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2025年11月6日の大崎裕史の今日の一杯

東京都千代田区神保町

ラーメン(900円)

2025年10月31日プレオープン、11月3日グランドオープン。
一時期、増殖した「煮干凪」だが現在は、新宿ゴールデン街店、西新宿7丁目店、多摩センター店、大宮東口店、と10月26日グランドオープンした蒲田店のみ。(ただし、蒲田店の表記は微妙に違うので直営なのかどうか?)

凪社長・生田さんの「X」によると『数万年ぶりの煮干ラーメン専門店を出店します。やっとこさ製造の目処が見えてきたので関東近郊に100店広げようと思います。』とのこと。

「東京ラーメンフェスタ2025」に集中していたので都内の新店を半月以上も行けてない。10/1以降にオープンした新店を数えたら73軒もあった(移転、支店含む)。並べてみて単純に“今、食べたい店”を選んだら「煮干凪」だった。
諸事情で新規オープンを抑え、既存店も減らし、縮小傾向だった「凪」だがいよいよ攻めに転ずる時が来たようだ。
コロナ禍以降、最初が蒲田で次が神保町。激戦区を狙っての出店。しかし、神保町はラーメン店の数が多いのに実に目立たない。前の店のファサード看板もそのままだし、『ここに凪がある』という主張が弱いのなんのって、ブランド力もあるのにもったいない。新店らしさもあまりない。

ラーメンの食券を表で購入し、カウンター9席の空いているところに座る。お冷やはセルフ。11時10分で半分くらいの入り。
蒲田店ではお客さんへの挨拶が「ニボらっしゃい!」だったようだが、こちらは妙におとなしい。かといって接客が悪いわけではない。むしろいい、けどおとなしい。(^^;
コックコートを着たスタッフ。店長らしき人のみコック帽。

もはや懐かしさすら感じるほど、久しぶりの煮干しスープ。辛味もあってほぼ昔の味と同様。麺は新宿達磨製麺(自社製麺)の太縮れ。この麺が好き。いったん麺ももちろん健在。
煮干しの系譜で言えば、都内では古くからある「永福町大勝軒」系、角館「伊藤」から派生した系統、つくばの「イチカワ」及びそこに影響を受けたお店、「丿貫」及びそこに影響を受けたお店と出身店舗、青森県からの出店またはそこに影響を受けたお店、など様々。「凪」は青森の煮干しに影響を受けたとは思うが、仕上がりはオリジナル。ホントによくできていると思うし、スゴく好き。またどんどん増えて欲しい。

お店データ

すごい煮干ラーメン 凪 神保町店

すごい煮干ラーメン 凪 神保町店

東京都千代田区神田神保町2-24 木下ビル 1F(神保町)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。