゲと同じ位であることが分かる。
これ2枚。

大きなチャーシューはおそらく腕肉・肩肉。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/253024502?size=1024#content

漬け汁
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/253024500?size=1024#content


見て分かるのは唐辛子色とネギ、胡麻、ニンニク。
レンゲで掬うと大量の肉味噌、味漬けされたメンマが沈んでいる。
メニューからは、担々麺、ニンニク胡麻辛ラーメンのハーフ&ハーフとある。
浅田真央のハーフハーフほど愛嬌はない。

担々麺は和風味噌味がベース・支配的なので、味噌ラーメンに分類したいのだが、甜麺醤、豆板醤、芝麻醤などの多くの味噌を使っている欲張りな味付けだ。
胡麻辛は胡麻・ピーナッツバター系なのだと思う。
肉味噌は、甜麺醤、豆板醤系。

使える調味料を駆使しているので総合的味の量・コクが独特。
ただし塩味は抑えめで好ましい。

卓上の花椒を追加して、四川感を出すことにする。

http://photozou.jp/photo/show/286324/253024498


http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/253024503?size=1024#content

http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/253024508?size=1024#content

麺は中加水で、かん水は少ない。
エッジのRを小さめに仕上げてあるので、腰を感じられる。
程よい食感。




ワカメ、メンマ、コーンは汁に漬けないでつまむことにした。
舌に残った味をリセットできる。
このように味の種類の多いコクはリセットしながら食べないと舌が鈍くなる。

腕肉チャーシューは旨味が効いていて、美味い。
ここのチャーシューは随分変化してきたが、この店の味には薄味で旨味が多く、汁を吸い込むのが合っている。
このタイプが一番口に合う。

炙りバラチャーシュー

200gの角煮風のバラ肉は相当食べ応えがある。
これだけで一食成り立つ。
良く煮込まれ脱脂されているが、それでもかなりの重みがある。

叉焼は箸で簡単に裂けるので、少しずつ汁に付け込んで味の追加をする。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/253024512?size=1024#content


麺と一緒に食べると、何も言うことがない味になる。
この味はポイント。


途中で花椒を追加して刺激を維持する。


スープの小丼を頼んでスープ割を〆にする。
塩味抑えめなのでホットするスープになった。
総合的に満足できる料理。

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「みそラーメン450円+レバニラいため700円+おにぎり2ケ」@正太楼の写真10/24/17
◆町田の老舗(町田のラーメンシリーズ)
◆私のご近所グルメ(創業1969年から48年)
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町田の中心から少し離れたところに10軒弱の老舗中華食堂がある。
どの店のご主人も高齢で皆40~50年の歴史を持つ。
東京オリンピック以降の高度成長を支えてきたわけである。
この存在は戦後の食文化の遺産とも言える。
しかしながらどの店も後継者問題を抱えて、風前の灯火である。
今のうちにその記録を少しでも残しておきたいと考えている。
それが老人の仕事で、新店は若い方の馬力に任せたい。
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◆味噌ラーメンを見直すプロジェクト
味噌ラーメンシリーズ第25回は、媚びない味噌ラーメン。

5か月ぶりの味噌ラーメン。
いよいよ味噌が食べたくなる季節到来。
今日は曇りで11月並みの寒さ。

来るたびに壁のメニューを撮りたくなる。
TVは衆議院選挙の話に花盛り。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/252341134?size=950#content

最近は健康意識が働き、レバニラなど。
ライスよりおにぎりが雰囲気に合う。

みそラーメン450円+レバニラいため700円+おにぎり2ケ200円:http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/252341141?size=1024#content


レバニラいため
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/252341138?size=1024#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/252341135?size=950#content


見事なレバニラ。
モヤシでの増量が普通の世界にありながら、純粋にレバーと韮が90%。
モヤシは逆に飾り程度。
韮は一束以上をオヤジさんが刻んでいた。
レバーも十分な量炒められている。
味付けは予想に反して控えめ。
こういうのは濃い味が普通だったが、味噌ラーメンと合わせてさっぱりする位のもの。
減塩に良いのだが、ニラに含まれるカリウムがさらにナトリウム/カリウムバランスを整えてくれる。
最近は韮を食べるようにしている。

みそラーメン
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/252341139?size=950#content


今日の丼は具が全部汁に沈み込んで、地味。
麺は見えないし、モヤシ、メンマ、ナルト、チャーシューが見えない。
ネギも麺より前に入れていたので、沈んでいるようだ。
脂が多く浮いているわけではないので濃厚にも見えない。

