なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 
2016年12月30日の大崎裕史の今日の一杯

群馬県館林市茂林寺前

ちょっとした用事があって日曜夕方、館林に。ネットで検索すると「米屋」「つけ麺弥七」が人気である。「米屋」は行ったことあるし、「弥七」は昼のみ営業。あとは意外と「手打ちラーメン」が多い。南北で隣接している佐野ラーメンの影響だろう。そんな中、このラーメンデータベースで館林市の「2016年間ランキング」を調べてみると2位に「麺工房かなで」がランクイン。オープンして1年ほどの新規店。ここが気になって行ってみた。食べ歩き好きだったのが自分でも作るようになり、佐野で4年ほど修業して店を出したらしい。麺は自家製麺だが手打ちではない。
夕方に行ったのに1日限定15食の濃厚鶏白湯麺780円が残っていたので、それと醤油らーめん650円を注文。醤油ラーメンは麺も佐野風手打ちではないし、スープも鶏ガラベースでどちらかと言えば東京で流行りのスタイルに近い。チャーシューは注文毎に切り出し、せいろ蒸しにしてから出すという凝りよう。これはこれでおいしかったが濃厚鶏白湯麺が逆に東京の流行りとは違った個性が出ていて好印象。濃厚なのだがくどさが無く、鶏だけではなく旨味や甘味が混在している。ザク切りの鶏ももチャーシューが焼き目を付けていてまたおいしい。煮干しラーメンも人気があるらしく、いろんなタイプを作れるというのは非凡な才能と食べ歩きの成果と言えよう。近ければ、いろいろ食べてみたいお店である。

お店データ

麺工房 かなで

群馬県館林市小桑原町847-1(茂林寺前)
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2015年12月末現在約23,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。