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2022年7月30日の大崎裕史の今日の一杯

東京都港区六本木一丁目

濃厚豚骨玉名ラーメン

2022年7月19日オープン。「ふるめん」がリニューアルしてオープン。「ふるめん」自体は、元「五行」があった場所に8月中旬に移転オープン予定。

熊本ラーメン(玉名ラーメン)の店なので「ふるめん」「くまもん」とかけて「くまめん」にしたのではないかな?(これは未確認)

主なメニューは濃厚豚骨玉名ラーメン900円、豚骨味噌ラーメン1000円、九州煮干醤油らーめん900円、濃厚魚介豚骨つけ麺950円、冷し中華(期間限定)900円、など。

玉名ラーメンなのに味噌や煮干醤油、つけ麺などがあり、玉名風のラーメンを中心にいろんなラーメンを出すお店なのかと期待しないで食べに行ってみた。六本木一丁目駅中央改札を出てどこから出たら良いのかわからなかったので、右に行き、エスカレータを使って外に出たら店のある場所から一番遠い出口から出ることになってしまったようだ。(要注意)

ほとんど「ふるめん」と変わらないままのリニュアルオープン。券売機で購入したのは当然ながら玉名ラーメン。
平日の12時半頃だったが、カウンターは満席でテーブルもそこそこ座っており、相席になるほどの賑わい。

食券を渡すと「ニンニク入れますか?」と聞かれる「入れてください」と答える。これは「ラーメン二郎」をパクったわけではなく、玉名では昔から「天琴」を始め、そう聞いてくる店が多い。二郎の刻みニンニクとは違い、玉名では揚げニンニク。

混み具合から少し時間がかかりそうとiPhoneを眺めていたら、驚くほどの早さで登場。まずスープを飲んでみる。程よい濃厚さ、程よいとろみ、程よい旨味、なかなかいいではないですか。麺は低加水の中細麺でこれもいい感じ。揚げニンニクも香ばしく、入れること推奨。この旨さは只者ではない。玉名の有名店で修業したに違いない。

しかし、混んでていろいろ聞けなかったので昼の部終了した頃に電話でいくつか聞いたところ、驚きの真実が・・・。(^^;
まず麺に関して。地元の麺(吉田製麺所が有名)を使うつもりだったが輸送費だなんだで都内の製麺所に、いくつか聞いてみたら良い麺と出会った。それが松本製麺所(池袋)の麺。

そして、その店長の経歴。玉名にある1980年創業の老舗「中王」の店主だという。「中王」は2017年に一度、閉店しており、経営が変わってすぐに復活している。閉店前、ラ−メンは一種類だったが復活後にラーメンの種類が増えている。ということは、復活後の店主と言うことか?この店主と「ふるめん」のオーナーが同級生で頼まれたとのこと。

電話を切ってから思ったのだが「立ち上げの手伝いに来ているだけなのか?それとも任されたのか?」
謎が残ってしまった。でも、今ならまさに地元のラーメンを堪能できる。

なお、「玉名ラーメン」は商標を取っており、玉名ラーメン協議会加盟店しか使えない。「くれは」(田無)が使えなくなったのはおそろくそれが理由。ここは加盟店(中王)が関係しているので使えるのかも?

お店データ

くまめん

くまめん

東京都港区六本木3-4-31 六本木レジデンシーズ 1F(六本木一丁目)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。