最近珍しい、見た目に媚びない450円ラーメン。
チャーシューはりっぱな肩ロースで厚みもある。
味は45年前の町の味噌ラーメンの味がする。
立派なものである。

一般的味噌ラーメンを見ると、たいしたものをトッピングしているわけではないのに、美しく着飾っていて、価格をつり上げている。
だいたいモヤシや玉子の原価などしれたものである。
その点これはすごいぞ。
なんと何も見えないのだ。
このラーメン、汁が少なくて済む高価な丼に、2から3点トッピングを追加すると倍の価格で売れる。

スープ

今日のは油が少ない。
味噌は赤身が多い。白味噌と合わせてある。
出汁は動物系の豚・鶏。
味噌の田舎臭さが出ていて、味も味噌らしい濃さを感じられる。
あっさりしたスープで、実はこれに合わせておにぎりを頼んだのだ。
味噌ラーメンは味噌とラードの融合具合が旨味のポイントだが、少し油が少ない気がする。
しかし、大き目チャーシューがあった。

チャーシュー

肩ロースはカエシで味付けしてあるが、味噌味が強めなのでちょうど良い感じがする。
赤身部分の旨味と脂の旨味が残っている。
少しずつ齧りながら食べ進める。
あっさりスープに肉と脂の旨味がが追加され、別物といえるほど充実した味になる。
この食べ方で食べるべきである。
スープとチャーシューを独立して評価する傾向があるが、スープとのバランスがラーメンの命である。


http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/252341142?size=850#content

中加水の細縮れ麺。
少しだけ加水低めか。
汁を吸いやすいので、一気に啜りあげた。
残った汁はみそ汁替わりである。


おにぎり

http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/252341143?size=950#content


スープをみそ汁替わりにして、レバニラを堪能する。
米の炊き方がよく、塩にも味がある。
具は梅干しと漬物系であるが、塩むすびとしても耐えられる。

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「横浜付け麺800円+辛味噌50円」@麺処 まさごの写真5/31/17
◆老舗の代変わり(町田の店シリーズ)
◆味噌ラーメンを見直すプロジェクト
味噌ラーメンシリーズ第25回は独創的家系辛味噌ラーメン。

最初に横浜ねぎラーメンの辛味噌を食べた時、そのバランスのよさに惚れ込んだ。

今日はそのつけ麺にしてみた。
味噌のつけ麺はかなり味付けが難しいと思っている。

横浜付け麺800円+辛味噌50円:
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/248898132?size=900#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/248898133?size=850#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/248898134?size=950#content

味付け卵が乗せられるメニューが多いが、おそらく色彩的な外観を重要視していると思う。
これがないと写真が恐ろしく単調になる。


http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/248898136?size=850#content

家系の麺のつけ麺は珍しい。
おそらく暖かい汁用に開発されたからであろう。
http://photozou.jp/photo/show/286324/248898137
確かに家系の麺。
アルデンテ風の水分差が出しにくいかもしれない。
加水の問題より、小麦粉の種類、特にデンプンの特性の違いを感じさせる。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/248898138?size=850#content



辛い味噌味。
味噌味は立っていない。
辛すぎる事もない。
豚骨スープは丁度良い脂量。
粘度は高くしてある。
塩味はむしろ弱めで、そのまま口にできる。
これは麺を全部漬け込む必要がありそうだ。

全体に一体感が強く、よくまとまっている。

★実にバランスの良いスープ。

麺は全部漬け込んで丁度良い設定のようだ。
普段しないような食べ方であろが、多めに手繰って全部汁の中へ。

一度手を放す。
そして何回かで無くし、入れ替えていく。

このような食べ方をすると、一気に麺が無くなることになる。


この麺はあくまでも家系用に開発された気がする。
したがって、暖かい麺で威力を発揮し、多彩な食べ方ができる。
麺硬めでも柔らかめでもそれぞれ美味い。
実際家系で固めを頼む人が多いが、実は柔らかめの方が美味い。
モチモチ感が出て来てうどん的な美味さを出す。
一方固めだとこの麺はパスタ感が出てくる。
非常に不思議な麺である。

水で〆るより、暖かい麺で堪能できる気がする。

どうも同じことが細麺でも言える。
原因は製麺屋さんしか知らない。

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「みそWチャーシューメン1240円+大盛20円+味玉20円」@ぼっけもんラーメンの写真5/12/17
◆男飯を愛する人の店。
◆味噌ラーメンを見直すプロジェクト
味噌ラーメンシリーズ第24回は独創的味噌ラーメン。

世田谷に用事があったので、昼に久しぶりに寄ってみることにした。
あの体格のいい店主殿に合うのも楽しみである。

この原稿を書く前にRDBの投稿に軽く目を通したが、2007年に登録されてから目立った動きはない。
人気はないようだ。
それはそうだ、人生も残り少ないので言いたいことを言うようにしているが、RDBの投稿に個性が感じられない。評論家・食通思考の空気が流れている。
ここは明らかにRDB向けジャンルでは無くなっているようだ。

