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とまそん@ラーメン食べて詠います

男性 - 東京都

自分のラーメンライフを振り返ってみました・・・https://hikakujoho.com/manekai/entry/20180712

平均点 83.194点
最終レビュー日 2019年4月25日
3,697 2,352 13 21,908
レビュー 店舗 スキ いいね

「煮干しそば」@麺尊 RAGEの写真とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2019/04/24/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/CANCIxg4R0s

<煮干はいつも変化し進化し続ける・・・やっぱりオレはニボシスト>
 
 ああああーーーーもう、早く大型連休になってくれんかなーーーー。休日午後になると、もうよく週明けのことを感じ始め、気分は憂鬱です。世の中は病んでいるのか、そう言う人々を救うために、ちゃんと休日昼間でも居酒屋さんは営業しており、いろんな客層を店内に飲み込んでゆきます。そして案外一人呑み客って多い。あそんな感じで、吉祥寺から荻窪にかけては、楽しいエリアでございます。命ある限り通い続ける阿呆をお許しいただきたい。今回は、まだ明るいと言うのに、〆ラー気分で「麺尊RAGE」へと行ってまいりました。
 
 相変わらず・・・・ごっさファンキーな店前アプローチです。そしてどこか妙に哲学的な雰囲気もあるポップな雰囲気。ラーメン以外の発信が意欲的でそこが若い人を惹きつけるのか。店前で並んでるオッサンはオレ一人で酒臭い。隣で並んでるお姉さん・・・オレとの距離を置きたがる。
 
 
 
 
<全体&スープ> 時代は淡麗から芳醇へ移るのか・・・苦味の中に芳醇な甘みとカエシの風味を感じながら
 
 おおお!何だか久しぶりな気がしますが、最近段々とイメージが少しづつ変わってきてる。醤油ブラウンがやけに今回は明るく感じる麺尊煮干。そしてどこか全体的に慎ましやかに感じるのはなぜか。チャーシューの配置が、自分の記憶と違ってこじんまりしつつも立体的に変化したから。そうなのだ、ゆっくりとゆっくりと、同じメニューでも変化してるのだと、今更ながら気が付いた。そう思って前回実食の自分の記録を見てみたが、実はあまり変わってなかったりする(爆)。
 
 人間の記憶力とは曖昧極まりないね。しかし一番最初に出会った頃のと比べればどこか変わってる(この最初の印象が自分の中では強かった)。今の麺尊煮干は、少し「芳醇」さが出てて本当に旨いと思う。そこがいいんだよね〜。煮干の中に甘みがあるような・・・なんて過去のオレは語ってる。今回の一杯は苦味は苦味であるけれど、雑味が本当に少ないので非常に食べやすい。雑味をあえて残すようなイメージが勝手にあったもんだから、それを変化と感じてとても興味深く味わいます。見た目だけ言うと、以前のスープに少しばかり煮干らしいモスグリーンな風合いが溶けていたが今はない。また濁り方も今は煮干の粒子がより細かいイメージ。霞度が低くて綺麗になってる。
 
 今回特に旨いと思ったのは、煮干以外のところ。妙に醤油が映える。伸びる。通る・・・。煮干系の苦味が輪郭作り、甘みが芳醇と感じさせた後、後味に醤油ダレの後味の如く・・かすかに香る気分。醤油ダレのカエシが煮干の旨味を引き出しているのかもしれません。これは本当に唸ってしまった。またそれだけでなく、これは本当に妄想だと自分で思っているんだが、まるでもう一つのレギュラーメニュー「軍鶏そば」の出汁にも通じる、ふくよかさがベースにあるようなムード。この傾向は今の淡麗煮干の風潮なのでしょうか?。一時のニボニボ出しまくりの時期から、少し脱却した煮干が今は多いような気がします。
 
 
 
 
<麺> 三河屋製麺:「煮干=パツパツ麺」もゆっくりと「しなやか」に感じつつ・・・
 
 煮干そばには「パツパツ低加水麺」。これは実に分かりやすいうまさで大好き。これも過去はパツパツイメージで捉えていたんですが、大枠は変わってないけど、多少しなやかなな雰囲気があってこれも旨い。これはさすがに気のせいだと思うので、あしからず。
 
 ちょっと酔ってたからか、妙に香りが良くて啜りが進む。汁を軽く吸った感覚があって、麺が寄り添いやすく、汁の持ち上げがあってさらに汁を感じます。前歯で千切るとクスクス感覚は薄く、徐々にクチクチと粉感覚が低い思う。その分グルテンが旨味を吸い込んだような旨味ある部分が広がり、奥歯で噛み潰す楽しみが増す感覚ですかねー・・・煮干もうまいが、ベースの鶏ガラエキスも染み入って旨し。いや・・・香味油のニュアンスか?。ともあれ油の貼り付きあって、つーっるつる!。あとは欲望のナスまま、ズボボボボボボボボボボボーーーーーーーーっと一気に啜り食い。
 
 
 
 
<チャーシュー> レア系と燻製系の二種の旨味がとてもコントラスト鮮やかなのだ!
 
 麺顔は以前とは変わってる。ちょっと肉自体がこじんまりしてきたかな?。しかし質感はさすがです。例えば鶏ムネ肉。これ実に小さく見えるけど折りたたんであるだけ。そして広げると鳥わさか!と思うほど半レアな一品。念には念を入れて奥歯で噛み潰してから飲み干しましたが、いやいや実にうまい。冷酒が欲しくなるが、さすがに麺尊では絶対に今後も置かないと思います。
 
 そしてバラ肉。かわいいサイズになったけど、質感はむしろ上がったか!?。燻しでも入っているのか、まるで周囲が金華ハムかと思うほど肉熟成した旨味に溢れる。中は脂身の柔らかさがあって、スープと混じって噛むと甘く滲む。これなら次回は特製にするよ絶対に。
 
 
 
 
 総じまして「王道のようでどこかがいつも変化!淡麗極まる一歩手前の寸止め海峡煮干麺!」と言う何のこっちゃなる感想。一時期、毎日通った店なので久しぶりに行くと色々面白い発見あり。と言うより・・・週明けが怖くて、すでに西荻周辺で軽く飲んでから食ったので感じ方が曖昧だったのかもしれない・・・ごめん。ともあれ、同じことを繰り返しては進歩なしと、今回は煮干しそばから人生を教わった気分。煮干しそばを見習って、できる範囲でもいいから、少しづつ変化成長していかねばと思うオッサンなオレでした。酔いが回りすぎたか・・・ピンクの像が見えてきた。やばいのでもう・・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   休日も
   残り少なく
   気が重く
 
 
 
   既に憂さ晴ら
   西荻酒場
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

投稿 | コメント (4) | このお店へのレビュー: 26件

「辛い煮干つけそば 中盛・1辛(基本)」@NIBOSHI TSUKEMEN 凪 新宿ゴールデン街店新館の写真とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2019/04/23/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/hx2FOzjieho

<凪の進化が止まらない!>
 
 日曜日、異様に朝早く目が覚めて、うだうだと日常の生活を始め出します。もうすでに月曜日のプレッシャーを感じ始めて、夢でうなされただけなんだよなー。秋を迎えると別の仕事をしているかもしれませんぜまじで。でもなんとしても生き延びるぜ・・・・。そんな苦ぁーーーーい気持ちの朝で、日曜から朝ラーメンしようと思えど、それはなかなか見つからない。24時間営業の店へ行くか!。やって来た新宿歌舞伎町界隈でございます。
 
 
 
 
<全体&つけダレ①> 舐めてはいけない辛さの基準!デフォルトレベルが完成度高し!
 
