なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 
2022年7月15日の大崎裕史の今日の一杯

東京都港区六本木

飛びめん+黒豚

串に刺さない高級焼鳥「焼鶏 ひらこ」がひっそり始めたランチタイム営業は、「山椒まぜそば」専門店。しかも使うのは“鶏”ではなく、黒豚。鶏じゃないので「間借りで他の人が始めたのか?」と気になりながら、行ってきました。迎えてくれたのは、「焼鶏 ひらこ」の大将・高岩さん。なんと、本人がやっていました。元々、ラーメン好きの店主ではありましたが、「スタッフ用に賄いで出していたら、かなり好評だったのでランチで出してみるか?となってやってみたんですよ。」と。

メニューは「飛びめん」1000円のみ!

まず、「飛びめん」の解説から。まぜそばだが、独自の味付けをしたあとにたっぷりかける高級山椒がポイント。さらに食べ始めて中盤くらいに“別の”(←これ、大事)「高級山椒」を“追い山椒”して食べるスタイル。山椒たっぷりなのでご存知のように“ビリビリ”来る。それが刺激になり、さらにおいしくなる。しかし、この高級山椒、15分くらいの心地よさの後、後残りせず、ふわっと消えていく。“ビリビリビリ”がフワッと消えて“ビビビ”になるのだ(なんか回りくどいけど、店名はそういうことらしい:笑)。その食後15分くらいの高揚感がまさに「飛ぶ」瞬間。「食ってみな 飛ぶぞ」である。そこで「飛びめん」というメニュー名。

トッピングが黒豚炭火焼300円、味玉300円、ライス並200円・小100円。
ご飯のおいしさも“ウリ”らしいので、ライスを激奨されたが今回は我慢。黒豚だけ追加して注文。

できあがる前に生姜(ガリ)が出てくるのでこれを食べながら待つのだがこれが旨いのなんの。しかもこの「飛びめん」のおいしい食べ方は、黒豚とガリを一緒に食べてそのあとに「飛びめん」を頬張る!この口内調理が最高!このガリの存在も重要だったのだ。

そしてもちもちの太麺が実においしくて、「麺がおいしいですね。どこのですか?」と聞いたら「凪グループの・・・」とのこと。新宿だるま製麺の特注麺。おいしいはずだ。私好みの太縮れ麺。
まだほとんどネット上に情報がないのでガラガラなんだと思ったら、そうでもなかった。意外と地元のお客さんが入っていて、正直ビックリ。じんわり人気になっている様子。

「あなたも飛んでみませんか?」(笑)

お店データ

飛飛飛

飛飛飛

東京都港区西麻布1-5-23(六本木)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。