この店は体育会系や腹ペコの学生が行く店なんだな。
大学の傍にありそうな店。

この店の食後感想は、『ああ・・食った食った』の一言で十分だ。
店のメニューを見た途端にそういう店である覚悟と期待感が持てないようでは、おススメできない店である。

最初に訪れたのは2008年9月。
Wぼっけもんにさらにチャーシュートッピングした思い出がある。
https://ramendb.supleks.jp/s/9584/review?u=19597

点数を見れば明らかだが、そういうKMも評論家・食通思考に囚われていたようである。
しかし今日は心構えが違う。

店の前に到着。店の外は以前ほど派手ではなく、むしろ地味。
http://photozou.jp/photo/show/286324/248413109

いくつかのポスターや立看が。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/248413112?size=1024#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/248413114?size=1024#content

食券販売機は違うタイプになっていた。
数あるメニュー表のトップページからまず『みそ』を選択、その中のトッピングバリエイションを選ぶ。
上部には他のトッピングや選択できるもののボタンが並ぶ。

KMは大盛20円と味玉20円を選択。

野菜が欲しいがボタンはなかった。
そういう人には、鉄板ピリ辛モヤシというのがあったのだが、ボタンが見当たらなかった。

食券を渡そうとすると、店主が変わっている。
心配して女性(後で奥様であることが分かるのだが)に聞いてみるとご主人は幡ヶ谷店を去年オープンしてそちらに専念しちるとのこと。
https://ramendb.supleks.jp/s/96597.html

しかし、なんとまだ投稿がない。
これが前述のRDBの傾向なんだな。
その店もブログの人の投稿は多いようだ。

店内の様子は変わっていない。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/248413117?size=850#content

みそ用のメニュー:http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/248413125?size=1024#content

みそWチャーシューメン1240円+大盛20円+味玉20円:

そして、そのラーメン。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/248413166?size=1100#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/248413164?size=1024#content

・・・・なんとも。
言葉を失う。

表面には大きな肩ロースチャーシュー8枚で覆いつくされる。
しかも60%位オーバーラップしていて、わずかしか顔を出していない。一枚を中心に配置したのはなかなかのセンスである。
モヤシの代わりに肉が盛り上がった感じがすばらしい。
大きめのもの2枚もあれば、十分普通サイズの丼の表面を覆い隠すことができる。

しかもこれが低温調理の流行のものに変わっていたのである。

驚きを隠せず、なかなか冷静に写真が撮れなかったため、いい画像が無かったのが残念。

麺が見えるようにして撮影:http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/248413170?size=920#content

さらにチャーシューを移動すると、オリジナルのみそラーメンが出てきた。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/248413233?size=850#content

モヤシに濃い色の材木メンマ、それに香味ネギが見える。


スープ

豚・鶏ベースに魚介出汁。
それに表面には油。
これがこの店の基本の姿のようである。
味は想像に反して、非常におだやか、マイルドな仕上がり。
塩分は控えめの味噌あじ。
味噌はブレンドのようで、その他微妙なコクが含まれている。


取り上げてみる。
http://photozou.jp/photo/show/286324/248413171

この獲り方はピントが合いにくい。
歳で手が震えるからであろう。特に左手が震える。

黄色味を帯びた細縮れ麺。
加水は中加水と低めでまたビックリだが、塩分少な目の味にはスープをよく吸い込む加水低めの細麺がマッチするのであろう。

ここで麺はすでにスープを吸い込み始め、膨潤を開始している。
スープの姿は麺をどけないと見えない。

普通は吸い込み過ぎないように、急いで麺を啜りはじめるのだが、かなりの大盛で且つチャーシューが多いので、慌てず麺の変化を楽しむことに心を決める。

チャーシュー
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/248413235?size=1024#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/248413168?size=900#content

画像がすべてを語っている。
こんなにこの手のチャーシューが並ぶのは初めて見た。
味は丁寧で、控えめ。
肉の旨みを活かす塩味なのがいい。
しかし・・
このチャーシュー一枚で自分用の朝食が賄える。
販売するサンドウィッチには二枚で結構具沢山なのが作れる。
これが4個もできることになる。
しかもバターに和辛しの組み合わせにすると、自分には特上となる。
家に持ち帰りたい衝動に駆られる。
途中で美味いパンでも仕入れることができれば完璧。

この手のチャーシューはハム的なので、汁を吸い込むことは期待できない。
合わせるスープも難しいと思う。
肉の旨みに集中して楽しむ。

スープも最後はあまり残らなかったので、『食った、食った』感が残った。
以前なら鉄板飯100円も頼んだのだが、歳なので自粛している。
もう一度。
『食った、食った』を楽しめない人には薦められない店。