 おおお!モヤモヤを打ち消すような迫力!つまりいきなり圧迫感を与えるつけダレ風貌。まず濃厚煮干を感じさせる泡立ちの多さ!。そして追加した煮干粉がこんもりと溶けずに浮いているし、さらにその上には赤唐辛子の粗い粉が相当かかってる。まさしく平成のラーメン界を彩った旨辛ブームと濃厚煮干を継承してますねー。凪のセンス良さをやはり感じ取ってしまう。
 
 まずは何をおいてでもタレから味わおう!。レンゲをさしてまずは味わうが、やはり凪の個性的ニボシパワーの洗礼を受けます。ちょっと苦手と思う人が居ようがお構い無しのニボシのエグ味感(良い意味で)。そして煮干粉と赤唐辛子の粉をゆっくりと沈めて、じっくりと底まで突っ込んでかき回してゆきます。また一段階シフトアップしたような、煮干度合いと辛さ度合いが深まる。
  
 スタフ君の事前説明にちゃんと従っておいて本当に良かったよ・・・2クチ以降では感謝すら思う。これはデフォルトでも相当辛いのです。ヘタレと言われようが、美味しくいただきたいもんだから、抑えめ過ぎるかと思ったけれど「基本:1辛」で十分な辛さです。辛いと煮干のエグ味が少し昇格したような旨さに感じるのが不思議。決して辛さでマスキングした感じでなく、辛味がニボニボ感をよりスマートに仕上げるようなイメージです。ではもっともっとスマートな旨さにしようと辛さを増すと・・・バランスを崩す。旨さの積み木崩しという感じでしょうか・・・デフォルトレベルが計算高された完成度だと思えてなりません。
 
 
 
 
<全体&つけダレ②> 旨味の決め手は意外な野菜!?・・・それは焦がし玉葱!
 
 最近、凪系は全般的に足が遠のいているのだが、凪さんに興味を失ったわけではありません。それより・・・東京のあちこちに乱立する煮干こだわりの味わいに、少しばかり退屈に似たようなものがあったのかも。煮干好きは、よく「ニボシスト」と揶揄されますが、そんなニボシストたちの気だるさを一瞬でかき消すような、新しい旨味の風が吹き抜けて行きます。これは何の味だ?。豚骨エキスで「ネオまたおま豚魚系」へ移行?。辛さの隙間に煮干以外の甘みと香ばしさがあるが・・・一体これは何の甘みだ。
 
 それは「焦がし玉葱」だと思うのだが如何に。煮干そばの薬味にフレッシュな玉葱微塵をよく付け合わせるので、別に玉葱が目新しいコンビネーションでもない。ただし、もし焦がされたそれが今回の、味決め手のポイントだとしたら、焦がしネギじゃなくて焦がし玉葱にしたことに、発想力の素晴らしさを知ります。焦がしの風味なら、「マー油」でも別に良いはず。あえて玉葱にしたのは、「香ばしさに甘みをプラス」させたかったのでしょう。辛い煮干とうたいつつ、辣油と山椒の強弱レベルをつけるのはお客さん!後は任せる!といった無責任さがないからいいね。
 
 
 
 
<麺> 少し締まり気味でモチモチした食感の中太多加水麺!汁抜け加減が丁度良い!
 
 ご存知!凪は、並・中盛・大盛が同一価格。大盛ってほど若くないオレですが、口卑しさがどうしてもありまして並盛でスルーもできず。中盛という設定は非常にありがたくそれにさせてもらいました。思えば凪系でつけめんって初めてもしれない。しかし馴染みのある多加水系で、多少の捩れはあれど殆どストレートなフォルム。茹で上げで周囲はやや透明感がありつつも、中心部は引き締まりがある食感です。風味を感じさせるタイプではなく、グルテンの甘みでしっかり馴染むイメージのようです。それにしても艶々としてて、光り輝きますな。水切りが甘いのかと逆に心配してしまうがさにあらず。
 
 さてつけダレに投入しますが、ツルツルさが幸いして辛いタレは適度に抜けて行きます。ガッツリと絡まるようなことはなく、適当に旨辛タレがへばりつく程度。微妙に煮干のエキスと赤唐辛子のカケラが貼りつくところはご愛嬌。ズボボボっとすすることも可能なライト感覚で滑ります。前歯でプツプツと切断してゆくのが明るく思わせ、奥歯へと運んで順番に潰してゆくと、辛くてニボっとした味わいの中に小麦の甘み!。糖化した旨味が生まれて実に趣深い味わいが広がりましょう。さらに感心するのは、中盛りを食いきった後でも、つけダレに冷めた感覚があまりないこと。この麺だとアツモリも面白そうで、そうなると一段とホットな刺激がキープされるかもです。
 
 
 
 
<一反木綿> 凪の代名詞的存在感謝!やっぱりイイね!ボリュームも文句なし!
 
 おお・・・楽しみが尽きない。凪と言えば一反木綿。つけダレの方にしっかりと沈みながら入っております。それを箸でリフトしてゆくが実につけダレ塗れで、いつもより重さを感じるほど。途中で箸から抜け落ちるほどです。
 
 それが3枚は確実に入っております。これは麺とはうって変わって、つけダレとよく絡みますから味わいとしては濃ゆい。刺激的なパンチの片鱗を感じつつ、チュルチュルチュルリン!と吸い込み味わいます。ワンタンの皮よりも肉厚でサイズが大きい。あの滑らかな快感がいつまでも続けばいいのに・・・・と思うなら、凪で一反木綿を啜りましょうぞ!。一度はやってみたいのが・・・・麺なし一反木綿に変更!ってやつ。一年分の肉厚チュルチュルチュルリン感覚を、5分に凝縮したらどんな気持ちになるのか・・・死ぬ前に一度試してみたい。
 
 
 
 
<チャーシュー> 実にゴージャスで完成度の高いローストポークではないか!タレをソースのように絡め食う!
 
 凪は煮干の店なんだが・・・実に肉にも力を入れてますね。この肉感って素晴らしくないですか?。ローストポークが半端ない上質な仕上がり感で、色が桜色しとりますがな。実は席に着くと、「選べるトッピング」なるリストがあって、肉追加を激しくオススメされてしまいます。一枚100円だそうですー。これには確かに値する味わいと質感ではあります。
 
 
 三元豚を使用とのこと。要するに肉がとてもきめ細かくて嫌味が一切なく、しかも香り高い。柔らかさもハンパない。高級オードブルとしても通用する質感であります。そのままで食うのがいつもの自分なりの流儀なんですが・・・今回は焦がし玉葱が効いたつけダレが妙に気に入り、それなら肉に絡ませてみようという考えに。でろっとつけダレに浸し、一気に引き上げます。すると膜をまとったようにタレが絡まる。斑点のように唐辛子がへばりつき、妙に旨そうじゃないか。そこを一気に口の中へと運びますが、つけダレの焦がし玉葱風合いが特に生き生きと感じられ、ニボ感控えめに楽しく食えました。ううう・・・・これなら、スタフ君の意見に素直に従って、肉追加をしても良かったと激しく後悔です。
 
 
 
 
<スープ割> 備え付け専用ポットのセルフタイプ
 
 〆のスープ割はセルフ方式。もう日本全国のつけ麺屋にどれだけ出荷したんだろうと思われる、あの見慣れた銀色の保温ポットがカウンターのあちこちに配置。セルフでそそぎ入れます。いつもより多めに!多すぎると思うほどにそそぎ入れましょう!。つけダレの減りが少ないのか?、また温度が増して辛味が復活するからか??・・・なかなか薄まったイメージになりにくい(爆)。
 
 かなりシャバシャバになった量で、なみなみとなってしまったが、それでちょうど旨しなレベルでした。1辛レベルでもそんな感じですから、少しでも参考になれば幸いです。淡い煮干でマイルドに落ち着いたスープ割りが異様に美味しかった!ここ最近味わったスープ割ではトップクラスだったかもよ!。
 
 
 
 
 総じまして「更に旨さと勢いに進化の兆し!どこまでも行けよ行けば分かるさ旨辛つけめん!」と言う応援気分。またいつもの凪の味って思って来てみたら、嬉しいしっぺ返しの旨さという展開。今後、凪系では辛いつけめんばかり食うかもしれない。そんなハマった気分でこれは激しくオススメいたします。そんな洗脳気分のままですが、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   色と金
   欲望の街
   歌舞伎町
 
 
 
   我は食欲
   エロニボシスト
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

投稿 | コメント (4) | このお店へのレビュー: 1件

「濃厚煮干そば」@鶏そば 煮干そば 花山の写真とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2019/04/21/092745
とまそんのYouTube: https://youtu.be/Vu3xHoXlXO8

<鈴蘭系の味わい広く楽しめる店>
 
 何が食いたかったのかというと、煮干が仄かに着実に効いた中華そば。ところが曖昧さを欠いてふらっと「鶏そば 煮干そば 花山」の前を通りすがったら「煮干」というワードで反応してしまいました。この看板・・・・着実にニボシストを店内に引き込む射程圏に置かれてます。まるで亀のスタンドに吸い込まれる様に「花山」に入店してしまいました。
 
  
 
 
<全体&スープ> 見た目ハードなのにグビグビ飲ませるライト感!ちょっと驚きな煮干魔力!
 
