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2020年1月16日の大崎裕史の今日の一杯

東京都台東区浅草

中華そば

一昨日の夜、宮城からラーメン店主3人と関係者一人が来て一緒に飲み食いをした。その際に「都内のどこのラーメン店に行ったらいいか?」なんていう話をして、「老舗に行こうかと思う」ということになり、何軒か候補を挙げた。そんな話をしていたら「ミイラ取りがミイラになる」とでもいうか(ちょっと違う)私自身が老舗に行きたくなった。そこで1950年創業の「来集軒」(浅草)に行ったのだが、その4人が食べていた。(笑)
たまに王道の中華そばを出す店に当たったときに「昔懐かしい中華そば」と表現することがあるが、この店は約70年の歴史があるが「昔懐かしい味」ではない。他にないタイプの味なので今食べても新鮮なのだ。そしておいしい。こういう老舗を食べて「おいしい」と表現する際には、リスペクトの意味も含む場合がある。しかし、これもまたこの店に関しては、そんな忖度せずに「おいしい」と思う。もちろん若くてラーメンを食べ歩いている人に食べてもらって絶賛してもらえるかどうかまでは自信がないが、20年以上ラーメンが好きで食べてきた人ならここは間違いなくおいしいと思えるはず。
中華そば650円。1950年(昭和25年)創業だが、大元の製麺所は日本最初のラーメン店「来々軒」(浅草)と同じ1910年(明治43年)創業。スープは豚骨豚足鶏ガラにキャベツや人参、玉ねぎなども加え、甘味を出している。醤油ダレを効かせているのもクセになる。麺は今どき珍しいほどの縮れ麵でこの麺もいい。焼売も人気だがこの日は頼むのを忘れてしまった。また行かなきゃ。

お店データ

来集軒

来集軒

東京都台東区西浅草2-26-3(浅草)

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    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。