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miles

男性 - 東京都

音楽や映画などと同じく、作者が「作品」を通じてどんなメッセージを送っているか、それに自分は「共感」できるか、そんなことを考えながら、5年間食べ歩きました。「共感」の程度には様々ありましたが……これからは「非常に共感できた」場合のみ、ごく簡単にご紹介します。今後詳細につきましては、下記をご覧ください。(2011/8/6)http://milessmiles.blog.fc2.com/

平均点 75.101点
最終レビュー日 2013年11月18日
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「沖縄ソーキそば」@沖縄料理 ナンクルナイサ 銀座店の写真 蒸し暑い曇り空の木曜(4日)、銀座もクールビズ姿のリーマンが増えましたな……なんとなく沖縄そばが食べたくなり、「ナンクルナイサ」へ。
 夜間営業の飲み屋という印象が強く、実際ここで飲んだこともありますが、ランチに沖縄そばを出していることに、最近気づきました。ビルの地下に降りるとテーブル席主体の店内、民芸調の内装に沖縄風のインテリア、小さなペンダントライトがカウンターを照らす薄暗い店内、沖縄のバンドと思われる楽曲が漂います。麺系のランチメニューは2種ですが、今日は「沖縄ソーキそば」(セットで800円)で。約5分で配膳。
 では、スープを一口……うん、ちゃんとした出汁を使っています。豚骨・鶏ガラの清湯スープに、カツオ出汁を合わせるという、オーソドックスな構成。しかし、動物系はキチンとアクどりしてありスマートな味わい、カツオ出汁にもエグミがなく、両者合わさって、実にスッキリとした仕上がりです。ただし、沖縄そばにはありがちとはいえ、塩加減は少し強めですな……
 麺はやや平打ちの中太縮れで、沖縄そばによくあるもの。シッカリとしたコシですが、かん水量は少なめで歯切れがよく、素朴な甘みがタマりません。具材は、見事なソーキ肉(豚バラ肉)に沖縄かまぼこ、薄焼き玉子などと本格的。なんといっても特筆はソーキ肉で、醤油を使って甘辛く仕上げてあり、キレのある味わいがスープによく合います。さらに、ソーキ肉の味が徐々にスープにしみ込んで、これに紅生姜を投入していただけば……思わず頬がゆるむほどの「口福感」。沖縄かまぼこも味わい深く、淡白な甘さの薄焼き玉子もいいアクセントになっています。
 ―――この「沖縄ソーキそば」に、厚揚げと里芋の煮物、別皿の紅生姜、ライスがついて、銀座の裏通りとはいえ800円。レンゲにライスをのせ、スープに浸していただくと、コイツがまた……ま、強いて難を言えば、クリアなカツオ出汁の味わいがやや強く、多少「うどん」に近い印象を受けることかな。しかし、なかなか満足なランチでした。もう一つの麺メニューも、いずれまた。

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「味噌ちゃんぽん」@長崎ちゃんぽん 満てんの写真 新宿方面で用事を済ませ総武線を移動中(15日)、線路内立ち入りで信濃町で足止め。時計を見れば12時前、この駅では乗り換えもできず、かといってこれといったラーメン屋も思い当たらず……う〜〜む、立ち往生。ホームから明治神宮外苑の方をボンヤリ見ていると、「満てん」があることを思い出しました。
 この店の本店は、長崎料理で有名な「銀座 吉宗」。ここの茶碗蒸しは絶品ですが、味噌・カレーなど変わったチャンポンを食べさせることでも有名。ただし、平日のお昼にしか出しません。有名店ゆえランチタイムは大混雑、行列嫌いの私には、お目当てのチャンポンは夢のまた夢でしたが……なんと「満てん」では、「吉宗」の変わり種チャンポンを、何時でも食べられます。これは行くしかないでしょう。
 結構な広さの店内、二人用テーブルやカウンター席もあって、一人でもフラリと入りやすい。お昼時で、どんどん席が埋まっていく状況でしたが、注文した「味噌ちゃんぽん」(950円)は約5分で到着。
 では早速、スープを一口……丸鶏・豚骨のコクは控えめですが、野菜と魚介の旨みを背景に、味噌のコクがぐっと前面に出てくる構成。味噌自体はさほど濃くはないようですが、ベースの旨みが塩分をデフォルメするため、「濃さ」を強めに感じます。チャンポンといえば魚介系のコクも見せ場の一つですが、動物系同様、さほど強くは感じません。全体として、味噌だけが突出した印象で、なんとなくアンバランス気味。
 麺は中太丸麺ストレート。チャンポンの麺は、独特なかん水(「唐灰汁」)を用いた多加水麺で、ラーメンの麺とは食感の比較が難しいのですが、この店の麺はかん水の使用量が少ないらしく、食感としてうどんに近い。ラーメンでいえば浅草「中華そば つし馬」の麺に似ています。味わいは甘みもあって、なかなか。
 具材は、キャベツ・もやし・豚肉・カマボコなど。肝心の魚介系は、エビ・イカ・アサリがごく少量入るだけで、これでは魚介のコクはでませんな。950円という値段を考えると、ちょっと残念。なにがなし、「銀座」レベルのCPを明治神宮外苑に持ち込んだ印象ですが……「吉宗」の看板背負っているのですから、クォリティ面でもう一がんばり欲しいところ。
 食後、店を出て信濃町駅を見ると、出口から応援団員がダッシュでこちらに走ってきます。電車が動き始めましたな……「食後の外苑散歩」も泡と消え、せわしなく人混みに呑まれていく、おじさんなのでした。