 おおお!これは実に見慣れた・・・濃厚煮干フォーマット。濃厚さを感じさせる少しモスグリーンな色合い。表層には煮干成分と脂が結びついて浮遊している。泡立ちもそこそこ目立ち、丼の内側には、煮干の泡と粉が少し貼りつく。微かに覗く麺はストレート細麺で、今風な半レアなチャーシューが中央に配置される。それは煮干感覚とコントラストを形成する肉感覚で、全体的に味イメージのフィールドを広めてゆく様です。
 
 まあ、そこそこ関東で煮干食ってると自負するなら予想しながら味わうよ。そんな余裕ぶっこいた出だしで、まずはスープから味わい始めます。なるほど・・・予想通りの煮干の香りだかさ。鈴蘭系列は、やはり煮干イメージなブランドだけあって、煮干の扱いは流石という感覚。ニボニボとあまり強く印象付けないものの、軽やかさと香ばしさの中に、はっきりしたニボニボ感がスーッと抜けいくよう・・・エグ味など皆無。
  
 3クチめ辺りから、味わいをしっかり意識しだします。煮干エグ味抑えめなら、煮干の旨味を塩気で引き出す様な事がない。実にナチュラルに旨味を感じるのでだんだん驚きながら味わい、レンゲが止まらなくなる。そうか!アニマルオフでないならば、これはベーススープのポテンシャルが素晴らしいのだきっと。「鶏そば煮干そば 花山」という屋号から察するに、鶏出汁が潜んでいる様な感覚。妙に煮干がスッキリすると思うから、きっと鶏ベースを引き継いでいるのかと感じました。
 
 ベトベトしない。クチ周りも貼り付かない。このことからベースにあるのは、清湯系だと感じます。濃密な煮干感覚のベースが清湯風とは少し矛盾も感じますが、ハードさと優しさが一つに共存する・・・ドッピオ煮干と申せましょうか?。この旨さ・・・・早くボスに知らせねば。
 
 
 
 
<麺> 菅野製麺所:煮干にチューニング合わせた王道のパツパツ系細麺!しなやかさもナイス!
 
 トゥールルルルル!チュールルルルルル!チュールルルルルル!。麺を音を立てて啜りあげながら、そして周囲には気味悪く感じられながら、自分を忘れて麺を啜りあげます。これは、パツ麺!。煮干そばとくれば定番のそれです。特に濃厚煮干しには、濃密スープにぶつけてゆくる様に、加水低めな麺を合わせるのがもはや定則。個人的に「菅野製麺所」とくればこのタイプの麺を連想してしまうので、イメージにぴったりです。地肌は漆喰の様に清らかできめ細かい。それが綺麗に揃った麺の流れとなっており整然とした規則正しい美しさあり。そこに不規則に煮干成分が貼りつくのが偶然の妙で旨そうに感じさせます。
 
 前歯で千切った瞬間も、奥歯で束になったのを一気に潰す刹那も、乾いた様な妄想に似た粉の風合いが広がる。それが煮干の香りとぶつかればスパークした様に旨味が一気に口の中で広がる。噛めば噛むほど、麺のグルテンとなった部分が解けた様に柔らかくなり、煮干の旨味と結合されて糖化の一途へと辿るね・・・・この瞬間が旨し! だよ!!
 
 
 
 
<メンマ> 塩っぱくなくて香り高く食感もナイス!濃厚煮干に合う味だね!
 
 おいおい・・・金出すからもっとくれよと言いたくなったのがメンマ。醤油に染まった深さを感じる褐色がいい感じ。これは決して昔の関西では出会えない風合いです。京都育ちなオレは、就職で上京してからメンマの旨さを知ったのです。だって・・・・京都ラーメンにメンマは不在かマイナー。後に関西転勤になってから、熊五郎系列のラーメン店でメンマ取り放題でハマったクチ。一番安いラーメン頼んで、しこたま取り放題の「キムチ」「メンマ」を小皿に盛り込んで食ったセコイ野郎で、東京本社に呼び戻されるまで・・・・メンマの素晴らしさを知らなかった(・・・関西転勤時代に、穂先メンマを知ってハマったのは別)。
 
 小ぶりな材木メンマ。醤油の深みなる浸透にしては、塩気を感じさせず醤油の香りだけ残すという感覚。見た目は濃ゆく塩気がありそうなのに、実は味はあっさりしている。お前!この二つの事が矛盾しているぞ・・・・そんなドッピオメンマ。この旨さ・・・早くボスに知らせねば。
 
 
 
 
<チャーシュー> 薄味仕立ての半レア感覚!熟成感じる香りと淡い塩気が酒に合うはず!
 
 箸でチャーシューを引き上げる。見事な赤身と脂のバランスと、半レア状態のピンク色です。旨そう・・・・と感じた瞬間に、10秒後の自分がそれを食って悦に浸って半笑いしている光景が脳裏に浮かびます。それを先回りする様にとっとと口へ放り込み、慌てて旨味を味わい尽くしてやりました。肉の旨味は実に豊か・・・脂身以上に赤身が柔らかいイメージで、脂身がすでに溶けて染み込んでいるかの様でした。
 
 またあまり煮干スープに浸すこともしない。あえて煮干の香りが移る射程から外しました。そして残りを深く味わうと、実に熟成を感じる様な肉の旨味と香りが溢れる。これはエチルアルコールを欲してしまうね・・・・。やがて食らった肉は、オレの血となり血液中の鉄分を補強してくれることを願います。
 
 
 
 
 総じまして「食べやすさ秀逸!ニボニボ&スッキリ鶏出汁香る濃厚煮干!」と言う感想。ふらっと立ち寄って食ったにしては、申し訳ないほどにハマった一杯で、腹パンになりながらもスープ完飲。煮干の鉄分完全補給で最強状態。来週から業務のあらゆる攻撃にも耐えられそうです。そんな満足感に浸りながら、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   濃厚で
   セメント色の
   煮干そば
 
 
 
   旨さ鮮やか
   鰮の薫風
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

投稿(更新) | コメント (5) | このお店へのレビュー: 2件

「特製濃厚煮干らーめん」@麺屋 一寸星の写真とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2019/04/14/180319
とまそんのYouTube: https://youtu.be/27Xkku2M_O8

<それにしても・・・・飽きずに食ってる濃厚煮干>
 
 あれこれ考えて選んだのは、目黒駅からほど近い権之助坂途中にある「麺屋一寸星」さん。目黒はラーメン店が多いので食べる方は気楽でいいね。あまりこの店で混んで待ったこと記憶がないので、そんなところもチョイスの理由。行くと、やっぱり満席まであと少し状態で、すんなりと入店して食えました。
 
 
 
 
<全体&スープ> 濃厚なれどセメント級エキストリーム煮干の一歩手前!非常に食べやすくニボニボもマイルド!
 
 おおお!相変わらず丼の内側に貼りつく煮干しエキスの泡と欠片。これは濃ゆいぞ!と思わせながらハードル高くないゆったりスープ。そう、今回この麺顔を受け取った瞬間は、あれ?マイルドに少し傾斜した?と思ってしまった。店のカウンターでも座る位置で証明や光加減がかあるだろうし、また自分の体調によって受け取り方が違うのか。記憶では微かに、煮干の腸感を連想するモスグリーン感が少しあったのだった。なのでセメント級煮干しにイメージがリンケージしたが、今日はそれが無いイメージ。
 
 しかし食い始めるとニボニボの片鱗が明らかになってゆきます。こちらの特徴は煮干の苦みが抑えめ。かといって甘ったるくもしなくて、ほどほどの香りに苦みを変えている。苦みが好きな方は、片口鰯を連想すると思うけど、あのダイレクトな苦みはこちらにはあまり感じませんでした。もっと甘味と風合いを感じる煮干。例えばウルメとか秋刀魚とかの白身系の煮干なのか・・・。それとも片口を真鰯に代用した?。つまりこういったところが全体的にマイルドだったり、上品だったり感じさせるのが味わい深いところです。いい意味でハードルが低めのド煮干し。
  
 アニマルオフじゃないよね。口の周りに若干のぺた付きを感じますが、そこに動物系のコラーゲン感を微かに感じました。鶏だったらモミジ、豚だったらカシラが少し煮出すガラの中に入っているのかもしれません。でもべた付かない程度なので、全部飲み干しても重く感じません。濃厚なのに重くない・・・そんなところも、食べなれてない方こそ抵抗感低いので食べてほしいかなと思うところ。
 
 
 
 
<麺> 三河屋製麺:クスクスとした軽く乾いた香り感キープして全粒配合の上品な風合い!
 
