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2026年2月28日の大崎裕史の今日の一杯

東京都杉並区西荻窪

ミックスワンタン麵(1420円)

今年に入って食べた「かづ屋」系。「かづ屋」(目黒)、「麺屋はやしまる」(高円寺)、「松波ラーメン店」(松陰神社前)、「しなてつ」(荏原町)、「穀雨」(渋谷)、「麺屋悠」(大久保)、「おさだ」(大山)。営業している都内の「かづ屋」系譜のお店はこれで全部のはず。
しかし、「どこか忘れてるような・・・」。どこだろう?と思ったら、お弟子さんは一通り廻ったが師匠を忘れていた。「たんたん亭」は比較的最近行ったので残るはこちら「支那そば いしはら」。(3回目)
「たんたん亭」創業者のお店。「かづ屋」の数家さんが「たんたん亭」に居た時の店主が石原さん。「かづ屋」の担々麺は石原さんがレシピを教えた。「こちらでは出してないんですね?」と聞くと「面倒だからね」と。(笑)
「たんたん亭」創業が1977年だから、石原さんは半世紀近くラーメンに関わっていることになる。「いしはら」の創業は2006年。2000年頃にフランスに料理の修業に行ったり、おでん屋さん(たこ石)やさぬきうどん屋さん(原屋)をやったり、かなり破天荒。店名に苗字の一字ずつが入っている。
夜はお酒を出す店として居酒屋風になるらしい。まだまだ元気そうでパートナーと二人で切り盛りしていた。
(「かづ屋」も「八雲」も「たんたん亭」出身だが、「八雲」店主は石原さんには直接教わっていない。)
平日の12時20分頃、先客0,後客二人。ミックスワンタン麵を注文。(後会計)
麺は大鍋で茹でる。茹で時間の関係で先にワンタンを泳がせながら茹で、遅れて麺。平ザルであげる。
スープは動物系+魚介系の優しくも懐かしい味。ワンタンは餡がしっかりしたもの。麺は中細柔らかめ。
チャーシューは焼き豚。昭和を感じさせるラーメンでした。

おまけでこの前に行った「麺屋はやしまる」(高円寺)の“喜楽インスパイアラーメン"について。らあめん(1000円)に揚げネギもやし(200円)を追加トッピングすると“喜楽風"のラーメンが出てくる。
上北沢の「はな田」で「もちもちの木」インスパイアを食べたり、桜上水の「船越」で「永福大勝軒」インスパイアを食べたり、最近、こういうのが面白く楽しく食べさせてもらっている。
まず見た目は半分の煮玉子と揚げネギ、もやしが目立ち、似ているような似ていないような。ま、こういうしゃれっ気のあるメニューは楽しみながら食べることに価値がある。
実際食べてみると揚げネギの威力に改めてパワーを感じる。そして「はやしまる」の出汁の強さと自家製麺のインパクトが喜楽インスパイアというよりも“喜楽とのコラボ"な感じでとても面白い仕上がりになっている。完食完飲。こういうのを楽しめる人にオススメ!

お店データ

支那そば いしはら

支那そば いしはら

東京都杉並区西荻北3-22-22 第七フロントビル1F(西荻窪)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。