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miles

男性 - 東京都

音楽や映画などと同じく、作者が「作品」を通じてどんなメッセージを送っているか、それに自分は「共感」できるか、そんなことを考えながら、5年間食べ歩きました。「共感」の程度には様々ありましたが……これからは「非常に共感できた」場合のみ、ごく簡単にご紹介します。今後詳細につきましては、下記をご覧ください。(2011/8/6)http://milessmiles.blog.fc2.com/

平均点 75.101点
最終レビュー日 2013年11月18日
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レビュー 店舗 スキ いいね
79

「渓つけめん」@食処 渓の写真 金曜朝イチで川口へ(14日)。仕事を終え、会社の同僚と川口駅にタクシーで着いたのが13時。「メシでも食うか」と声がかかりますが、私の目は産業道路の彼方へ……この先には「渓」があるはず、人気店ですが昼時を外れているし……同僚と別れ、現地へ。
 13時10分到着で店外2名待ち。店内待ちはないようですので、気楽に構えていましたが……この店は回転が悪い。どうやら、6席を埋めているのはすべて2人組客のようで、相手が食べ終わるのを待つ客が約半数……20分後、ようやく着席。注文は「渓つけめん」(750円)、有名店ゆえ、さっそく本題。
 麺は開化楼製の太麺、少し褐色がかった麺肌ですが、まずは一口……例によってシッカリとしたコシ、ホドホドのモッチリ感で歯切れも上々。甘みは相当淡泊ですが、なにかこう……独特の風味があります。使っている粉に「一捻り」ありそうですな。
 次につけ汁ですが、レンゲがないため丼を持つと、いやこれは熱い!……2玉400g以上はあろうかという麺、当然つけ汁は食事中に冷えますが、その対策として丼を加熱……意外とありそうでない心配りで、感心。では熱さを我慢して、一口……ドッシリと重量感のある豚骨のコク、その輪郭を節粉で力強く裏打ちして、濃厚にしてソリッド・ステートな仕上がり。旨みも相当強く出ていますが……意外と「オイリー」。油分で「ボカシ」を効かせて、豚骨と魚介のポッテリした一体感を出そうという考えなんでしょう。
 で、例の麺をこのつけ汁につけ、ズバァ〜〜ッといきますと……いや、美味い。確かに美味いんですが、オイルのせいか、つけ汁の持ち上げがいま一つ。噂ほど魚粉の量も多くなく、まずオイルと節粉を麺が拾い、旨みで麺の甘みが引き立ち美味いのですが……オイルのせいか、ちょっと「ヘビー」な印象ですな。
 食べ進むうち、オイルが先に減っていき、ようやく豚骨・カツオがガツンとムキダシになってきます。美味しさの「形」は変わっても、「レベル」が変わらないのは見事。ただし……こんどは味の濃さが、やっぱ「ヘビー」ですな。ご主人が油分で「ボカシ」を入れた理由、なんとなく分かるような気がします。
 カツオ節粉を裏方にまわし、豚骨のコクに焦点を絞った味のメリハリ、麺とのバランスも上々で、相当なレベルではありますが……味を重ねた「ヘビー」感、油分であしらえるレベルではないようです。ま、「コラーゲン」重視で「軽さ」を効かせるのも一興でしょうが……軸となる豚骨のコクが揺らぎそうだし。ある意味、「予定調和」ゆえの限界に達しているような……そんな「贅沢」なもどかしさを感じた、一杯でした。

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