 ここは、この麺が好き!。ストレート細麺で全体的に全粒粉が混ざって打ち込まれている。そして加水はやや低めで潰しこみはやや高いと言ったところか。濃厚煮干と来れば、パツパツな低加水細麺がイメージなんですが、それよりも少し柔らかくした感覚かな。その分シビアじゃなくて余裕をもって、味わい噛みちぎれるといった様子です。
  
 ちょっとでもトロミがあるスープだと、低加水麺は浸透しにくいのかな?。浸透率があまりにも双方ギャップ大きいいので、濃厚煮干ではまず麺が伸びたなんてあまり聞いた事はありません。少ししなやかな腰つきである分、寄り添ってスープを持ち上げるのは得意。ズボボボボボっとすすり上げると、レンゲを多用しなくとも汁と混じった麺の旨みが楽しめます。
 
 
 
 
<肉> 焙りで焦げの香ばしさと脂甘さを堪能する・・・王道のベイクド・チャーシュー!
 
 この店のお気に入りなのは、肉がしっかりしていること。低温調理が今ウケて流布しつつある中、定番の焙りで仕上げたタイプ。しかも醤油けいのタレをガッツリと絡ませて、きっちりとオーブンで焦げ目も旨みと言わんばかりに、香ばしさを引き連れてくるタイプ。
  
 まず「肩ロース肉」が旨い。脂身の外側には皮に近い部分があり、そこが焦げている。その薄皮一枚下にある脂がとにかく水のように滑らかで、そして甘いのだった・・・。ここには醤油ダレの塩気と脂が結びついた甘味が支配。ゆくりとそれが赤身へと浸透してゆき、フカフカな繊維質に歯を立てて千切る。咀嚼で混ぜ合わせて至極の旨さと幸せを噛みしめます。旨し!これなら茶碗飯何杯でも食えるぞ!
  
 そして「ばら肉」。これが笑ってしまう。脂身部分が多い上に、焦げ目も同様に広くついている。そして赤身はより一層ふわふわ柔らかなので、脂身とほぼ一体化した肉だ。まさにトロトロな肉。箸で持ち上げると自重で千切れるほどに柔らかい。きっと入れ歯の方でもい美味しく頂けるはず!。
 
 
 
 
<味玉にハズレなし> ライトな醤油系のタレが深く浸透!全体的にカエシも丸まりマチュアな甘みが支配!
 
 これも王道の旨さです。白身はすでにタレに染まって全体的に薄い褐色。タレ浸透は卵黄にまで同様の状態なのが見てすぐわかる。ハードジェル状態の卵黄は、舌の上でまったりと溶ける。すると嗚呼・・・あの熟成すら思わせる甘味が広がりる。玉子本来の濃密な味わいは、タレの塩気で旨さがきりっと立つが、なんだか全体的にマチュアな甘みに化けたような変化の広がりを感じる。サイズもLでいい感じ。この質感で100円は気持ちよく払えます。嗚呼、やっぱり味玉にハズレはなしだ!。
 
 
 
 
 総じまして「誰でも抵抗感なく上品感ある濃厚ニボニボ!初トライならぜひおススメな煮干しそば!」・・・と言う感覚。トッピングも質感高い店だから、淡麗煮干に切り替えても十分楽しめると思います。このほかに「台湾まぜそば」も自慢みたいで、いつかはそれを食いたいのだが、ついついいざとなれば煮干しになってしまう。これからもそんな試行錯誤がこの店で続けてしまいそう。どちらもどれでもおススメ!。あまり勧めて過ぎて関係者かと疑念を生む前に、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   通り雨
   桜散っても
   肌寒し
 
 
 
   胃から温む
   濃厚煮干し
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

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「特製塩らーめん」@煮干鰮らーめん 圓の写真とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2019/04/09/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/ly16kEPPHTI

<やっと冬物片付けて〜春らしく淡麗煮干を食うよ>
 
 八王子で「煮干」とくれば・・・だいたいラーメン好きな方なら分かるはず。「煮干鰮らーめん 圓」へ向かいます。いつも並んでるイメージがあるんですが、超長いということもなくだいぶ落ち着いてきたようです。それほど待たずに食えました。もう食うもの決まってまして、それは「塩らーめん」。これだけまだ食ってないから、ただそれだけの理由。そして気分もいいことから、「特製」をチョイス。他客を見ているとイメージ的には3番人気メニューのようでした。
 
 
 
 
<全体&スープ> 意外とこれが一番煮干をストレートに感じる!塩気でグイグイ引き出す煮干旨味感!
 
 おおお!いつ来ても完成美を思わせる均整の取れた麺顔は圧巻!写真心えないオレでも綺麗に撮れちゃう!。トッピングのパーツそれぞれの質感が高く、それでいて暑苦しくない。この整然とした中のパワーバランスは、一つの宇宙にも感じる・・・。
  
 さてその初めての塩らーめんですが、ひとくち啜った瞬間から「煮干!」と閃く味展開。再び唸ってからもうひと口いただくと、今度は塩気がそれなりに濃ゆいことを知る。うわーーーーこれすごいは!旨いわ!。まさしく、塩気が効いて、煮干の旨味を引き出しにかかっている味風景が頭に浮かびます。しかもその煮干がバランスいいものだから、旨味が累算されてゆくようです。香味油はサラサラしているタイプ。煮干エキスを溶かし込んだ雰囲気もあり。見た目少し茶色がかった見栄えで薄い醤油ラーメンと変わりないのですが、ナチュラルな茶濁感から、これは煮干スープ自体の色合いではないか?と推察してしまいました。
 
 煮干の中でも確実に「片口」を認めます。だいたいこの味が一般的な関東での煮干イメージでは?。これは旨味が出やすいが、エグ味もそのようなので扱い方が難しそうですね。なので数種類の煮干をブレンドされておられると思いますが、さすがプロって感じ。例えば「うるめ」など柔らかめのものも入っているのでしょうか?。ともあれ、先日の煮干しらーめんよりも、煮干のピッチリとした風合いは、こちら塩らーめんの方が強いのかもしれません。この店の一番人気は「煮干しらーめん」みたいなんだけど、ニボシスト(煮干大好き人間)なら塩ラーから入っていくと言うのも後悔しないと思いました。
 
 
 
 
<麺> 自家製麺:ゆったりとした全粒含みのストレート麺!多少の加水低さがあって風味感アップ!
 
 固すぎず柔らかすぎず・・・程よさが極まった感覚。と断言したかったが、実はやや加水の低さを感じさせる部分があり、これがむしろ煮干の香りを受け止めている気がいたします。よくよく後から記憶を反芻すると、微妙なクツクツ感があったようなイメージ。もちろんストレートさが美しく、麺が整いあい寄り添う。そこからスープの持ち上げの良さに繋がっているし、風合いも密集して味わえます。そしてよくよく見てみると、麺の地肌には反転があり、全粒の部分ものぞかせるようです。
 
 滑りは少々こし付きのまとわりを感じますが、軽い滑り感。ただ高速に駆け抜けてあっけない感じがありませんので、しっかり喉ごしまで感じさせます。角麺の雰囲気もずっとキープしてますし、具材を含めて全体的に歯ごたえある中で、麺だけ置いてけぼりっていう感じもない。そう思えば実に計算高い調整力を感じる中華麺ですな・・・。
 
 
 
 
<チャーシュー> しっかりオーブン焙りが効いた香ばしさと歯ごたえ!スープとの相性も抜群だぜ!
 
 すっかり記憶から抜けているが、特製ってこんなに肉々しかったのですね。結構なサイズ感と厚みで4枚もありました!。豚の肩ロースと思われる部位で、オーブンでしっかりと焙り仕上げた感のあるタイプ。味付けま全体的に浸透していて、薄味だけど物足りなさはなし。むしろ脂の部分も一緒に食うと甘みすら覚えるタイプ。周囲が香ばしいので、わざと端っこを噛みしめたりして味わい倒します。
 
 最近、口の中で溶けてなくなるような柔らかい肉が、人気を集めておりますが、噛んで楽しむタイプもいいね。噛むというと固いイメージがついて回りますが、それはご無用。しっとりした歯応えをたっぷり味わえると言い換えます。また煮干スープにもすごく味と風味がマッチするのも素晴らしい。肉と魚は出汁では仲良くしてるが、トッピングでも同様ですな。
 
 
 
 
<極太メンマ> 素朴と淡麗な美しい見栄えの中で・・・バキバキと噛み切るダイナミック!
 
