なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 
2020年12月25日の大崎裕史の今日の一杯

東京都杉並区高円寺

ミックスワンタンつけめん+チャーシュートッピング

麺屋はやしまる@高円寺(2004年10月オープン)
目黒の名店「かづ屋」出身で一番古い弟子(独立)。
かづ屋(目黒:1989年)の系譜
 はやしまる(高円寺:2004年)
 なかじま(高崎:2008年)
 松波ラーメン店(松陰神社:2009年)
 しなてつ(荏原町:2010年)
 穀雨(渋谷:2012年)
 すずき(大和:2013年)
 小むろ(行徳:2014年)
 薫風(梶が谷:2014年)
 かでかる(与那原:2015年)
 燈灯亭(上町:2016年)
 麺屋悠(大久保:2016年)
 玉龍(昭島:2016年:昭島かづ屋の跡地)
 くろ松(高崎:2016年)
「かづ屋」系は和出汁が効いた醤油味でワンタンや焼き豚が人気。しかし「はやしまる」にはつけめんがあり、抜群にうまい、と聞いて久しぶりに行ってみた。高円寺北口の商店街からさらに路地を入ったところで、正直オープン時は「大丈夫か?」と思うような立地だった。しかし、16年続き、今では高円寺を代表する人気店になっている。
お店に入ると券売機がなく、注文後、現金前渡し制。そんなことすら忘れていたほど久しぶりということか。
醤油、塩、味噌は食べてるがつけめんは初めてだと思う。しかし、そこは「かづ屋」系なのでワンタンもチャーシューもウマイので付けます。注文はミックスワンタンつけめん、チャーシュートッピング1360円。
まずはつけ汁のメンマを食べてスープの味を確認。おぉ〜っ!魚介の効いたまさに「かづ屋」系、「たんたん亭」系の味わい。しかも濃厚。一応、清湯スープになるのだとは思うが茶濁で濃厚。これはうまい。豚骨魚介とも違い、丸長などのあっさり系とも違い、和出汁なのにガツンと来るつけ汁はかなりいい。麺は自家製で和出汁に最適化された(そんなのあるのか?)麺。焼き豚もしっとりとしておいしい。つけ汁にも短冊切りで入ってはいるが、やはり追加してよかった。ワンタンはミックスなので肉と海老が二個ずつ。うひょひょ、贅沢盛り。麺を食べ終えたら店主に目線を送り、スープ割りが登場。少し白濁した(清湯じゃないのか?(^^;)出汁で割っておいしく完飲。
ところで、カウンター上のメニューを見て驚いた。左(普通はメイン)に並んでいるのは「つけめん」なのだ。「麺屋武蔵」がつけめんメインになったようにこちらもそうなのか?そして二列目にはほぼワンタン麺が並ぶ。ラーメンはあるのか?と探すほど。ワンタン麺の列の最後の方にひっそりと載っていた。もはや「広州市場」のようなワンタンウリである。しかも目の前でワンタンを包んでいる。
しばらく行かないとお店はどんどん進化していく、そして変化していく。ご無沙汰の名店にはできるだけ足を運びたい。

お店データ

麺屋 はやしまる

麺屋 はやしまる

東京都杉並区高円寺北2-22-11(高円寺)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。