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2024年3月17日の大崎裕史の今日の一杯

東京都千代田区神保町

笠岡ラーメン(醤油)(850円)

2024年3月15日、神保町駅から靖国通りを小川町方面に3-4分行った所にオープン。以前もラーメン店だったところ。目立つし、場所はいいと思うのだが結構入れ替わりの激しいところ。
笠岡ラーメンを謳っており、その商標を持っている「笠岡商工会議所」から認定を受けて、その証書も飾ってある。
先日、日本ラーメン協会にも入会いただいたようだ。
都内の笠岡ラーメンとしては、「TAKETONBO」(築地)、「くじら食堂bazar」(三鷹:閉店)などがあり、私の知っている範囲だと3店舗目。いずれも認定を受けている。既存の2店舗が都内の店主が出したお店だったが、こちらは岡山からの進出(2号店)ということで違いがある。ただし、本店(1号店)は笠岡市ではなく、津山市にあり、しかも2023年1月オープンと新しい。津山市は笠岡市の北東100kmくらいのところにあり、B’zのボーカル稲葉の出身地として知られている。個人的に笠岡ラーメンは10軒ほどで食べている。東京ラーメンショーでは2013年と2018年に出店している。新横浜ラーメン博物館にも「坂本」が出店していた。
公式インスタによると『元イタリアンシェフが営む協会認定笠岡ラーメンのお店。厳選国産素材にこだわり、開発期間10年をかけた独自の旨味抽出方法のスープが自慢のお店』となっている。
主なメニューは笠岡ラーメン(醤油・塩)850円、味玉笠岡ラーメン(醤油・塩)990円、特製笠岡ラーメン(醤油・塩)1100円、他。
笠岡ラーメン(醤油)を券売機で購入。 食券を渡すと麺の硬さを聞かれます。「やわめ、普通、硬め」から選択。通常でもやや硬めらしい。普通を選択。ちなみに笠岡ラーメンの多くは醤油ラーメンで塩も用意しているところはそんなに多くはない。
一番厨房寄りの席に座ったら、厨房から声をかけられた。以前、メールのやり取りをしたことがあり、私を知ってくれていた。いやはや、そのことを忘れていたのでかなり驚いた。食後に名刺交換をさせていただいたら、社長自らが先頭立ってラーメンを作っており、この店にかける意気込みが感じられた。
笠岡ラーメンが到着。地元で食べた物よりもかな〜り見た目が綺麗。煮鶏(笠岡ラーメンの特徴)が綺麗に揃えてあるし、錦胡麻や青ネギと白葱の使い方、穂先メンマなど、かなり洗練されている。地元だともう少し粗っぽいのだが、それがまたご当地ラーメンらしいところもあり、よかったのだが・・・。今回は戦略的に「全国で勝負できる商品」を創り上げた感じ。なので、味もかなりよくなっている。スープは鶏のコクが出ており、綺麗な清湯醤油味。鶏油も効いている。煮鶏はコリコリしながらも歯切れ良く、旨味十分。
HPによると『一元堂のこだわり 化学調味料を使わず、国内産の材料にこだわり、醤油、塩、肉、葱やラーメンに使用している鶏油も国産100%で混ぜ物を一切していない鶏の脂のみの100%プレーンな鶏油を使用しています。コクと旨みの強い国産親鳥を使用し、鶏ガラ、国産椎茸、利尻昆布などで丁寧に出汁をとり、かえしに厳選濃口醤油を数種類ブレンドし、コクと旨みを引き出しています。旨い国産鶏の香りとコク、親鳥のコリコリ感、青ネギのシャキシャキ感、少し固めに茹でた細麺との絡みをお楽しみください!』などと書かれている。麺は地元・笠岡の多くのラーメン店が使用している「丸新麺業」を使っているようで、笠岡色を出している。低加水の細麺ストレート。
トッピングの「炙り細切れチャーシュー」を頼みたかったのだが今回は売り切れだった。次回は塩味にそれをトッピングして食べてみたい。(特製だとトッピングされるみたい。)またサイドメニューの「親鳥の炙りたたき風飯」もおいしそう。

お店データ

笠岡ラーメン 一元堂 神保町店

笠岡ラーメン 一元堂 神保町店

東京都千代田区神田神保町1-1 林ビル 1F(神保町)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。