2018年6月9日オープン。本店は滋賀県にあり、2013年創業だが手広く6店舗開業。東京はここが初進出。
メニューが豊富で醤油味だけでも「十二分屋そば」(近江熟成醤油)、「近江ブラック」(甘口柚子醤油)、「ラーメン原点」(濃口熟成醤油)の三種類がある。他に蛤スープの「KOHAKU」、「宗田鰹節そば」、「近江熟成味噌ラーメン」、「濃厚辛えびラーメン」、鶏白湯が三種類、つけめんが3種類、油そば、など。どれも写真は解説付きでそそられる。
券売機前だったら次の人を気にして困りそうだが、店頭だったのでじっくり悩ませてもらった。
そんな時、20年前に旭川の「山頭火本店」に行ったときのことを思いだした。私の前には妙齢の女性。券売機の前でたくさんあるメニューに悩んでいる。少し経って自分で決められなくてお店の人に質問、「初めてなんですけど何を食べたらいいのかしら?」お店の人は「うちはどれも自慢なので何食べてもおいしいですよ!」まぁ、これもお店の方の答えのひとつである。しかし、そこでの正解は「初めてだったら、しおを食べてみてください!」だった。なぜなら、その女性は迷った末に帰ってしまったのである(笑)。
私はその時、「面白い人だな〜。せっかくラーメン食べに来たのに帰ってしまうなんて・・・」と思った。でも、その時のことは鮮明に覚えている。そして、今私もその時の女性のような状況に陥っている。何を食べたらいいか、わからない。基本メニューがどれかもわからない。店の推しメニューもわからない。普通ならメニュー看板の左上、一番大きく、店名が付いた「十二分屋そば」だろう。私は迷った末に限定の「近江煮干醤油ラーメン」800円にした。滅多に初訪で限定メニューを食べることはない。それほどそそったわけでもない。悩みすぎて、自分の選択から逃げてしまったのだ。改めて「店の推し」というのは必要なんだな、と思った。
「十二分屋」と「凪」に一緒にコラボをやるほどの関係があったというのは意外だが、麺と煮干しスープが「凪」、醤油タレと具材は「十二分屋」という棲み分けらしい。凪っぽさもありながら、ちょっと違った、言うなれば親戚みたいな味わいで面白かった。「第一弾」と謳っているので次はまた別の店とのコラボになるのか、あるいは「凪」との第2弾になるのか?今のところ決まってないようである。それにしても麺は自家製麺、大成食品、麺屋棣鄂、関屋城南食品の4種を使い、こうしたコラボでは「凪」の麺を使い、と縦横無尽な展開。スゴすぎる。
近所ならゆっくりと全メニュー制覇したくなるラインナップだった。

















