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2023年10月1日の大崎裕史の今日の一杯

東京都台東区三ノ輪

チャーシュー麺(1200円)

まずは、お店の流れから。
2022年4月16日、北千住で間借り営業開始。2022年12月30日閉店。2023年7月5日、三ノ輪で独立復活オープン。
三ノ輪駅徒歩2-3分の国際通り沿いだが、日比谷線の中目黒方面からだと大きな歩道橋を渡る必要があり、もう少し時間がかかる。
この日は平日の13時頃、先客4人、後客一人。店主のワンオペ。ちなみにインスタによると店主はラヲタ歴12年だとか。ラーメンが好きなんですね〜。
チャーシューメン(醤油)1200円を券売機で購入。
麺は喜多方の代表的な製麺屋さんの曽我製麺の麺。千葉にも工場があるのですが、喜多方から送ってもらってるそう。この麺を使うだけでほぼ喜多方ラーメンになります(笑)。スープは清湯醤油。おとなしめの優しい味わいですが、チャーシューからの脂や味がスープに流れていき、どんどんおいしくなるので完食完飲でした。
お客様が少なくなって、少々聞き込みを開始。喜多方の出身ではなく、母が喜多方出身で母の実家に帰ったときなどに食べた喜多方ラーメンが好きであの味を東京で出したかった、と。会津出身の私にはホロッと来る話です。
「喜多方では、どんなお店が好きでしたか?」と聞くと「まこと食堂」とか「食堂なまえ」とか・・・。
すかさず「まこと食堂、明日(9/30)で閉店ですね」と話を振ると知らなかったみたいで、驚いてました。ラーメン作りが一段落してスマホで調べてさらに驚き。「76年間も続いていたんですね!あと数日あったら食べに行ったのに!」と悲しがっていましたがさすがに明日閉店では行けません。「まこと食堂」閉店の話は会津出身の私としてもかなりショックな話で喜多方の代表的なお店でしたから、それが無くなるのはかなり寂しいです。

さて、お店の味に話を戻します。開店当初はスープも地元に近い味で出していたようなのですが、いろいろあって今の味に。「少し、こちら(東京)に寄せました」と。喜多方ラーメンと言っても麺は特徴がありますがスープは一概に「これっ!」とは言えません。店によって結構違います。まあ、大まかに言えば「豚骨清湯に煮干し」くらいの感じでしょうか。最初の頃の味も食べてみたかったです。
チャーシューはとろけるように柔らかいバラ肉で実においしい。チャーシュー麺にして良かった。前記しましたが完食完飲。おいしかった。喜多方では珍しい、油そば、つけめん、塩ラーメンもあるので、機会があればそれらも食べてみたい。

お店データ

喜多方ラーメン 新じま

喜多方ラーメン 新じま

東京都台東区三ノ輪1-8-5(三ノ輪)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。