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「チャーシュー麺」@天龍の写真2013年2月13日訪問     「京都ラーメンの粋、ここに極まれり!」

堀川北大路を300mほど北上したところにあります。夜半になると赤い提灯が目印です。
手動のガラガラとおとのする古びた引き戸を開け入店します。店内にはカウンターとテーブル1つ、座敷という古くからの昭和スタイルのお店です。店内には元気のよい若い男性店員が、近所のなじみと思われるお客と話をしております。はやりのラーメン屋とちがって、客層は60以上の高齢の方が多いようです。

さて、メニューは豚骨醤油(中国ラーメン)、塩豚骨、博多豚骨から選べるようです。本日はチャーシュー麺にしましたが、チャーシュー麺ではスープの選択はなく豚骨醤油になるようです。

丼はやや小ぶりなもので、鉢一杯にチャーシューが盛られています。チャーシューの上にねぎとスープが顔をのぞかせる京都チャーシュー麺の王道的な顔をしています。
スープは豚骨醤油ですが、鶏の味も少し感じられます。また醤油に由来する深い薫りが漂っていて、鼻腔に抜ける豚骨の風味が変化します。脂が多いわけではなく膠質成分の濃いスープで、いわゆるコラーゲンたっぷりと言われる味です。この豚骨醤油はありそうでなかった味。京都では体験したことのないものです。近いものでは岡山のこってり系「ぼっけぇラーメン」が挙げられますが、ぼっけぇほどのギトギト感がなく、後味もすっきりしています。豚骨の薫りを見事に後押ししているのは醤油成分ではないかと愚考するのですが、いかがなものでしょう。いずれにしても、ハイレベルな豚骨醤油であることは疑いようもない事実です。

麺はオーソドックスなもので、かん水の臭いも残る一般的な中細ストレートの中華麺なのですが、この茹で方(本日はデフォでオーダー。後から来た客は硬めをオーダーしていた!)が絶妙。これほどラーメン熱が盛り上がり、自家製麺でこだわった麺を用いる現在でも、店によってはこの古くさい(失礼)中華麺を使うのか?その命題に対する納得のいく解答がこの一杯だと思います。

さて、チャーシューです。この計算し尽くされたこの厚み、味付け、柔らかさ。すべてがチャーシュー麺のために生まれてきたチャーシューといった仕上がり。これほど旨いチャーシューはなかなか見つからない、噛んだときに流れてくる肉の旨味、柔らかいなかにもかみ応えのある硬さ、いずれもがかなりのハイレベル。「桃花春」や「大豊」に代表されるような花弁状の盛りつけではなく、無骨なまでの豪快な盛りつけは肉の厚みによる硬度がなければ出来ない独特の盛りつけ。

いずれもが最高レベルの一体感をもって完成された、恐ろしく高いレベルに昇華した一品。
いままで体験した最高の京都ラーメンと言っても過言ではありませんでした。

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