お盆は地方へラーメンツアーに行くことが多かったのですが今年はなかなかそうもいきません。(来週出張があるのでそこでは食べる予定)
そんな中、地方のお店をどこか紹介したいと思い、レビューを眺めていてこちらを選ばせていただきました。RAMENOIDさんは二回目の登場。今回、仙台を4軒回ったうちの一軒です。8/13現在のRDB仙台市ランキングベスト20で私が未食のお店が3軒あり、そのうちの一軒で興味深く読ませていただきました。いつもありがとうございます。
===2021年8月10日投稿分===
仙台の課題店
せっかく買った青春18切符。
あと1回は使わないと元が取れないと、あちこちがロックダウンする前に。
今回も仙台を目指した。
茨城がまん防に突入する前日の遠征なのでお許しを。
始発に乗っても鈍行だと仙台駅到着は12:18。
店まで1.2km。
いや、仙台もメチャ暑いな。
店はマンションの1階部分で、通りからは見えにくい。
今や有名になったが、認知されるまでは大変だったのでは?
日陰なので有り難いが。
たくさん並んでたらどうしようと思ったが、外待ち2名とそれほどでもなかったのでホッとする。
15分ほどで入店。
店内もオシャレなのだが、それよりも清潔感の方が印象的な店内。
こういう店は美味しいもの出すよね、というオーラがある。
ご店主と奥様らしき女性での営業。
女性の腰の低い上品な接客が心地よい。
ここはちょっと珍しい前払い制なので注意。
メニューは、「味玉中華そば」、「中華そば」のみと超シンプル。
ただし、醤油と塩がある。
限定も出さないようだし、かなりポリシーのあるご店主だと推察。
普段味玉は付けないのだが、拘りありそうなので、標記メニューを選択。
缶ビールもあったので注文した。
850円+350円、計1200円也。
まず出されたのは
よく冷えたビールグラスと缶ビール。
たくさん飲みたいわけではなく、食前に喉を潤したいだけなので、これがいい。
小瓶を400円とか450円とかで出す店もあるが、この方が少しだけ量も多いしね。
全く個人的な意見だが、全てのラーメン屋さん、これでいきませんか?
まず注いでグッとやる。
ブワァー、暑い中歩いてきたのでメチャ美味い。
電車遠征でビールは最高だ。
今、東京方面ではこんなシチュエーションが望めないのが悲しい。
注文から7分で提供されたのは、丸みのある分厚い器に盛られた、実に美しいビジュアルの一杯。
これは絶対美味いぞ。
麺は低加水の細ストレート。
茹で具合はやや硬めでジャスト。
こんなタイプの麺は食傷気味だと思っていたが、これはメチャ美味い。
北海道小麦を中心とした国産小麦100%の自家製麺とのことだが、このタイプの最高峰レベルじゃなかろうか。
麺をすすった途端に鼻腔を抜ける魚介の香りと口の中を満たす旨味。
上品で洗練されている上に、実に力強い。
もう見た目から美味いのは分かっていたが、その見た目を超える美味さに唸る。
Twitterには「鶏中心とした動物系のスープと煮干しやかつお節などの魚介スープに更に貝出汁スープを加えトリプルスープに仕上げた」とある。
同じスペックでもこれだけの高次元に仕上げるのは腕次第。
鶏も煮干しも節も貝も、それぞれがお互いの良さを認めながら主張してくる感じ。
このバランス感覚はすごいな。
書かれてはいないが、塩ダレもかなり凝っているのではないかと思う。
具は、白髪ねぎ、三つ葉、メンマ、味玉、チャーシュー。
白髪ねぎは細く繊細。
三つ葉は葉のみ1枚。
これらはビジュアルの上でも重要。
メンマは板状と実に変わっている。
表面には焼きが入っているのだが、ここまでメンマにこだわる店は少ないだろう。
サクッとしていて表面は香ばしく、味付けも実にいい。
懐石料理の一品として出せるのでは?
味玉は割った後合わせて出されるのも面白い。
糸で切ると断面は綺麗になるが、包丁で切ると断面は荒れる。
それを見せないためにあえて合わせているのだろう。
その意図に気付く者がどれだけいるだろうか。
味はもちろん素晴らしい。
チャーシューは鶏2枚に豚バラ1枚。
鶏はムネ肉と低温調理だと思うが、他店よりも薄切りなので、スープの熱で火が通っている。
厚切りのレアチャーシューはスープの温度を下げるので、それを嫌っての措置だろうか。
身は硬く締まっているのにパサつかないのがすごい。
バラロールのチャーシューは、適度に油が落ちていて、ちっともしつこくない。
実に細部にまで配慮が及んでいることに感服した。
麺量は150gほどだろう。
完食完飲。
いや、ここまでレベルが高いとは。
これ1本でやっていこうとするのがよく分かる、素晴らしい一杯だった。
自信であり、拘りであり、信念だね。
店内の清潔さも合わせ、実に隙のない店だ。
それでもピリピリした感がないのは、奥様と思われる女性の接客の柔らかさだろう。
客が一気に捌けて、退店時は私一人だったが、俗な雰囲気に塗れさせたくない店だと思った。
店を出たのは13:10ごろ。
さて急がねば。
















