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2020年6月15日の大崎裕史の今日の一杯

東京都千代田区神田

中華そば(そのあと用事を済ませて、チャーシューもり)

2020年6月8日オープン。今年2月にオープンしたばかりの「凪」グループ「BUTAO」が閉店し、その跡地にオープン。外観と店名や事前情報から優先順位を下げていたのだが、本日神田に用事があり、時間も無かったので駅前のこちらに寄った次第。
私が知ってる「チエちゃん」は♪ひまわり模様の飛行機に乗り、夏の日にあの娘は行ってしまった♪の方だ。
あまりよく調べずに行ったのだが帰宅して調べても謎が多い新店だ。まぁ、出自を隠す店が無いわけではないが、ココも何気に情報が少ない。
ネット情報によると店名は「店主の娘の名前」とかなんとか。
スタッフに凪の知り合いに似た人がいたので「あれ?ここは凪のままなんですか?」と聞くと「まったく関係ないです」と声を大にして否定された。ここ数日で多くの人に聞かれたのかもしれないがそんなに強く否定しなくてもいいのに、と逆に疑問が出るくらいの全否定(笑)。(あとでいろんな情報を総合するとこの人のプロデュースではないかと。)
中華そば850円を注文。昔ながらの感じを出している割には値段は今風。最近の新店は写真映えする店が増えて来たが、出てきたラーメンの見た目は、比較的普通。丁寧に綺麗に、というよりはむしろ素朴感を出している。しかし、このラーメン、私が大好きなタイプ。地方で出会ったらとてつもなく喜んで、いや感動していただろう。実際、神田の駅前でも感動した。味や系統は違うが「田中そば店」の下高井戸で食べた「福田の中華そば」を食べた時の感動に似ている。期待してなかったからかもしれないが地方っぽさや昔感があるがガツンとうまいのだ。柔らかいしょっぱめチャーシューも好み。いやいや、これは驚いた。
用事が済んだら、秋葉原の「ほん田」に寄って前回とは別メニューを食べて帰ろうと思っていたのだが、またこの店に来てしまった。今度は「もり中華」だ。先ほど、チャーシューが旨かったのでもりチャーシュー1150円にした。
チャーシューをたっぷり食べたくてもりチャーシューにしたのだが、チャーシューは中華そばより少なかった(笑)。間違えられたか?麺の器にかなりの水分が入っているが、湯切りが悪いと言うよりは麺がくっつかないようにわざと入れてるのかな。というくらいの水入り。スープ割りを頼む際にスタッフは奥に引っ込んでいるので出てくるまでしばし待っていた。大声で呼ぶべきだったか。カウンターの下にポットがあり、それを自分で薄めて飲むシステム。
凪がやっているにしても生田さんや西尾さんのプロデュースではない感じ。誰かが手を挙げて「じゃぁお前の好きなようにやってみろ」ということか。中華そばの味には感心したがもり中華の詰めはちょっと甘い。でも微調整で個性的なつけ麺になる要素を秘めている。
今どき、出自を隠して出す理由は何だろうか?「新しい生活様式」かもしれない。(^^;
これでどこまでバズれるか、楽しみである。

お店データ

ちえちゃんラーメン

ちえちゃんラーメン

東京都千代田区鍛冶町2-13-7(神田)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。