(蛇足)学生時代、1年近く長崎ちゃんぽん・皿うどん屋(FCではありません)の二階に居候していた関係で、ちゃんぽんにはうるさく、採点は少し辛めです。

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「味噌らーめん」@ら〜めん ぽっぽっ屋 晴海トリトン店の写真 5日夜は、勝どきの「ぽっぽっ屋」へ。「味噌らーめん」(850円)は「季節限定、夜のみ限定15食」。昨シーズン、ネットでは「超濃厚でドロドロ」との声が多く、楽しみにしておりました。
 19時過ぎの到着でしたが、なんとか「15食」には間に合ったようです。店内は私が着席してほぼ満席。晴海トリトンは巨大なオフィスビル、場所柄、勤め帰りのリーマンが多いですな……私のお隣も、ちょっとスマしたキャリア・ウーマン風。しかし、外聞もなく極太麺をズルズルやっております。
 注文時、味付け・脂の量などを聞かれますが、初挑戦のため「全部ふつう」で。厨房は二人で切り盛りされていますが、カウンターよりかなり高い位置での調理、工程は全く見えません。丼の出方を見ると、流れ処理のような工程らしく、1杯ずつ次々と出荷されます。3杯待ち約10分で丼到着。
 では、待ちこがれたスープを一口……「サラサラ」です。八丁味噌の甘みに、「ポップ」な香ばしさが効いており、スープに散る黒胡麻と好相性。決して薄い訳ではありませんが、「超濃厚でドロドロ」とはホド遠いですな。先入観を取り払って味わえば、「やや濃い」程度の設定です。
 麺は太麺、デフォでもやや固めのゆで加減で、悪くありません。千切りキャベツもスープの味わいに甘みを加えて、なかなか美味しい。電球を和紙で包んだ照明の関係で識別し難いですが、チャーシューは紅糟をつけ窯焼きする、中華街でよく見るタイプのようです。好みが分かれるでしょうが、私は嫌いではありません。生卵のご利益は……あまり感じませんでした。
 しかし、大きな問題が一つ。それは八丁味噌特有の「苦み」ですな。かなり強めに「苦み」が出ており、最後まで、いや食後まで気になりました。味噌の選択、ブレンドでカバーできないものでしょうか……
 それにしても、昨シーズンの噂からは、うって変わった「マイナーチェンジ」。なにがなし、SEX MACHINEGUNSのコンサートに駆けつけて、ORANGE RANGEを聞かされたような気分。元気のよい「ポップ」なノリは悪くはありませんが……「○心厨房」以来、「ヘヴィメタな味噌」を求めて彷徨うおじさん、もう一つ納得がいかない、勝どきの夜でした。

