なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 

日曜日、11時30分、先客2人、後客無し。

 20年位前、ラーメン本を見ながら行脚を始めたころ、「行ってみたいなー」と思っていたお店である。しかし、いつの間にか記憶から消えてしまった。先週日曜、ミッドタウン周辺に行ってみたら、思った以上に静かで、すっかり、六本木が気に入ってしまった。この店がある、青山墓地周辺は、さらに静かだ。

 六本木というと「時代の先端」というイメージがあるが、この店は、今時珍しいトタンぶきで、周りとの調和がとれていない。異端というべきか?入り口も、間口の狭い木製のドアで、入りにくい雰囲気がある。入ってみると、内装は、外装より、もっと変。昭和というより、戦災後のバラックだ。こんなお店には入ったことがない。椅子は木製の長椅子で、それに合わせて長いテーブルがある。スペースもやや狭く、座り心地もあまり良くない。天井を見ると、裸の電線が巡っている。最近、古さを演出しているお店がチラホラ見られるが、この店は、演出ではなく、間違いなく古い。

 吃驚したのは、先客がラーメンではなく、酒を注文したこと。酒好きの私だが、さすがに、昼から酒を飲む気にはなれない。そこは、やっぱり、六本木。周囲を見渡すと、ラーメンだけでなく、酒類とそれに合わせたメニューが壁に貼ってあった。

出てきたラーメンは、ラーメンらしい美しさがある。芸術的とは言えないが、どこか、ホットさせるものがある。スープは、透明感のある醤油色がやや濃いもので、とても優しい味。そこに、エシャロットが載って、アクセントを出している。渋谷の「喜楽」に近いコンセプトで、私好みだった。スープは完飲してしまった。麺は、ややウェーブのかかった細麺で、柔らかく、スープによく合っていた。具は、叉焼、さやえんどう、もやしにシナチクで、こちらは、特筆するものがない。

「旨い!」というラーメンではないが、私のイメージするラーメンらしいラーメンだった。酒を飲んだ後でなら、もしかしたら、若い人にも合うかもしれない。
 六本木といと、「近寄りがたい場所」というイメージを持つ方が多いかもしれない。私も、その一人であった。記憶から消えてしまったのも、場所が六本木であったことが影響している。 若い人向きの、エネルギッシュな場所もあるのかもしれないが、中高年向きの場所もある。そういう意味で、中高年者の方にもオススメです。
すっかり忘れてしまったが、六本木は、私の嫁さんが生まれ育ったところであった。

投稿(更新) | コメント (0) | このお店へのレビュー: 2件

コメント

まだコメントがありません。