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2022年6月29日の大崎裕史の今日の一杯

東京都江東区門前仲町

塩ラーメン

2022年6月13日オープン。すでに並びができている、と聞いて恐る恐る12時頃に行ってみると空席があって待たずに座れた。とはいえ、質問するには混みすぎていて、あとで電話でいくつかのことを確認。

店長は「金澤濃厚中華そば 神仙」出身。そもそもは東京ラーメンショーを始めとするイベントで「神仙」を手伝うことから始まったとか。イベントサポートをしているうちに店舗スタッフになり、かれこれ10年近いとか。一度、ラーメンから離れたが今の会社の新規事業でラーメンをやることになり、白羽の矢が立ったようだ。店名は店長の名前「しげじ」から。

主なメニューは醤油ラーメン780円、塩ラーメン800円、鶏白湯ラーメン890円、他。

醤油と塩に20円の開きがあったのでそこに興味を持ち、塩ラーメンを選択。
店長を含む男性二人と女性一人。三人とも慣れたように見えたので「全員、神仙からですか?」と聞いたら、他の二人は会社の同僚でまったくの未経験。人が入るまでのシフト。ラーメン店に送り込まれる側は大変だが、こういう人材難の時に資本系は何かと好都合。

醤油と塩はベースのスープと麺が同じ。20円の違いは、塩ダレの原価が高く、20円の差以上あるようだ。
「コナノチカラ製麺所」の麺箱が目立つが「せたが屋」グループの製麺所。「神仙」店主に相談した際に紹介してもらったらしい。醤油と塩は、そこの麺を使い、鶏白湯は別の麺(後述)。

そうこうする内に「塩ラーメン」が完成。
やや油多めの清湯塩味。ちょっとしょっぱめだが旨味がググッとくるタイプ。具は大きめながら薄切りのチャーシュー2枚、穂先メンマ、海苔、ねぎ。チャーシューは柔らかく、ホロッと崩れるタイプ。麺は中太ストレート。なかなかよくできたラーメン。

壁に「株式会社アニキ」のプレートが飾ってあり、「せたが屋」店主の前島さんがラーメン店主から「アニキ」と呼ばれていて、その関係かな?と思ったら大ハズレで(笑)、つくばにある会社。過去には「あにき家」などのラーメン店も経営。今は「麺房あんよん」など。実は、そこにスープと鶏白湯の麺を調達してもらっているとか。「うちは一切隠さないので書いてもらってもまったく構わないです。」とのこと。

まだ塩しか食べてないが、この味ならつくばでも話題になってもよさそうだが・・・。

お店データ

麺屋 しげ而

麺屋 しげ而

東京都江東区富岡1-7-2(門前仲町)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。