(蛇足) もっとも、「ヘヴィメタ」ばかり食べてると、”ヘヴィメタ”(ヘヴィなメタボリック)になりそうで、怖いものがありますが……

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「らーめん あっさり味(塩)」@小笠原塩ラーメン 海皇の写真 7日夜に訪店。本八幡駅の南を市川方向へ……大きなマンションが建ち並ぶ、結構な住宅街ですな……交通量の多い道沿いに「海皇」発見。ちょっとオサレな店構え。
 店内はL字カウンター、手前の「厨房かぶりつき」席には、長髪が魅力的な、シックなOLさんがお一人。その並びは残り2,3席しかなく、他に客もありません……ヤッパ隣に座ると、「変態オヤジ」ってことになるんでしょうな……しぶしぶカウンター奥へ。注文は「らーめん あっさり味(塩)」(600円)に「味付け半熟玉子」(100円)。
 カウンターには、ニンニクなど調味料各種。その中に、この店自慢の「小笠原の塩」がありました。早速、ちょっとだけなめてみますと……おぉ、丸みのある優しい味、これは美味しい。ご主人はちょっと内気そうですが、なかなか職人かたぎの仕事ぶり。調理工程はよく見えませんが、なにやらチャーシューを炙っている模様。麺ゆではわずか1分、6分ほどで丼到着。
 ワカメ、水菜という具材から、魚介系前面とみてスープを一口……いや、どちらかというと動物系よりのバランスです。鶏ガラの甘みが、玉葱のような野菜系の甘みと合わさって、上品な味わいを醸します。豚骨も味に丸みを与えて、塩ダレの「尖り」を抑えます。魚介系は、鰹節中心のようですが、かなり抑え気味。
 麺は、中太縮れの平打ち「ビラビラ」タイプ。加水率高めで、ゆで加減やや柔らかめの「住宅地仕様」。モチモチ感、甘みも程良く、スープ持ち上げもナカナカ。白胡麻の散るバラロール・チャーシュも「炙り」のためか温かく、しっかりした味わい。動物系前面のスープによく馴染み、胡麻の香ばしさも加わって、相当なレベルです。メンマ、味玉も、非常によく素材の味が引き出された、結構な一品。
 しかし……この動物系スープに、ワカメ、水菜は合いませんな……たしかに、魚介系の旨みを前面に出すと、塩加減には「ピーキー」になります。優しい味の「小笠原の塩」、変な「バイアス」かけるくらいなら、いっそ動物系・野菜の甘みと合わせようということでしょうが……ちょっとナーバスに過ぎる気がします。動物系か魚介系か、バランスの選択と具材のチョイスに、「割り切り」が必要でしょう。
 この上品な動物系スープに、アジ干しギンギンの魚介系とホタテのカエシを豪快にぶつけると、意外と「旭川ラーメン 好」になってしまいそうな気配……それほどの素質を感じるこのスープ、麺・具材がよいだけに、今後オオバケの可能性大。楽しみ、楽しみ。

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「みそラーメン」@ラーメン 中本の写真 8日夜は「オヤジの殿堂」有楽町へ。しかも、目指す店はビル地下1階の一番奥の方、とてもディープなロケーション。ヤサぐれたリーマン以外は、まず近づかない場所のはずですが……なんと店の両側がマクドさん、若い女の子がうろついています。しか〜〜し、マクドに挟まれた「中本」、昭和40年代の哀愁プンプン、「堂々」たる店構えです。
 店内は、まさに「昭和」。色あせたペナペナのテーブル、やや薄暗い蛍光灯、雑然としたカウンター周りと厨房……ディープな有楽町を堪能できます。先客は、お疲れのリーマン・オヤジが3人で、みな一人客。端から見れば私もご同輩ですが……注文は名物「みそラーメン」(780円)。麺ゆでにやや時間がかかり、丼は約7分で到着。
 ここの「みそ」は、味噌ダレをスープに溶かず、麺・具材にのせた状態で出てくるのが特徴。では、味噌を溶かずにスープを一口……旨みは非常に薄く、昆布と……う〜〜む、薄くてよく識別できません。味噌ダレには、よく味のシミ込んだ玉葱、ニンジンが入っています。これらを少しスープに溶かし、麺にも絡めてズズッとイキますと……これは結構美味い。塩分抑え目のオヤジ仕様、辛みもほとんどなく、程良い味噌のコクに、野菜の甘みがよく合って、なんとも「優しい」味。そして、麺に絡む味噌ダレが、ススる度に味に変化とメリハリを加えて、どんどん食が進みます。
 麺は中太ストレートで加水率やや高め。柔らかめのゆで加減ですが、しっかりコシもあり、量も多くて食べ応えがあります。よく味のしみこんだチャーシューは、大きな端肉が3つ。ま、これは金曜閉店間際の特別仕様でしょう。モモ肉特有のパサつきはありますが、スープとよく合う味わい。玉子は普通のゆで玉子ですが、濃い目のスープにはこれで正解。そして、三つ葉が麺・スープの味わいを爽やかに彩って、全体の完成度はナカナカ。結局、丼に残るのは、コクのある濃い目の味噌スープですが、イヤみな濃さではありません。
 すべてに、オヤジへの「いたわり」を感じるこの一杯、これは思わず通ってしまいそうですが……平日昼間と金曜のみ夜も営業、しかも7時半までで、地元リーマン以外は「通勤」不可能……しかし、「オヤジの殿堂」有楽町の健在ぶり、しかと感じさせていただきました。帰り道、大型家電量販店に群がるオタク君達をかき分け、週末で賑わう有楽町駅に向かいながら、なぜかウキウキのおじさんなのでした。