 とてもシンプルで、かつダイナミックな材木メンマ。これは一番歯ごたえを感じた部分です。一つだけ端っこのが当たり、ベリーハードな思いしましたが(笑)。薄味仕立てのメンマは、淡麗煮干にはベストマッチ。これでビールを飲むのが楽しそうな仕上がりです。薬味つけるのが勿体無いほどベストな状態。メンマ増しもオススメです。
 
 
 
 
<味玉にハズレなし> 深く醤油だれが浸透しつつ塩気の中に甘みすら覚える熟成度!
 
 ううう・・・うまし。味玉に品評会があったとしたら出してみたい(笑)。いかにも深い漬け込みを感じさせる味玉、白身はほとんど茶色に変化しており、浸透の深さは卵黄全体まで届いてます。ほぼジェル状態ですが、ハードジェルとも呼びたいかも。この卵黄を食らうと・・・・旨味の濃密さに震えますわ。塩気が浸透して熟れた甘みを感じる。舌全体にねっとりと広がり粘るから、長く楽しめるのもナイス。嗚呼、これほどまでに味玉はハズレなし!。
 
 
 
 
 総じまして「一気に薫風を感じさせる清涼感が濃ゆい淡麗煮干!まさにトップクラス!」と言う感想。もはや八王子ラーメンと遜色なく有名な煮干しらーめん。散策ついでに立ち寄るようなグループも多いよう。駅から歩いて5分少々。何か所用のついでにいかがでしょう?そんな宣伝気分のまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   風緩み
   桜の花も
   満開に
 
 
 
   サラメシ塩らー
   煮干しが満開
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

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「濃厚にぼしそば」@おおぜき中華そば店の写真とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2019/04/06/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/0sNY-_KaNmY

<突然、煮干のスイッチが入ってしまい・・・>
 
 何気に休業日と開店時間を確認するためにTwitterを覗いたのだが、前回検索後の「おおぜき中華そば店」が表示されてた。そこに限定20杯の「濃厚にぼしそば」なる表記あり。こちらのお店は、いろんな煮干しを限定で繰り成してくれるのでありがたく何度も食っている。ところが「濃厚」だけは未食。中目黒から日比谷線ですぐじゃん!。となれば速攻で行くしかありませんな。
 
 
 
<全体&スープ> イメージ通りのセメント系濃厚煮干!色合いはやや明るく塩気で旨みがアクセルかかる!
 
 おおお!これはのっけから濃密さが伺えるスープ感が頼もしいではないか!。そして照明の関係で気のせいかもしれないが、濃密なセメント感ある煮干感でも明るさを感じる色合い。正しく魚介のパンチ力!破壊力!を感じさえる一方で、トッピングのチャーシューは半レアで、とても肉々しくも艶めかしい雰囲気もある。実は個性のぶつかり合いなカオスさあるのに、全体的にはまとまった感があるのが素晴らしい。
  
 分かってる味なんだろうが・・・まずは心を落ち着けて汁から頂く。丼の縁に限らずスープの表面にも、煮干のエキスが浮いて、レンゲの中で渦巻く。そこを一気に口へと運ぶと、嗚呼!ニボニボ~~~。煮干禁断症状がゆっくりと治まってゆく・・・。「おおぜき」さんは、どこか甘味を残す煮干感が、私のイメージするところ。その輪郭も少しばかり感じさせつつ、やっぱりズドンと煮干苦み主体の旨みで責め立てます。香味油さえ煮干を感じる風合い。植物性の油なのかは不明だが、すこし軽やかにも思える煮干溶けた感もありなむか。実はそんな油分も印象的です。
 
 しかしやはり塩気だ!塩気が旨い。塩が煮干の旨さを引き出している!引き締めている!そんな働きが良く分かる。一歩間違えば塩っぺーとなったり、魚粉でクチの中がコペコペしてそうなところを、微妙なバランス感覚で旨みをアクセラレートしているじゃないか!。これだからニボシスト(煮干好き俗称)はやめられない。モーツァルトのような軽やか煮干感もいいが、ベートーベンのような激しいニボニボ感もまたいい。一度味わうと、もう当分の間はいいかな・・・と思うのだが、やがてまた味あわずに居られなくなる。煮干の沼に今回もハマって、亡者のように抜け出せないでいる・・・。
 
 
 
<麺> ティピカルな煮干向パツパツストレート細麺!煮干エキスの欠片を貼り付けまくって葱と啜る快感!
 
 麺がまた旨い。やっぱり旨い。そして白くて整った地肌感が美しく感じます。煮干の沼に咲く一輪の蓮の花のように清らかなイメージ。それでいて歯応えはパツパツとして、頭の隅っこで凛とした感覚も残す。どこの麺じゃい!?と厨房内をキョロキョロと見まわすと、その麺箱には「大栄食品」とありました。
  
 きめ細かい地肌でも、セメント系煮干スープがよく絡みます。持ち上げというより、絡むと言った方がすっきりするかも。スープに溶けて浮遊していた微細ながらもワイルドな煮干エキスは、麺の地肌に貼りつきまくりで、黒い斑点を示したり、また鋼のように黒光りしたり。もちろん大盛不可で、和え玉制。個人的には玉ねぎの微塵切りと麺を絡ませたい気持ちだったが、こちらはザク切り青ネギを添えてます。それらを混ぜたり貼り付けたり、レンゲで工夫して乗せ食いしたりして食らうと、風味も豊かだし食感も面白く複雑です。
 
 
 
 
<チャシュー> 豚の肩ロースのレアチャーシュー!鶏のモモ肉の脂ジューシーにして歯応えチャーシュー!
 
 別にこの濃厚煮干にだけ合わせたわけじゃないでしょうが、半レアチャーシューは見事です。生に近い肉を魚のソースで食うのはちょっとミスマッチなイメージもしますが、塩気が強い汁なので難なく相性バッチリですね。豚と鶏の2種構成ですが、どちらも脂を少し含ませたジューシー指向の旨みあり。豚は肩ロースと勝手に決めつけますが、脂がサシている部分は、まさにフカフカ。あまり多く頬張ると千切るのに苦労するかも。ナチュラルな肉本体の味に塩気を載せて食うのが旨いです。
  
 また鶏肉はモモで、こちらは下味が付いたような旨さ。肉が引き締まりすぎず、フカフカな部分もキープしており、私なんぞは真似できそうでないです。皮が接してない部分も脂がのったようなイメージで味わい深し!。多少香ばしさも楽しみながら食らい続けました。
 
 
 
 
 総じまして「何くっても間違いのない店の、全く間違いのない確かなる濃厚煮干!」・・・と言う感想。濃厚煮干専門で勝負って店も好きですが、限定でさらっといつもの延長戦にある濃厚煮干ってのも余裕感じていいですね。マメに店のTwitterをチェックして、またこれ食いたいと思う次第。和え玉もまだ食ってないしね。都内のニボシストにもこれは激しくおススメ。そんな宣伝気分のままですが、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   年号も
   年度も変わり
   キックオフ
 
 
 
   苦味味わう
   煮干と責務
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

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「味玉煮干そば」@麺屋Mの写真とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2019/04/01/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/-uTZuKzThOY

<寒の戻りで桜を長〜く楽しむ>
 
 どうしようもなく・・・自宅から南の方角へ行きたくて。桜が見たかっただけですが、週末拉麺活動は、横浜界隈へとやって参りました。野毛あたりからテクテク歩いて大岡川へ。桜並木を期待してたんですが、曇り空だったしそれに風もまだ冷たくて、桜はまだ満開とはいかずです。店の前に立つと煮干のいい香り。ここに来るまで相当ラーメン店があったけれど、豚骨系や町中華系ばかり。煮干の雰囲気がなぜかこの辺りでは新鮮にも思えました。休憩がてらに、久しぶりに高品質な煮干を食って鋭気を養いますか!。 
 
 
 

<全体&スープ> 緩く漂うラード混じりの背脂感!甘みと塩気のバランスが実に円やかな崇高煮干!
 