多くのメニューが常に開発されているのだが、ここで一部だけ紹介しておく。

http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/248413210?size=1024#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/248413213?size=1024#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/248413215?size=1024#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/248413224?size=1024#content

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◆最新のラーメン中編
◆空気を読まず人の意見と違う見方をする・・自分だけの価値観

ネオクラシカルとかネオ醤油というジャンルがあったらしい。
そういう言葉には全く興味がないので、かなり今風の言い方であることすら知らなかった。
そんな言葉はどうでもいいが、内容の問題である。

とにかく新しいという事自身が自慢らしい。

とりあえずネオ中華という言葉を知らないので、検索して上位の店の話を聞いてみた。

いままであまり一般的でなかった中華、和食、洋食の技法を駆使しているそうである。
しかしその技法は別に新しいものではなく、使っている人が単に知らなかっただけだろう。

まず掃湯(サオタン)と言った透明感を出す方法。科学の専門用語では吸着濾過という、ろ過方法と肉のイノシン酸を増加する古くからある技法。
フランス料理でもコンソメなどを作る時に使う技法。
このことは昔町田の店で書いたことがある。
https://ramendb.supleks.jp/review/694402.html
ここでは以前から採用している。

バランス系とのことらしい(バランス型という言い方は、たしか私が言いだしたと思っているのだが、随分一般化したものだ。今別途、各種バランスについて強調しているが、少しずつ浸透してきている)。
ラーメンの出汁の材料はほぼ限定されている。
それらの色々な旨みをバランスさせているという意味で使い始めた。
一種のハーモニーの良さを求めるもの。
旨みの累積過剰とは対比させて使う。

私は鶏・豚の動物系や野菜系、和出汁・魚介類のバランスとの意味で使い出した。
これ、少なくても神奈川端麗系ではごく常識的だった。
生魚を使うのも、昔からあり、町田の旧勇次のオヤジ(今の八王子の圓)は町田では得意としていたものだ。

低温調理法の一つ、「ラードコンフィ」だそうだ。
低温調理は肉料理では世界中で当たり前の調理法。
これはタンパク質の変性温度に関係する。
有機化学としては、身近の高分子は、一般的に60℃付近に相転移温度がある。
生物・高分子にとって60℃というのは大変意味のある温度なのだ。
殺菌でき始める温度でもある。
低温調理法最近の発見ではなく、有機化科学の世界では古くからの常識だった。

ローストビーフにしろステーキ、中華の吊るしの叉焼なども内部は低温調理。
ただ加熱履歴の層ができているだけあり、表面はメイラード反応による複雑な風味を付加している。
アメリカでさえプライムリブは低温調理。
アメリカではこればかり食べていた。
要するに低温というのを急に覚えてはしゃいでいるに過ぎない。


麺は有名製麺所。
まあ、皆似てきた。自家製でも個性が消え始めている。

その他色々バリエイションはあるのは知っているが、いずれにしても言えるのは:
旨みが多く、コクが多く雑味が少ないもののような気がする。
具材一つ一つを単独で美味くする工夫。
醤油も上等なものを厳選。塩も美味いもの。
麺は段々皆似通ってきた。
麺もどちらかと言うと蕎麦の美味さを追求しているようで、別になにも新しく感じない。

このような新醤油ラーメン、塩ラーメンは多くの人の努力の積み重ねの結果であろう。
別に新しいものではなく、いままでの工夫の良いトコ取りに過ぎない。
この起源は当然同じことを考える人がいるので、複数あると思うが、神奈川のラーメンがやはり一番影響していそうだ。
神奈川端麗系の古い上品な端麗系。
その後流行った味の多い端麗系。多くの神奈川塩ラーメン。
69の鶏スープ。
神奈川県は自信をもっていいだろう。
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ただし、起源とか元祖というのは複数あるのが普通で、濃厚低温抽出鶏出汁自身は、意外に古くから思いつきやすいアイデアだった可能性が強い。
実際69が活躍しだした2006年当時、札幌の街はずれにあった今は無き『鶏花』という小さい店の『かけらーめん』は69よりさらに濃厚鶏出汁だった。
新しい・元祖と思うことのほとんどは、ただ情報不足が原因である。
学術研究の先取権にも似ている。
・・・後編に続く

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「辛口味噌とんこつ800円+ほうれん草50円X2+替玉50円」@麺処 はるたんの写真3/25/17
◆家系的な店(町田の店シリーズ)
◆味噌ラーメンを見直すプロジェクト
味噌ラーメンシリーズ第23回は家系風の辛口味噌ラーメン。