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「紫つけ麺(並盛り)」@つけ麺 紫匠乃 森下店の写真 30日夜、そろそろ冷え込んできて、つけ麺屋さんなら空いてるかな……というわけで訪店。店に入ると、お客さんゼロで「してやったり」。注文は「紫つけ麺(並盛り)」(680円)。
 カウンターが高く、製造工程がほとんど見えません。仕方なく「能書き」を眺めますが……いや、ずいぶん詳しいウンチクですな……しかし、なぜか麺の「能書き」がないのが、やや不思議。厨房がよく見えないので正確ではありませんが、麺ゆでには7分以上かかった模様、約10分で配膳。
 では、つけ汁を一口……甘・辛・酸でいえば、甘みが前面、辛みはなく、酸味はほどほど。魚介系は鰹節の風味が程良く、旨みもよく出ています。甘み、酸味に加えて、醤油が強めのバランスのため、動物系のコクが弱く感じられ、全体としてやや平坦な味。
 冷水でよく引き締められた麺は、水切りもよく、硬めのゆで加減で歯応えも申し分なし。太麺ですがやや縮れており、スープの持ち上げもまずまず。ただ、少し「甘み」が不足気味で、スープとの「馴染み」はもうひとつ。
 小さな鉄板の上でジュージューいってるバラ肉チャーシューですが……タダでさえ多い脂が鉄板で全体にまわり、単体で食すには脂がくどい。かといって、ホロホロのためつけ汁にも入れられないという、困った一品。つけ汁の白菜も「ウリ」のようですが、麺に絡むわけでもなく、ちょっと役割がワケワカメ。スープ割りまで出番なし。
 割りスープがまた「ウリ」のようで、専用の能書きがカウンターに張ってあります。スープを口に含むと、たしかに鶏の旨みがよく出ています。しかし、このスープにも若干塩を使っていると感じられ、スープ割りしても塩分濃度が大きくは下がりません。ド中年にはつらい仕打ちですな……。
 帰り道、不思議な後味が口の中に残っていることに気づきました。何に似ているか、さんざん考えましたが……魚の煮汁のような、「不飽和脂肪酸」系の味ですな。能書きに「魚醤」を使っているとありましたが……あるいは。なにがなし、スープのいろんな食材が、それぞれ自己主張するために、「焦点」がイマイチあってないような印象。麺のできがよいだけに、少し残念な一品でした。

