2005年頃、「田園都市線沿線のオススメラーメン」という企画をいただき、該当するお店が少なくて難儀した事を覚えている。
数年後に同じテーマの企画をいただき、徐々にお店が増えていった事を感じた。
今ではすっかり、人気ラーメン店が揃った沿線になっている。
そんな中の1軒が「麺処 秋もと」。
市ヶ尾駅前で2015年に開店。様々なジャンルの人気ラーメン店で修業を重ねながら、自身の味を確立させて人気店になっている。5年ぶりに店に伺ってみれば、平日昼過ぎの時間帯でも行列ができていて驚く。そして、並ぼうとする人への店員さんの案内も手慣れたもの。まずは食券機の前で醤油か塩かを悩み、今回は「塩」を注文。行列の進み具合もストレスにはならない。
丸鶏を中心にした鶏系の素材と、鰹節や貝も使った澄んだスープ。様々な味わいを凝縮した香味油もかけられてアツアツ。一口目はまろやかで、喉を通せばすっきりした後味を楽しめる。細麺と平打ち麺から選べる麺は平打ちにしたが、スープを丁寧に拾ってグイグイと啜らせる。鶏ムネ肉と豚バラ肉、2種類のチャーシューも柔らかくて肉っぽさを楽しめるもの。水菜の上にのった赤い辛味を少しずつ溶かせば、そのアクセントが徐々に舌に広がってきて、スープを飲みほしたくなる勢いがある。
「神奈川淡麗系」と呼ばれる流れにも共通点を感じる基本構図の中に、様々な特徴を出している。様々な人気店で学びつつ、その経験に引きずられない個性を発揮し、飽きが来ないセンスの良さを楽しめる一杯。改めて醤油味も食べに行きたい。
















