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「尾道ラーメン+煮玉子(880円)」@尾道ラーメン 麺屋 響の写真2021年霜月。久々、尾道で。

 RDB、相変わらず、地方の店は、ねえ。4年以上たって、ボクが初レヴューって・・・

 この、尾道ラーメンの特徴というのは、まずスープ。瀬戸内の海で採れる魚介を中心とした出汁と、背脂が入った、アッサリの中にコクと甘みがあるもの。

 そして麺。何度か書いているが、尾道ラーメンが関東圏で流行らないのは、この麺にあると思う。この店にもわざわざ「麺は延びやすいので早めに召し上がって」という掲示もある。そのとおりで、だいたい「延びやすい」というよりハナから軟く、歯応えが弱い。そのうえすぐに水分を吸って「延びて」しまうので、頼りないことこの上ない。

 この店のスープは、尾道ラーメン特有の小魚メインではなくて、瀬戸内産の煮干しだそうだ。それに鶏、香味野菜というからオーソドックスで、悪く言えば特徴がない。言い換えれば、変な癖がなく飲みやすい。

 麺はやっぱり軟いのだが、掲示にあるような「足がとても速い」というほどではない。平打ちには違いないが、細いからそれはあまり意識しない。この店は「はせべ」のもの。この製麺所、先代店主は尾道ラーメンを全国区に仕立てた立役者の一人、であるという。

 チャーシュー。驚いたことに、レアチャーが2枚。この手のものはすぐ色が変わってしまうから最初にいただく。うん、しっとりした仕上がりで旨い。味玉は見事な半熟。メンマは業務チックで水っぽいのが残念か。

 店内の掲示に「ノスタルジックな尾道ラーメンを残しつつ洗練された尾道」(原文ママ)ラーメンというものがあった。なかなかハイレベルな一杯と思ったら、ご主人、日本料理の経験がおありという。開店は4年ほど前のことだそうだ。

確かに現代風であるが、同時にまた、クラシックな尾道ラーメンであった。ご馳走様。


 ・・・尾道ラーメンは1947年創業の 朱華園 が屋台で創業したのが始まりと言われる。前回、尾道に来た時に 朱華園 は伺った。今回、カミさんを連れてまた行こうと思って調べたら、一昨年の6月に事実上暖簾を畳んでしまったという。え? と思ったのだが、店主の奥方と娘さんが、すぐ近くの場所にて 中華そば 朱 という店を開き、味を引き継いで営業しているとのこと。ならばそちらに、と考えたのだが、なぜか尾道の店はラーメン店に限らず木曜定休が多いのだ。その店の定休日も木曜で、今日はその木曜。仕方ないから、ネットで評判の良い此処に来た。

 しかしまあ・・・コロナの影響で相当観光客が減ったという尾道であるが、ここ一か月で随分と客足が戻ってきたとそうだ。けれど夜、尾道の街を歩いていると、殆どの商店は昼からずっとシャッターを下ろしたままで、とても暗い。ただ、灯がついている店もあって、それはほとんど尾道ラーメン店である。それだけラーメンがこの街に根付いているということなのだろう。

 その尾道、訪れたのは4年2か月ぶりだ。ボクは大変好きな街の一つである。前回訪問時書いたのだが、出身地であるこの地の郷愁を込めて撮られた「時をかける少女」「転校生」「さびしんぼう」の、いわゆる尾道三部作で知られる映画監督の大林亘彦が、ボクは好きだった。特に初の映画監督作品となった「ハウス(HOUSE)」(1977年。池上季実子、大場久美子などが出演。音楽はゴダイゴ)を見たときは随分と衝撃を受けた。

 その大林氏、肺がんと闘いながら映画を撮り続けていたが、昨年4月10日、82歳でこの世を去った。もう、彼の新作を観ることはできないのはとてもとても寂しいが、がんであることをしっかりと受け止め、映像作家・映画監督として最期まで作品を撮り続けていた。ちなみにその命日はボクの誕生日なのである。何かの因縁なのだろうかね・・・

投稿(更新) | コメント (12) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

あら、初レポですか😊
ホントに首都圏以外ではマイナーですよね😣
尾道行ってみたいです。

NORTH | 2021年11月14日 10:06

こんにちは。尾道にいらっしゃるのですね。朱華園の閉店は驚きましたが跡取りの方がいらっしゃるようで安心しました。映画とラーメンの街のイメージですが、何気に寂しい街のイメージがあります。また、レアチャーシューはビックリ。朱は行ってみたいです。

いたのーじ | 2021年11月14日 10:09

こんにちは。
新橋とか浜松町にもかって尾道ラーメンの店があったんですがね〜
本場で一度食べてみたいです。

kamepi- | 2021年11月14日 11:20

こんにちは〜
こっちでは麺一筋が頑張っている方でしょうか。現地の記憶とは開きがありましたが…
尾道や山陰の牛骨、広島担々麺とかは都内に出店しては閉店を繰り返してるイメージです。

銀あんどプー | 2021年11月14日 11:50

ぶるさん、RDBは情報が東京に偏りすぎていますよね。
地方にもいい店はたくさんあるんですけどね。

まなけん | 2021年11月14日 12:57

こんにちは😃

今回は尾道でしたか。
初レポお疲れ様でした。
ラーメン屋さんピンポイント訪問で
ゆっくり歩いたことがないんですよね。

としくん | 2021年11月14日 15:01

初reviewお疲れ様です。
お気に入りの尾道に再訪問でしたか。

銀さんコメの麺一筋は、
新大塚店に24年ぐらい前に。
当時の勤務先がその近所だったんです。
無論未レポですが、今も営業中です。
その一方、水道橋の本店は閉店しています。

おゆ | 2021年11月14日 17:59

どもです。
大場久美子のコメットさん思い出しました😝
大林監督の82歳は超えましょうね💓

こんばんは。
尾道に行けてないので、岡山とセットで狙ってますます。
本当に地方だと発レビュアーになる確立高いです。
あまりこういうサイトにとらわれないで地元に根付いてるのかな?

プリティ | 2021年11月14日 20:27

こんばんはぁ~♪
去年初めて尾道に行きました。
海岸線を歩いたのでこのお店は気が付きませんでしたが
尾道ラーメン屋さん沢山ありましたね。
去年伺った壱番館は東京に店出しちゃったし(笑)

mocopapa | 2021年11月14日 22:38

改めましてこんばんは
混ざって失礼しました🙇‍♂️
尾道ラーメンも今どきの波が来てるんですね。
奥さん、娘さんの朱にも行ってみたいです。
原田知世の時をかける少女好きでしたよ。

あらチャン(おにぎり兄) | 2021年11月14日 23:24

こんにちは。
一つ前のレビュー、2600おめでとうございます。
時々レビューは拝見しています。
私、卒論が志賀直哉研究だったので、「暗夜行路」に描かれている尾道には、絶対行ってみたいと思ってました。
いつか行きます。
どうぞ、よい旅を。

RAMENOID | 2021年11月15日 10:18