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2019年10月11日の大崎裕史の今日の一杯

栃木県佐野市

2008年1月オープン。店名の由来は「ゐ」は居心地、「を」は音楽、「り」は料理を表しており、その頭文字を取り、アクセントを付けたようだ。
ラーメンウォーカー栃木2014総合2位、2019総合3位、数年前はグルメサイトで栃木県1位を獲得していた人気店。東京の有名店何軒かで修業した後、地元佐野で独立。佐野の伝統を受け継ぎながら新しい息吹を与え、カフェスタイルの「新佐野ラーメン」とも呼ばれている。メニューのトップは「うま塩ラーメン」700円というところからも「佐野でありながら佐野を超えていく」という気概を感じられる。他には醤油ラーメン650円、和にぼしラーメン750円、みそラーメン800円(数量限定)、辛みそラーメン880円(数量限定)など。しかも大盛りはもちろんとして半ラーメン(普通が180gに対して110gで-120円)も用意している。また細麺(ストレートの卵麺)や低糖質麺(+50円)などもあり、対応力もスゴい。ご飯物もチャーシュー丼やブタ丼などがあり、量も通常、ミニ、大盛りとある。プリンや杏仁豆腐まで。さらなるサービスは割り箸(通常はプラ箸)、ヘアピン、ヘアゴム、紙エプロン、ひざかけ、ストロー、ふりかけ、七味、一味、からし、などを別途用意と至れり尽くせり。
そして麺の方だが、以前私が佐野で一番好きだった名店「とかの」(閉店)で教えてもらっており、最後のお弟子さん。青竹打ちでやや太めなのに茹で時間は45秒だとか。佐野と言えばピロピロ麺のイメージだが、それよりはコシも強く、麺肌がなめらかで太さがまばらなため食感が面白い。スープは豚骨鶏ガラと野菜。揚げ玉ネギが効果的。チャーシューは長方形の豚バラで柔らかく、脂がのっておいしい。醤油や味噌も食べてみたくなる。

お店データ

麺家 ゐをり

栃木県佐野市植下町1089
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2019年4月末現在約12,500軒、約25,500杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。