なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 
2022年9月17日の大崎裕史の今日の一杯

東京都江戸川区平井

ネギ肉中華そば+おにぎり

2022年9月10日オープン。「つけめんTETSU」創業者(←そろそろこの紹介も不要になったくらい、その後の実績がある)であり、「伊蔵八」(5店舗)、「ラーショ マルミャー」(2店舗)、「ナポレオン軒」、等を展開する小宮さんの新業態。

店の場所は平井駅北口徒歩数秒。ガード下並び。
平日開店時間を少し過ぎた頃に入店。並びはなしだが、先客数名、後客も続々。

主なメニューは、深だしかけ中華そば590円、深だし中華そば660円、肉中華そば880円、お代わりかけ中華そば400円、伸ばす100円、おむすび110円、他。

デフォメニューでも千円超えの時代になってきたのに、あえての“逆行”。最安値は590円から。デフォでも660円だ。しかし食べてみるとチープ感はまったくなし。

とは言うものの、私が食べたのは昼は1軒しか食べる時間が無かったのと、御祝儀的にMAXで頼んでみようとネギ肉中華そば990円+味玉110円の合計1100円。さらにおむすび一個110円。

なかなか面白いのが出汁濃いめのスープは少なめで「伸ばす」というトッピング(?)が100円であり、鶏出汁を加えてスープ増量できるという斬新なもの。この場合は麺も柔らかめに茹でるようだ。

スープは濃い出汁色の清湯醤油味。煮干、鰹節、鯖節、昆布、椎茸といった動物性不使用、魚介メインのスープ。懐かしくもあり、新しくもあり、うま味たっぷりの濃密な出汁。店名に「深だし」と付けた理由を証明するかのようなスープで実においしい。

麺は太縮れで、祐天寺での自家製を運んでいるのかな?もっちりした食感は好みのタイプ。濃厚ダシによく合う麺。濃い煮干しだとパッツン系の細麺が多い中、面白い組合せ。

「おむすび」は海苔の上に塩むすび。さらにその上にたっぷりのおかかがまぶしてある。そしてたくあん添え。箸で崩しながら食べたが、この濃いめの出汁にご飯が合う。

接客も心地良く、全体的に小宮さんのやりたいことがあちこちに具現化されている新業態だと思った。さすが“自称天才ラーメン職人”。

お店データ

駅ラーメン 深だし中華そば

駅ラーメン 深だし中華そば

東京都江戸川区平井3-30-35(平井)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。