味噌ラーメンばかり連続で食べると、どうしても飽きが来る。
それを防ぐために適度のインターバルを取るようにしている。
そして、味噌でもできるだけ味のバリエイションを求めるのが良い。
たまに辛口を入れると変化があって良い。

味噌ラーメンを食べていると、いろいろと発見がある。
家系のベースに味噌は合う。特に辛口が油脂感を緩和して食べやすくする。
辛口と油の効いた動物系のスープは一つのジャンルと言えそうだ。
特に味噌のコクは強いので、たまに辛口にすると飽きない。
韓国風、中国風、エスニック風・・・皆いいものである。

この店が69の跡地にできてからもう3年経ってしまった。
様子を見ていたが、3年持つということは、一定の客層・評価を得ているということだ。
町田で、しかもこの街のはずれで3年持たせるというのは大したことと言える。

69の跡地:http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/247038353?size=1024#content

奥には『ど・みそ』がある。
開店前に並びがある位の人気店。

みそ豚骨を食べようと思っていたが、案の定その辛口を出すようになっていた。

開店したのでドアを開けると、ご主人がこの老人に食券の買い方を指導してくれる。
初めてなので、ありがたい。

辛口味噌とんこつ800円+ほうれん草50円X2+替玉50円:

辛さは選べるので3辛:辛い物好きにおすすめ、と言うレベル。
それに山椒を追加する。麺はそのまま。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/247038359?size=900#content

丼サイズはφ21㎝で小さくない。
茹でモヤシが山盛。
ほうれん草もダブルでなかなかの量。

スープ

乳化した豚骨がベースのようだ。
鶏感は強くない。
味噌らしく濃い味。
典型的な油脂類を乳化した豚骨スープ。
乳化粒子を細かくして粘度を出しているタイプ。
九州の脂を減らすものとは違う。ある意味では東京風濃厚豚骨スープ。
コラーゲンによる粘度はそれほどでもない気がする。

辛い。
ちょうど辛いという程度。
この刺激が乳化油脂類のクドサを緩和してくれる。
味噌は白味噌ベースブレンド。
なかなか美味い油脂系味噌ダレだ。


http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/247038361?size=900#content

いわゆる家系の麺で短い。
加水やや高めで薄力粉がモチモチ感を出しているようだ。
この麺はタレを吸って美味くなる、うどん的要素が命。
硬めを頼む人が多いが、実は柔らかめが意外に美味いのも家系の特徴。
そういう通は昔いたのだが。今は硬ければ良い時代。


チャーシューは柔らかくなったバラ肉。
味付けは無く、これがこのタレによく合う。
かえって肉の味が分かる。

なんといってもモヤシとほうれん草。
これが最高にマッチしている。
ほうれん草ダブルとサッパリした山盛茹でモヤシ。
これをタレに漬け込むとクドサと辛さが緩和する。
そして濃い味噌タレが丁度食べごろの味になる。
二郎のヤサイと同じ効果だ。
麺は少なく、持ち上げると野菜の方が多い。
そこで麺を先に無くして、50円の替え玉半玉を追加。

替玉
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/247038364?size=1024#content

最初から麺1.5玉がバランスがいいだろう。

上に書いたように、家系や豚骨醤油の味噌らーめんには随分可能性がある。
実際それに気が付いた業界では、味噌の導入が続く。
期待できるジャンルである。

しかし問題は味噌汁を毎日食べない世代が膨れていることだろうか。
今の味噌はインパクト重視。
これを毎日食べたらすぐ飽きるに決まっている。
それが味噌が伸びない理由かもしれない。
毎日食べても美味い味噌ラーメンは姿を消しつつある。
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◆ラーメン、なぜラーメン、ラーメンて何だろう

2008年にRDBに投稿を始めてから、いつも考えているテーマ。

どんなラーメンを食べるか、食べてどう感じるのか。
自分の生き方そのものであるということを書いて来たつもりだ。

しかし世間の話題の取り上げ方に触れると、何故か疑問が沸いてくるのだ。
そのような疑問にいつも考えを示そうとしている。

最近のいろいろなラーメンの方向性。
種類の多様化。料理法の多様化。
ラーメンは世界中のどんな料理の要素でも取り入れることができる、不思議な食べ物。
それが今のラーメンブームの特徴かもしれない。
中華料理、日本料理、韓国料理、インド料理、フランス料理、イタリー料理・・アジア諸国の料理・・アメリカ料理・・中南米料理・・
どんな味も存在する時代になった。

しかしながら、
疑問点はある。このような料理、ラーメンにした方が美味いのかどうか、である。
さらにその提供の仕方も多様化し、一丼で完結するのではなく、周辺にいろいろな容器で副食類が提供される。
すでに定食化、コース化を開始している。
目先を変え人を惹きつけることに専念していうように見える。

★そんなに差別化が美味い商売になるのだろうか?