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「とんこつらーめん」@中華創房 希林の写真 先週訪ねた「希林」、「希林ラーメン」(醤油)の完成度に驚きましたが……
http://www.ramendb.com/score.php?pid=24078
 その際見かけた、壁の張紙がずっと気になっていました。「スープに十二種類の素材を入れ、十二時間火を通し、油を極力抑えた健康志向の品です。万一残ったスープは全て捨てております。至極の一品 とんこつらーめん」(715円)。「健康志向」の「とんこつ」とは、おじさんの血が騒ぎます。矢もたてもたまらず、二週連続で日曜(3日)昼に訪問。
 今回は13時20分ころの到着でしたが、空席もあり、ゆったり座れました。注文時に差し出される「箸休め」、今回は白菜漬物の千切りでした。澄んだ酸味にわずかに辛みをきかした、センスの光る一品。
 茶褐色の深い色をたたえるスープ、滑らかな豚骨の味わいに、程良い野菜の甘みと魚介の旨み、そして醤油が全体を覆うように、しかし穏やかにしみ渡っています。スープの色からは濃厚な味を予想させますが、深くまろやかな味わいで、嫌みな濃さはありません。魚介系では、おそらく鰹節をかなり強めに効かせていると感じました。油分、塩分を抑えた豚骨醤油に、強めの鰹が意外にも自然に馴染んで、なんとも豊かな風味を醸し出します。
 チャーシューは、大判2枚に切端1枚とすばらしいボリューム。「醤油」同様、「焼き」のみで仕上げた本格的な一品で、もちろん味も申し分なし。また、豚本来の美味しさを引き出したチャーシューが、まろやかなコクのスープと絶妙に馴染んで、これはたまりません。さらに、サクサクとした食感で、自然な甘みと香ばしさの揚レンコン、醤油のきいたメンマ、それぞれがチャーシューとスープの味わいに豊かな変化を加え、最後まで飽きません。
 唯一残念だったのは、麺。中細麺は、例によって柔らかめのゆで加減ですが、「醤油」の時は優しいバランスで問題ないものの、この個性的な「とんこつ」では、やや自己主張が足りないようです……しかし「醤油」同様、「チャーシューをスープで味わう」という斬新なコンセプト、脇役にまわった麺は、存在感を抑えた方がよいのかも知れません。
 帰り際、厨房奥から出てこられたご主人、小柄ながら、プロらしい冴えた光を放つ目が印象的でした。このご主人にしてこの味、プロの気迫を感じるこの独創性、ながく私の心に残りそうな一杯になりました。

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「醤油ラーメン」@らーめん一丁の写真 29日夜に訪店。ド中年の私にはチャッチャ系は「大敵」な訳ですが……しかし、船橋近辺の食べ歩きでは避けて通れない店。食後の「黒烏龍」をどこで調達するかを確認後、暖簾をくぐりました。
 明るい店内、ほぼ一文字のカウンターですが、客席側は蛍光灯、厨房はダウンライトで、着席してみると両方の照明がミクスチャーされて、いい感じです。厨房は若いお二人で切り盛り。ご主人、「香月」「なりたけ」を経験されているということで、おおよそ何が出てくるか察しがつくわけですが……注文は、「醤油ラーメン」(600円)に「味玉」(100円)。
 先客3名で、3杯1ロット待ち。カウンターが低く、製造工程がよく見えます。ご主人の動きには無駄がなく、流れるような作業。しかし、背脂をチャッチャとやるところで、わずかに動きが慎重になります。2回に分けてスープを注ぎながら、笊をチャッとやるごとに量を確認、丁寧に微調整しています。そして、丼の縁に散った背脂を、箸でササッと取り除きますが、ここからは非常に手早く確実な手さばき。そして、差し出された丼の縁には、ほとんど背脂が付いていません(写真参照)。大型の平笊でチャッチャしたようには見えない、この出来映え……う〜〜む、相当な「手練れ」ですな。麺ゆでが2分弱と短いため、丼は約6分で到着。
 では、スープを一口……鶏ガラの旨み、甘みを前面に、旨みを昆布で引き立て、甘みを背脂でつつんでいます。非常にシンプルで、アッサリした味わい。背脂は良質でクセもなく、量も「アッサリ」イメージギリギリのところで止めています。この辺りに、ご主人の「こだわり」があるのでしょう。
 麺は角とりした中細ストレートで、コシの弱いしなやかなタイプ。スープとの馴染みもよく、サラサラとした喉ごし。この、「アッサリ・サラサラ」のイメージに、チャーシュー、メンマ、味玉など、全ての食材の方向性を統一しています。
 船橋の繁華街から海老川を越え、住宅地の「入り口」に位置するこのお店。夜間営業でリーマンの「ご帰還」待ちということは、当然「シメ」用設定となるわけで……そういう意味では、無駄のない、デリケートなまでに狙いを一点に絞った一品です。「シメ」用だけの採点基準があれば、相当イケてますが……
 しかし、これを「シメ」で食されている近隣在住のリーマン諸君の「メタボリ」度が心配。帰り道、早々に斜向かいのローソンで「黒烏龍」を買ってガブ飲み、大神宮下方面に退散する、おじさんなのでした。