 おおお!これは意外な展開!。淡麗煮干かと構えていたら背脂煮干!。背脂煮干ならワイルドかと思いきやマイルド系?。背脂もちゃっちゃ系と言うよりほぼラード化した溶け具合!。これはありそうでなさそうな印象で、わざわざ野毛界隈から散策した甲斐があったと言うもの!。
 
 
 ファーストインプレッションは、背脂煮干と言うことから瞬間的に「燕三条系」を連想しましたが、背脂の溶け具合、その状態だけピックアップすると「京都系(ますたに系)」に通じる部分もありなむか。そして盛り付け具合がどこか都会的で、糸唐辛子の配置により、海苔との色彩ギャップ感でググッと全体引き締まるじゃないか。久しぶりに時間をかけて眺めてしまいました・・・。さてその味わいですが、だいたい煮干大好き(通称:ニボシスト)なら予想が付きやすいかも。背脂はまったりしており、ほぼラード感あるオイリーさです。そこに動物系のコクをググッと感じさせながら煮干の香りと味わいが伸びる。その伸び方は「甘さ主導」で「苦味は抑えめ&香りに集中」と言う味色合いです。また、ベースが豚コクがしっかりと入っておりますので、見た目より煮干は濃ゆい感じ。淡麗系とは言い切れぬ味の分厚さです。
 
 しかし甘味もそんなに単純じゃなく、背脂の甘み、煮干の甘みの他に・・・さらに出汁感あると思わせます。甘みが上品なので「乾物系」かと勝手に邪推してますが、あしからず。野菜系では追いつかなさを妄想させますので、例えば椎茸系か節系が溶けているのかと・・・・空想に尽きません。また海苔の風味とも合います。妙にトッピングの海苔と汁を一緒に味わうと磯の旨さを感じるのだ!。あまり海苔で反応しないオレなんですが、トッピングするなら海苔がオススメかもしれません。
 
 
 
 
<麺> 自家製麺:素朴さ満点のボコボコフォルムの細縮れ!褐色の風味良さと柔らかい歯応えと滑り!
 
 しかし来てよかったと本当に腑に落ちたのは麺でした。これは明らかに自家製麺!。この手打ち風の平型に潰れたボコボコ感がたまりません。それだけでなくスリムなフォルムなのに、極太手打ちのような複雑さが感じられるので、見た目だけで味が詰まったようなイメージさえ思わせます。これは啜りがとても楽しくて、ズボボボボーーーーチュルチュルチュルチュルーーーーとすする抵抗がボコボコなのに撫でるような優しさできめ細かい。歯応えもとてもソフトなので、噛むことが楽しくいつも以上に咀嚼してしまったかも。それゆえ喉ごし感はそれほど明確には感じませんでした。
 
 そして色合いがいいね!。薄い褐色。これは全粒の成分が丁寧に打ち込まれたために全体に薄く褐色に広まっているのではないだろうか・・・。風味を感じさせる上に、色合いも素朴さをイメージさせますから、出会った瞬間に好きにさせます。いやがおうでも、もっと食いたくさせる素朴さ!旨さ!。これはつけ麺でも是非とも食いたいのだが・・・デフォルトメニューにつけ麺はない。やはりこの店をよく知っている人は、限定のつけ麺を注文すると言う流れはわかる気がします。
 
 
 
 
<チャーシュー> 炙りが軽く入り香ばしさ演出のティピカルなロース肉チャーシュー!
 
 チャーシューは、豚ロース肉と思われる脂身のサシがほとんどないタイプ。全体的に引き締まり感を感じる歯応えですが、スカスカ感がなく、スープ生成とは無縁の作り込みを感じました。また表面を軽く仕上げに炙った感じがあって、風合いとしては香ばしさが演出されてる。肉食ってる感じをしっかりと与える・・・どちらかと言うと王道なタイプのチャーシューじゃないでしょうか。これはザブッと汁に浸し沈めてから頂くと良いでしょう。やや淡白な味付けなので、ラードまみれで食うのもイイ感じです。
 
 
 
 
<味玉にハズレなし!> 塩ダレのようなさっぱり感に甘味ある熟成感!汁に沈めて一気に食う!
 
 味玉はあらかじめカットされたタイプ。自然と沈んで卵黄部分に汁が混じります。汁と言うより表層のラードの方が多そうだけど・・・。なので背脂感も少し混じった味わいでしたが、なかなか甘みがあって美味いです。塩味玉系かな?と思えるナチュラルな色合いと風味感。しかし卵黄では確実に熟成した甘味に似たものがあって、ハードめの半熟トロトロ感には相性ぴったりです。これはトッピングして損なし!嗚呼、今日も味玉にハズレなし!
 
 

 
 総じまして「背脂煮干のワイルドイメージ一転させる崇高さ!ハマのコンテンポラリー煮干そば!」と言う感想。以前から宿題店として狙っていたとは言え、もっと早く来るべきだったかと感じました。そして限定麺が得意そうなのが今回でよくわかりましたし、これは再訪問狙いたいかと!横浜散歩のついでに是非オススメな一杯とその店です。そんな食った嬉しさが脳裏に残ったままですが、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   五分咲きか
   寒さに揺られ
   花開く
 
 
 
   桜の香りに
   煮干もそよぐ
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

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「すごい煮干ラーメン(中盛)」@すごい煮干ラーメン凪 田町店の写真とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2019/03/31/194451
とまそんのYouTube: https://youtu.be/2HlFaSA42gU

<久しぶりに、にぼらっしゃいました~>
 
  入店すると「にぼらっしゃい!」の掛け声で出迎え。そうそうそうだったねここは・・・・そんなこともすっかり忘れてしまったオレ。調べてみると3年半ぶりの凪系訪問でした。西五反田店以来。あの店にはめちゃめちゃ安いビールが確かあったはずだが、この田町店には存在せずだね・・・・。どうせ昼間仕事中だったけど。
 
 
 
 
<全体&スープ> いい意味で煮干ニボニボがお下品旨味!唯一無二の極煮干はさすが!
 
 おおお!久しぶりの煮干の荒々しさ・・・一目でわかる「凪」エッセンス!。ザラツキ上等!ってな感じワイルド煮干感とタレとまんまの煮干が、すごく攻撃的な風貌に映ります。煮干好き・・・いわゆるニボシストご用達という雰囲気で、一般人を受け付けないような迫力。しかしこれが行列できるほど人を惹きつけるのです。
 
 とにかくこれはクセが凄いんじゃ・・・。濃厚煮干なら引き算するようなエキスまで、そのまま残してあるようなイメージ。店の注意書きに煮干苦手には受け付けないものがありましょう。外国の方ならむりっぽいと思うんだが、実は海外展開もしている凪ブランド・・・。煮干の日本規格を取っ払ったようなイメージです。今回は久しぶりなのもあって、少々食う出だしでダッシュ力がでない。これは残すかもな・・・と弱気になっていたところで、良い助っ人が助け舟を出してくれます。それが「銀ダレ」。後追いで評価があがりまくりです。
 
 
 
 
<薬味> 何と言っても「銀ダレ」の勝利!極ニボ旨味と両輪なる「凪のシンボル」
 
 そうそう、煮干もポイントだけど、この銀ダレが重要。これ早いうちから全体的にタレを溶かすことをおススメします。ニボニボっとしたクセが、辛味のパンチが効いてすごく食べやすくなるのだわ!。単に辛さが増しただけでなく、エグミがぐぐっとスマートになるような感覚。当初この煮干しスープの色合いと、真っ赤なタレの色合いのギャップが旨そうに思えなかったのだが、この味が分かってしまうと寧ろもっとくれ!と追加を欲してしまうオレです。
 
 
 
 
<麺> みっちり密度感ある多加水太麺!うねってムチムチヌツヌツしっかり歯応えで極ニボ個性をしっかり受け止める!
 
 玉子の練り込みを感じるような黄色っぽい色合い。そしてつけ麺でもそのまま通用しそうな中太縮れ麺がいい感じです。大盛まで無料対応っていう心意気もうれしいはず。かといって質感はしっかりしているから、いいことづくめです。明るい食感のようで実は、密度感が高い麺。歯応え感も、ヌチヌチヌツヌツとしたハードっぷりで、ズボボボっとすすり上げるとハネを上げて昇ってゆく。表面はツルツルしているが、やや平型の側面には煮干成分がやや貼りつきます。薬味のネギは案外絡まないけど、銀ダレ成分はペッタリと貼りつく。汁の抜け具合がゆったりとしたタイプでしょう。
 
 
 
 
<具材> やはり凪ではこれが楽しみでならない!!デカデカ一反木綿が3本!
 