さらに技術的には、厳選素材の使用、素材の大量使用、多くの料理法の導入といったグルメ志向の方向も盛んに行われている。
これが今っぽい新ラーメンなのかもしれない。
本屋でラーメン本を立ち読みしてみると、このタイプの進出が目立つ。
余談だが、どの本も10年前位の面白さが無くなってきた。
ネット情報が行きわたり過ぎたのかもしれない。
これについては別途書かないと。
もう一度、ラーメン本来の良さに立ち返ることも必要だ。
なぜか古い時代からのインスタントラーメンが美味い。
ラーメン大好き小池さんの世界。

くれぐれも。
★ラーメンはもともと驚くほど美味いものではない、というのが魅力なのだ。

さて、この多様化・収斂化の中をどのように、生きて行かなければないのだろうか。
大変なテーマについて書きだしてしまった。
これについてはやはり今まで通り、毎回少しずつ触れて行くのがいいだろう、というのが結論。
慌てないで、ゆっくり。

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NHKのサラメシが面白いので観ている。

ここで人々が食べているラーメンが、本来の、本当のラーメンの本質を表している気がしてならない。

先日の放送の最後に、敬愛する菅原文太氏の昼飯をやっていた。
それは町の行きつけの中華食堂のラーメンと餃子だった。
やっぱりラーメンはこれだな、と思った次第である。

ラーメンは不思議な食べ物である。
ある意味では凄く贅沢な味と量である。

朝起き掛けの150㏄のスープ。
これに味と濃度調整をした自作ラーメンスープを試していただきたい。
できたら調味料感の少ないもので。
醤油、塩、味噌、豚骨、豆板醤、コチジャン・・
自分なりに美味いスープを調製するのである。

これ、なんと美味い事だろうか。
すごく幸せな気持ちになる。
結構贅沢なものである。

しかしすぐに飽きるのでほどほどに。

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「林華らーめん+半林華ちゃーはん800円+餃子200円」@林華飯店の写真3/3/17
◆街のはずれの中華料理(町田の店シリーズ)
◆味噌ラーメンを見直すプロジェクト

味噌ラーメンシリーズ第22回は、四川風の味噌ラーメン。

先日町田でも本格的四川料理が食べられる店を紹介した。
https://ramendb.supleks.jp/review/1031317.html

今回も本格的。

今や国民食のラーメン。
しかし源流は明らかに中華街の中華汁そば。
そしてラーメンが流行るほど、今の世代は中華料理の頻度・職歴が減っている。
原点を知らないと、そのアレンジ物の日本のラーメンは語れないと思うのだが。
いずれにしても、美味さには種類が沢山あることを指摘していきたい。無数の美味さ軸があることを。

店の入れ替わりが激しい町田。
店が閉店したり、出店するのが普通になってきた。
変わり身が早い。

今回の店は私にとっては意外な驚きを伴う発見であった。

最近この店に沿った、町田の街の一番はずれの道を通った。
以前あった中華料理店の跡地に新しい中華料理店が開店していた。
こんな街のはずれの人通りのない一角に新店とは。それも中華食堂。
この食品提供業の困難な時代に。
ある意味では無謀な試みである。

家に戻ってからRDBを見てみると、たしかに店が登録されていた。
登録したのは、運営当局である。
開店はつい最近の2016年5月20日。
さらに調べると、シェフは本場中国の5つ星ホテルで15年間副料理長として腕を振るっていたそうである。
さらにそのホテルはシェラトンとのこと。
一瞬目を疑ったしだいである。

シェラトンの現在の評価はまったく知らないが、1980年代の香港のシェラトンはレベルが高かった。
香港は仕事で何十回となく訪れたが、一人で食事をするときは、大陸側のシェラトン内の中華料理店に決めていた。
何故なら、上質で、口に合ったからだ。しかも当時驚くほど安かった。
子豚の丸焼きを当時出す店を知らず、ここしか知らなかったからでもある。
子豚一匹分を頼んで、あとはフィリピンのサンミゲールビールだけで堪能していたものである。
ちなみに子豚の丸焼き、中華料理で一番好きだ。
北京ダックよりはるかにイケる。
この店は知り合いのドイツ人に教えてもらったのだが、彼からは随分いろいろ食の事を教えていただいた。

それにしてもあのシェラトンとは。信じられない。

店外観
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/246475157?size=900#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/246475165?size=900#content

出前もすることが分かる。飲み放題、弁当などののぼり。
やはりここでの商売のポイントかもしれない。

まず外のメニューを
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/246475172?size=1024#content