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「支那そば」@支那亭の写真 1日夜、駅近のお店で、ネットでもさほど悪い噂もないのに、なぜこのDBにないか……ちょっと興味半分で訪店。
 小さなL字カウンターに明るい照明、FMが漂う店内には、酔ったリーマンが二人。厨房には中年のご夫婦お二人。奥さん携帯でお友達とダベリ中。
 着席して「支那そば」(650円)と「煮玉子」(100円)を注文。ご主人、餃子焼きで手が離せません。奥さんは……まだ「話し中」です。どうやら「お冷や」は奥さんの役割らしいのですが……ヤレヤレ。たまらずご主人、餃子から離れてお冷やを出して下さいます。
 しばらくして、携帯を閉じ奥さんが職場復帰、何を思ったかお冷やをカウンター上に、ドン……フザケんなよ……帰ろうと思いましたが、ご主人すでに丼にカエシを入れています。食べ物を粗末に出来ないド中年、シブシブ丼を待つことに。
 寸胴からスープを丼に注いだ後、平笊で軽く2回ほどチャッチャ。背脂の量を慎重に見極めるご主人。麺ゆでは非常に早く1分強、しかし湯切りは20回前後と念入りです。丼は、8分ほどで到着。
 では、スープを一口……スッキリとした鶏ガラの甘みと旨みに、軽く豚骨で幅を持たせ、化学の力で旨みをブースト。わずかに混ざる背脂をアクセントに、やや強めの塩加減で仕上げています。麺は軽く波打つ丸細麺で、程良いゆで加減。これを多めに箸でとり、口いっぱいにほおばると……私のイメージでは、まさに伝統的「東京ラーメン」、「小池さん」がいつもズルズルやってるヤツですな。スープ持ち上げは十分ですが、しかし、麺の甘みに対して塩が勝り、程良いバランスとは言い難い。
 味玉もゆで加減のよいものですが、味付け少しショッパ目。薄い肩ロースチャーシューなど他の具材には、見るべきものはありません。
 麺の量もソコソコですが、650円(プラス味玉100円)という値段を思うと、満足感も半減。丼から顔を上げると、奥さん、また電話してます……いわゆる「ワケアリ物件」のこのお店、DB未登録の理由を、身をもって知りました。FMからは松任谷由実「サーフ&スノー」特集……奥さん、旦那が「恋人はサンタクロース」してくれてるうちに、その勤務態度、改めた方が良さそうですぜ。

(蛇足) ムカつきますが、採点はラーメンの味とコストのみを対象とします。

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「味玉らーめん」@とうかんやの写真 28日夜、昨日からの雨も上がり、混雑を予想していましたが……暖簾をくぐると先客1名。もっとも、食事中に一気に満員、待ち数名となりましたが……注文は「味玉らーめん」(700円)。
 有名店ゆえ、いきなり本題……の前に、丼が差し出され、例によって「ラーメンの写真をとってもいいですか」とお願いすると、ご主人「どうぞ、構いません」と言うなり、丁寧にお辞儀をされます……いや、お願いしているのはこちらの方で……恐縮することしきり、ご主人のお人柄がうかがえます。
 多めの脂膜に覆われたスープは、アツアツ。手鍋2つに、動物系、魚介系と思われるスープを別々に1杯分温め、麺ゆで終盤に、丼で合わせるという、実に丁寧な仕事。ほのかに生姜の香りがしますな。では一口……きれいに節を立てた魚介系の旨みがやや前面に感じられますが、動物系(鶏ガラ、豚骨)の味わいと、よく馴染んでいます。そして、少し甘みを帯びた醤油のコクに、生姜のキレと鷹の爪の辛みを効かせたメリハリ。なかなかの一品です。
 角を落とした中太ストレートの麺は、かん水でかなり引き締められたもの。スープとの絡みはもう一つですが、決して「優しい」印象のスープではありませんので、こういう個性派の麺をぶつけてみるのも、おもしろくはあります。また味玉は、黄身本来の味わいが濃厚で、素材の良さを感じます。
 脂膜のおかげで、終盤までアツアツですが、そのためか……鷹の爪のカプサイシンが脂に溶け出るのか、辛さがグングン増してきます。ネギと紛れてよくわかりませんが、輪切りの鷹の爪の中に種のようなものが……最後は辛みが強すぎ、全体のバランスを崩しておりました。
 京都の(昔の?)ラーメンのように、鷹の爪(もちろん種抜き)を細かくキザみ、スープのなかに舞わせるくらいでちょうどいいかと……帰り道、昔よく通った京都北白川の「中華そば ますたに 今出川店」を、なぜか懐かしく思い出す、おじさんなのでした(もっとも、20年ほど前の味、あそこも今ほどセアブランではなかったと記憶しているのですが……)。

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