 何と言っても「一反木綿」。これも凪系の特徴というか看板ですね。こいつを引っ張り上げると、案外デカい四角形なのが分かります。そして3枚も入っているから、かなり楽しめる時間がある。これはたとえデカくても、千切らずに一口で啜り食った方が旨いっすよ。ワンタンを啜る快感がロングバージョンで体感できますし、クチの中ではラザニア気分で噛み締めて味わう。3枚あって3回楽しめるなら、ここは強引に啜り食って堪能しきっちゃいましょう!。
 
 
 
 
<チャーシュー> 煮干に意識いきがちだが・・・かなり高品位な低温肩ロース肉は旨いぜ!
 
 隅から隅まで煮干ワールドのようでも、やっぱりチャーシューはあるとホッとします。しかも上質なればかなり嬉しい。この肉はサイズ・厚さ・質感どれも評価高く、なんでわざわざ極ニボ出汁の上にあるのかが、分からんくらいです。低温調理がよくわかる、さくら色の半レア状態に豚肩ロースの赤身。煮干の味に染まらずとも旨しですが、染まったら染まったでミスマッチ感が旨しであります。また脂身も適度に入り組んでさしておる。これもいつもの感じで舌や歯で溶かしながら味わう。しあし脂の甘味の中に煮干の苦み・・・微妙な組み合わせだけど、咀嚼して一体感で味わう。旨し!。
 
 
 
 総じまして「ご法度ギリギリレベルの煮干!えぐみ旨し!ストレス発散とカルシウム補給ならこの一杯!」という感覚。確かに苦手な方もおられましょうが、食わず嫌いで人生終わるのは勿体ない。食わずで断じる後悔より、食って知る喜びもあるかも。ラーメン好きで躊躇しているなら、是非おススメしておきます。それにしても場所がいいのか、平日半端な時間に拘わらず、回転よく人が入ってきますな。繁盛続きますようにと応援しつつ、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   多忙過ぎ
   ズレた時間で
   ランチ麺
 
 
   極ニボ食らい
   ストレス発散
 
 
 
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

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「今宵の酒(梅乃宿純米吟醸)→煮干らぁ麺→味付き替え玉生卵」@麺屋 さくら井の写真とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2019/03/21/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/BzcXFD_H0Z4

<一日一食、一日一麺・・・どうせなら優雅に!>
 
 ところで三鷹駅は、北側は少し暗いー。駅周辺以外は飲み屋が少ない。「麺屋さくら井」は基本的に住宅エリアにあるから、近くにしたがってもっと暗くなる。よくもこんなところに店やってやれるなと感心しますが、いざ行くと満席。旨さに吸引力は町の暗さとか、住宅地エリアの不便さとか関係ないみたい。ちょうど一人抜けたからそこに入れ替わって座りました。
 
 
 
 
<今宵の酒> 梅乃宿 純米吟醸 〜春の生酒〜 吟醸だけに飲みやすさのバランス優良!
 
 酒じゃ酒じゃ!酒もってこい!!頭の中だけでは「どアホウ春団治」気分。そして「今宵の酒」ボタンを押す。今回の酒蔵は「梅乃宿」。この店ではよく見かける酒蔵です。季節に応じてシリーズ化されてる銘柄?「純米吟醸」。辛口純米酒がこの店では多い中、純米吟醸ですが・・・やっぱり吟醸になると旨さが分かりやすいです。ボディーはやや軽めになりつつも甘さをキープ。そしてキレを感じさせるような軽やかな辛口風合いが素敵。
 
 
 
 
<全体&スープ> 煮干旨味芳醇にして濃厚でなくサラサラなるスープ感!カエシと海苔の風味で膨らむ旨味感!
 
 おおお!いつもながら・・・関東各地で様々な煮干しラーメンを提供してるが、妙にこの一杯のスタンスは独特です。時には淡麗にも似たあっさりタイプと思うが、また別機械では苦味はなくともしっかりした煮干と感じてしまう。決してセメント系には交わらないポリシーは感じますが、あっさりなのかコク深いのか印象が移ろう味わい。それがいいね!。そして魚介一辺倒かと思えば、艶かしきレア肉がトッピングされており、これが煮干イメージとは真逆なミスマッチで面白い組み合わせかも。
  
 今回はいつになく、表層の煮干成分の泡が表層をうごめきます。煮干湯を垂らしたような感じはしませんが、レンゲで早速掬って味わいますと、そこには滑らかな煮干の甘み。今日もニボニボ感は皆無で、その分甘みに煮干の成分が溶けているような魚介なイメージ。とても香ばしく荒々しさがないので、乾物系の旨味も相当溶け込んでいるのかもしれません。特に昆布系とかどんこ系とか。煮干旨味を引き出しはすれど、苦味は持ってこない。実に不思議な感覚で味わい続ける。
 
 ふと思うけど、醤油ダレの印象なのか?カエシがあってこそ、対極の甘みが生きると思うが一体感が素晴らしくこの上なし。また乾物の甘みもバックアップしておりますが、そのほかにトッピングの海苔が溶け込んでいい仕事をしております。燕三条系によく観られる岩海苔のゴツゴツした感じとは違い、もっともっとフレッシュに近い風合いがスープに移る。それが磯の雰囲気を高めるが、えぐみは皆無で煮干味とコラボが素晴らしい。薬味の玉ねぎ微塵のナチュラルな甘みも加わって、味のアンサンブルを形成しております。

 

 
<麺> シルキーな物腰で湿感滑らか!併せて感じる麺の風味感!優雅な煮干用そば感覚!
 
 「滑らかさ」はその形状からも汁との相性の良さを感じます。絡みつくからスープの持ち上げの良さがいい上に、地肌が微妙に汁の抜けが少ない。一般的にすべりがいい。さらに言うなら「しなり」がいい。適度なしなやかさを保ちつつ、流れに逆らわない啜り上げが気持ち良いです。そして啜り上げた後の切れ味に感じる風味。単に芯に当たる部分が少し残っているだけだったりして(爆)。イヤイヤ、例えそうだとしても、麺のグルテンにはやや熟成に似た感覚があり、ひょっとしたら生麺でも食えるのでは?と想像させてくれる部分があります。そう言うのが個人的には好きなんです。
 
 そして何と言っても「一体感」。汁とグルテンとの混じり合いには相互作用が感じられます。例えば麺の「しなり」にはグルテンの密度感も左右しますが、汁の浸透度合いが絶妙であることが伺える。噛みちぎった時の麺に感じる「風合い」は、刹那で味わうならそれで良しだが、やはり噛んで咀嚼して、唾液が絡んで旨味に変わった方がうまいに決まってる。いろんな相互作用でそれぞれが昇華している。そんな「「一体感」がこの麺を啜っているだけで、いちいち感じ取れるから実に飽きませんねー。
 
 
 
 
<チャーシュー> レアさをイキイキ感じながら甘みを感じ取れる肉!酒が進みまくる!
 
 意外と好き嫌いがあるかもしれない「レアチャーシュー」。時代が平成と移り変わって、ラーメンが一番変わったところは、チャーシューかもしれません。単なるラーメンの飾りだった役割から、お酒のアテになる程出来具合が進化し、今や肉料理の一部としても成立するんじゃないかと思える程。レアチャーシューは、ラーメン・中華そばと言うこれまでの中華系譜を一気に飛び越えて、西洋風なエッセンスと新たな風をラーメン吹き込みました。酒とやり合いながら、ラーメンを食うことが、一気にスタイリッシュに思えてさせてくれたのが、このレアチャーシュー。素晴らしい移り変わりと思いませんか?。煮干そばのトッピングになるなんて・・・煮干出汁も進化したが、トッピングも発展し続ける・・・。
 
 
 
 
<味付き替え玉> 貼り付きがとっても少なめで滑らかにすすり食える汁無し感覚!
 