なるほど。
このシェフも随分日本の現実で苦労している様子がメニューから分かる。
メニューも日本人が知っているスタンダードな陳 建民開発メニュー。日本向けに専念。
おそらく味付けも日本人向けにアレンジしているはずである。
中国本土の味は日本人には多少違和感があるはず。
塩味もかなり強くしているのが普通。
そうしないと客が入らないことになるのは必至。
少なくても広東省の塩味は、日本よりはるかに減塩である。
普通の日本人には塩味が物足りないはず。
煮魚などは塩味が相当弱い。

まだ準備中であるが、中で掃除している女性に挨拶してみる。
もちろん日本の格調高いラーメン屋とは結果が違う。
掃除の手を休め、喜んで席を薦めてくれた。
私が図々しいからではなく、表示した開店時間の11:00を過ぎていたからでもある。

店内は中華料理店らしい。
http://photozou.jp/photo/show/286324/246475197

メニュー(Lunch Menu)
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/246475182?size=900#content
メニュー(その他
多くのメニューがあるが、昼でも頼める)
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/246475190?size=900#content

担々麺ではなく、一番四川らしい予感がするものを選ぶ。

林華らーめん+半林華ちゃーはん800円+餃子200円:

先ずは餃子以外。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/246475205?size=1150#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/246475212?size=1024#content

肉味噌が多めで存在感がある。美しい。
四川らしい香が漂う中撮影に集中する。
ちゃーはんの黒さがなんとなく本物の予感。

らーめん

スープ

これはこれは・・・すごいぞ。
なかなか出ない味。
総合的にこれは担々麺に近いが、四川味噌味の汁そば。
分類を担々麺ではなく、味噌ラーメンにした。
かなり濃厚な味の集合・コク。
最初にすみれの味に衝撃を受けたものに近い味噌感覚。
すみれは日本の赤味噌・豆味噌のコクが命で濃厚乳化背脂とラードといった脂の持つ旨みと肉の旨みでコクを多くしている。

このスープのベースは甜麺醤・豆板醤、(豆鼓)と言った中華豆味噌のコク。
これに芝麻醤・ピーナッツが加わり、担々麺的要素を出す。
しかし、これは一種の味噌ラーメンと言った方が適切な気がする。
酸辣湯的酢の酸味もはっきりとあり、白胡麻、黒胡麻のトッピングも担々麺としては無駄ではない。
これに中華的香辛料と胡椒。
さらに仕上げの中華調味料類。
ベースのスープは私には判別不能。
ただし、野菜感と鶏感は少しある。

甘み、酢の酸味、塩味、苦み、旨みの味の5要素が完璧にそろえてある。これは中国でもほぼ同じ要素。
理にかなっているのだ。

これに辣油の辛味(痛覚)、花椒のしびれが加わり味を強く感じさせる。
塩味は日本向けにやや効き気味であるが、味噌ラーメンであるなら、これ位が一番受けるはずである。


http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/246475226?size=1024#content
中細、やや加水低い中加水、ストレート。
ほどよくスープを吸うが伸びずにしなやかになる。

この麺とスープのバランス、麺/スープバランスは抜群。
実際麺を啜って美味い。
ドンドン摘み上げ啜ってしまう。
かなりのスピードで啜りきってしまった。
具はないのであるが、麺だけで十分と思わせるのがすごい。
肉そぼろの効果も絶大。
よくできた味噌らーめんと言える。

餃子5個200円

届けられてから写真を撮る前にすぐ味見して、熱さを確認してしまった。その結果4個。
もちろん火傷しそうだった。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/246475234?size=850#content

味付けはしっかり、少しの甘みも付けてある。
野菜が細かく刻まれていて、その旨みがよく滲みだしている。
この理由もあり、野菜は細かいほど美味いと思う。
皮が薄く、焼き具合もよい。

林華ちゃーはん
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/246475241?size=900#content

色が濃いのがいい。
それだけで特別に感じる。
これは辛味をつけてもいいかもしれない。
米粒はちいさい品種。
モチモチ感が少ないもののようだ。
米一粒一粒が油でコーティングされていて、油感が少なくさっぱりしている。
画像を拡大して観察すると分かる。
塩味は抑えてある本格派。

そういえば、ザーサイが美味い。

久しぶりに町田でいいものを見つけた。
その満足感もあり、食後は元気に街を散歩した。

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「唐し味噌らーめん750円」@らーめん でくの坊の写真◆味噌ラーメンを見直すプロジェクト

味噌ラーメンシリーズ第21回は、和食の良さを楽しむ味噌ラーメン。

本シリーズの第7回で一度登場したが、再登場。

本当は昆布ラーメンを食べる予定だったが、材料が切れていたのでこれにしてみた。
和食料理感があり、記憶に残っていたからだ。
たまに和食を食べ、舌をリフレッシュしたいのだ。

唐し味噌らーめん750円:http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/245919683?size=900#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/245919688?size=900#content

スープ

まず味噌特有の塩からさをまったく感じさせない。
塩味が消え去ったような錯覚。
それでいて不足感がない。味噌のコクのみ感じる。
完全な端麗・バランス型のスープの旨みを、最初は豆味噌系のコクがマスキングしているように感じる。
よくよく味わうと、スープのオリジナルの旨みと挽肉の旨みが現れてくる。
これは自分で探さないと素直には出てきてくれない。
これが和食の持つ本来の良さに思える。

味噌は豆、赤味噌、白味噌のブレンドであろうが、スープの色は随分黒い。
これは味噌の熟成や加熱からくるメイラード反応の結果だと思う。
辣油などによる辛さにも係わらず、全体的には和を感じさせる。
トッピングの様子もそれを演出する。


http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/245919704?size=1024#content
中加水の細縮れ麺。
汁を吸いやすく、最初から褐色に見える。赤色の要素は多少照明の赤に影響されているからだ。
実際は写真より全体に赤く見える。

表面の油は少ないので、冷めやすいと判断し、一気に麺を啜ることにした。
この麺は汁に浸かった麺を一気に啜りやすくしているようだ。
微妙な縮れが上あごを刺激して、心地よい美味さを生み出す。

チャーシュー

味の強さのないスープはやや単調に感じるものだが、そこでこのチャーシューが登場する。
カエシの味付けがしっかりしていて、柔らかく、触ると崩れる。
これを麺と一緒に口に入れると、その醤油の刺激と豚の旨みの刺激が気分をリフレッシュさせる。
スープ/チャーシュー バランスが最高である。
このあたりがご主人の腕。
引き算をしながら、たまに足し算をする。
このチャーシューが味噌スープのコクを上回る時に、このラーメンの美味さを発見する。

冷めたスープ

バランス型のスープであることが良く分かる。
特に昆布がかなり効いているのは、後から判別しやすい。
挽肉の旨みもある。

このラーメン、最初から旨みが押し寄せない。
いわゆるパンチが足りない、インパクトの全くない情けない味噌ラーメンと取る人が多いと思う。
しかし、動物系、魚系、昆布、挽肉、各種味噌のコクを自分で確認していけばその美味さに気が付く。
個人の積極的参加・味覚センスが必要なタイプの美味さの種類もあるのだ。

私は押しつけがましい旨さは性に合わない。
偏屈なジジイである。
これが真剣に味に取り組むご主人に対する私の返事でもある。

そういう美味さが口に合う人におススメ。

◆あとがき

最近この店に行くことが増えている。
それにつれ、ではないが、お客さんの数も増えてきている。
非常に順当な評価のような気がする。
町田の住人の口はドンドン肥えてきているようで、いろいろな店に人が入っている。
必ずしも流行の店・有名店の出店が繁盛するのではない。
逆に撤退も多い。
最初はそのような店に若者が吸い寄せられ、食歴ととも色々な方向に分散して行く。
この店は、最終的にあらゆる年代の人が集まる店になってきている。


街での評価は非常に高い。
駅付近の古着屋さんの若い人と話をする機会があるが、この店の特定のメニューを推す人は多い。それが町田で一番美味いという。
毎日町田で食べる人達が常連となるラーメンが、ある意味で本来のラーメンだと思う。旨いこと間違いのない、いつでも行ける有名店を訪れる頻度は意外に低いのだ。

RDB上でのこの店の点数をざっと見ると、平均点は大体80点。
これはすごい、さすがにラーメンフリークである。
ラーメンの魅力はそこそこ美味いことにあるのを、ひょっとしたら分かっているからである。
それが町田で口を鍛えた若い人達が、町田で一番と言わせる理由でもありそうだ。

遠くの100点より近くの80点。

にっぽん一のラーメンとはそういうものである。
本当の幸せが意外に身近にあるのと同じだ。
旨さ・幸福感とは本来地味なものである。

余談ではあるが、高田馬場に本社がある会社にいたことがある。
そこのIT関連の外食派の若い人達と昼食を外で食べる機会がよくあった。
予想に反して、多くの人はラーメンはもう御免だ、と言っていた。
とにかく旨いラーメンを食べ過ぎの結果。
そこで我々はだいたい和定食が定番だった。
魚と米の組み合わせが、日本の基礎なのかもしれない。
米の味の包容力が生み出す美味さ。
ラーメンとは卵かけご飯/お茶漬け程度が一番美味い。
いわゆる自作和え麺かな。
あとは昔の冬の屋台ラーメン。

まあラーメンとはそういう食べ物であるが、TVで最新ラーメン食べているのを見ると、無性に食べたくなくのも事実である。
麺を勢いよく啜られると、もうタマラン。
麺の良さは本来そこにありそうだ。

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