 今では味付き替え玉はポピュラーになりました。しかしそれだけに「よくある味」と思うことしばしば。例えば「煮干油」を使っていれば似たような味になりやすいし、また気を利かせて「魚粉」を加えるとどうしても似た味になってしまう。そして汁なし系であり、魚の粉が混じるので、コペコペと全体が混ざりにくい事ってありがち。ところが、こちらのは面白いほどに、箸でリフトすると揃って麺が持ち上がるし、混ぜてもひっつき度合いが低めで扱いやすい。麺同士が混じり合ったら、少し残しておいた煮干出汁を少し入れようとスタンバッて担だけど、無意味でした。
  
 基本構成は煮干らぁ面と同様。ただよくよくタレを絡ませて上下にトングを動かせて、タレを混ぜ合わせたらしい。混ぜが完璧だと、麺同士のハズレがとても容易くなるよ。よくありがちな、替え玉を箸で持ち上げると、麺の大部分がズゴっと持ち上がったって事がない。そして混ぜ返しが完璧だったら、タレそのものが少なくて済むしヘルシー。これだけでも旨しだったのだ・・・・・しかし、「生卵に絡める」事でさらに一層旨さグレードアップ。
 
 
 
 
<生卵> 嗚呼、味付き替え玉にこんなに合うとは知らずに、これまでの機会損出を嘆く
 
 すき焼き風にして、麺を食べる。外国人の方が苦手とする食べ方ですが、日本人にはDNAに組み込まれたかのように、当たり前にうまいと反応してしまう。本当にただそれだけなのかもしれないが・・・・それにしても、シンプルに旨すぎるのだ!。リアルに旨いんじゃ!。上述の通り、麺同士が外れやすくて、ススっと持ちがるから卵に絡めやすい。そこをずずっと啜り上げる。
  
 卵はかき混ぜすぎない方が良い。卵黄と白身が軽く分かれるくらいがちょうどよく、麺も白身と卵黄の絡み方が違ってくる。この場合、卵黄に絡んだ方が旨いと思うでしょ。事実そうなのですが、実は白身と絡んだ替え玉もめちゃ旨い。薬味のフライドオニオンは、完全に卵黄より白身の方がマッチ!。これまで何度も替え玉を食ってきたが、生卵添えは今回が初めて。これは・・・随分と機会損失を重ねてしまった。これから盛り返して行きたい。煮干を食うときは、この組み合わせだ!。
 
 
 
 
 総じまして「煮干の独特な優雅を感じる旨味!滑らかな替え玉に最高に合う生卵のコラボ!旨すぎて一回以上は食っとけ!」・・・と言う感想。特に今回は、煮干スープの上振れ感と自分勝手に興奮してるが、替え玉&生卵の妙技なる旨さに惚れ込んでしまった。常連のつもりが、まだ知らない旨さがあったことに驚きだという、それだけの話ですがね。まぁ再発見の喜びをお店の宣伝に変換するとして・・・、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います。
 
 
 
   クタクタに
   混んだ電車で
   辿り着く
 
 
 
   煮干らぁ麺
   この味嬉し
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

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「淡麗煮干ソバ(醤油)」@煮干乱舞 TOKYOの写真とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2019/03/06/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/iENuCsQiIww

<これは・・・ちょっとでも分かりやすく案内したい!>
  
 「煮干乱舞」。思えば埼玉の片田舎の道の駅で、限定的に朝提供してたんだっけ。そのロケーションのサデスティックさに驚いたもんだが、そこで屋台的に提供されてたのが、本格煮干でこれまた驚き。それから、あれよあれよと評判が評判を呼び、1年もしないうちに店を構える。そして支店などで始めたと思ったら、今回突然の東京進出ですよ。非常に勢いというのを感じるブランドなのです。

 場所がわかりにくいのでご参考まで、動画でご案内!
 https://twitter.com/ramentabete/status/1102769365601026049
 

 

<全体&スープ> 淡麗といいつつ・・・そこは「煮干乱舞」な極ニボ感あり!しかしサラリ感ありペトペトしない後味感!
 
 メインメニューは二種類しかなく、「淡麗煮干ソバ」の醤油と塩。そしてサイドメニュー1品。とりあえず「醤油」と伝えると前金制とのことで清算を済ませる。すると先にお通し的なものが通されて来るが、お通しというより別皿のラーメントッピング。先に摘まんでしまうより、後でラーメンに乗せた方が良さげです。そんな感じでドギマギしながら辿り着いた一杯は、こんな感じ。

 おおお!伊藤系真っ青なニボニボ感!煮干スープがもはやモスグリーンに化しており、丼の縁には煮干のエキスが貼りついて垂れている。しかしきめ細かさがあってエキスというより泡の状態です。トッピングを載せる前の薬味は、もちろん玉ねぎ微塵。結構多めで嬉しい。これだけ見るともうニボシストの皆さんなら、食う前に味が予測できてしまうのでは?。
 
 私もそんな予測をしながら味わいだすと、その外れない旨さが光ります。ううう・・・旨い。思えば最近ニボっとした煮干を食ってないから久しぶりのニボパンチ。商品名は確かに「淡麗」ですが、色合いだけなら十分に濃厚と分類できそうな仕上がり。されど後味にガッツリくるようなボディーブローはなく、わりとスルスルと食えるのが印象的。色合いは濃厚なのにサラサラ感が漂うので淡麗といいう感じ。動物エキスが溶けたようなぺトぺトした貼りつきが一切ない。アニマルオフなのか、すっきり仕上がっているのが特徴。片口鰯の苦みが痛快に思えど、幾種もの煮干混じるようなハイセンスで、たとえゲップをしたとしても魚臭くなさそう(リアルにオヤジくさいだけ)。見た目よりかなりマイルドです。
 
 
 
 
<薬味> 玉ねぎ微塵が山盛り状態で気持ちいい!
 
 玉ねぎ微塵の山盛りさは嬉しい。このフレッシュな苦みが煮干の苦みを中和するというより「高めている」。また野菜ならではの甘味もあり、ちょっとクドイと思われるスープ感を和らげてます。さらにそのシャリシャリした歯応えは、麺のパツパツした歯応えと共鳴。本格煮干ソバに玉ねぎ微塵。鬼に金棒といえましょう。
 
 
 
 
<麺> もはや極ニボの定理とも言える「低加水ストレート細麺」!完成度された形式美なる味わい!
 
 もう説明が不要ですな・・・パツパツのストレート細麺。きめ細かい地肌は漆喰のように美しく、煮干汁に濡れてはいるが、染みこませず抜けてゆきます。前歯で千切る動作でクツクツと感じますが、軽く芯にあたるものが形成されており、この部分が圧壊される瞬間の連続が、クツクツという部分なのでしょう。粉の味を食ってる証拠です。
 
 そして凛としてる麺線は、非常に整うことから引き上げると汁の持ち上げが非常によろしい。一口目は、ほぼ表面に濡れ貼りついた煮干汁だけの味わい。そこからゆっくりとしなやかになるに従い、咀嚼の圧壊が小さくなる。同時に全体がしなやかになり、汁をふんだんに混じらせます。この瞬間が一番煮干ソバが旨いね!。咀嚼をしても味になる。もはや前歯よりは奥歯へ意識を移して食いまくりますが、グルテンの旨味を感じる前に、のど越しで楽しみたくもなる。まさに蕎麦ライクに一気に食い続けます。できれんば・・・・替え玉がしたかった。
 
 
 
 
<トッピング> 別皿の3種盛タイプ・・・・肉+薬味+鶉玉子&海苔
 
 別だしされると、それぞれごまかしが効かなくなるね。しかし正直言って、煮干汁の方に神経が集中してしまって・・・トッピングを載せてしまってからは、あまり印象がないかもしれません。
 
 肉は肩ロースの低温調理半レアタイプ。脂身がやや多い部位で、全体的に煮干魚介一辺倒な味風景の中では結構嬉しかったかと。肉と旨いが脂を添えたほうがパワーが増す。ここだけ胡椒をふって食うと旨いのだが、店の雰囲気からも酒を欲してしまうかも。
 
 残る薬味は三つ葉。これは玉ねぎと混じると三つ葉の味というより、玉ねぎの味が高級になったような感じに変化してゆきます。また味玉じゃなくて鶉玉子。スカっとカタメな黄味の味は煮干の味と混じる前に飲み込んでしまった・・・・。後は海苔があったので、麺で巻こうかとも思ったが、鶉玉子に巻いて一緒に食ったが、これでまた酒が欲しくなる。ほとんどアル中的発想しかできませんでした。
 
 
 
 
 総じまして「ゲリラ的進出に隠れ家的露出!探してでも食うべし本格的煮干!」と言う感覚。これからどう進展してゆくのか今後が楽しみです。かつての六本木楽観のように進化してゆくのかしらん・・・。いずれにせよグルメなエリアでハイソな方達に本格的煮干を伝えてください。そして某商社マンにも。そんな応援気分のまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   春香る
   明るい陽気
   誘われて
 
 
 
   ビルの谷間に
   煮干が香る
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

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