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2024年4月16日の大崎裕史の今日の一杯

東京都目黒区中目黒

特製鶏塩そば(1300円)

RDBのポイントが90点以上で「今日の一杯」で取り上げていない店を探していたら、なんと会社から歩いて行ける「むら田」があった。ここは何度も食べているのになぜ、書いてないんだろう?灯台下暗しだ。
「今日の一杯」を始めたのは2015年1月1日。新店を追いかけるのに一生懸命で、それ以前にオープンした店は取り上げていないケースがたまにある。ここもそうだ。

そこで、まずは「むら田」の経歴。「誠屋」(八幡山)で修業し、2005年2月「らーめん蓮」としてオープン。2012年6月より、定休日の日曜にネクストブランドとして「むら田」の営業開始。2013年3月2日に「らーめん蓮」は閉店。2013年4月18日に「中華そば むら田」としてリニュアルオープン。店主のインタビューによると東日本大震災の影響が大きい。店が忙しくて何も支援ができなかった。そんな時、福島県の製麺所「羽田製麺」と出会う。最初は定休日に試しに営業していた「むら田」だったが、中華そばの奥深さにハマり、リニュアルして中華そば専門でやっていくことを決意。

カウンターに置いてある資料に店の理念が書いてある。
・旨味調味料不使用
・麺とワンタンは福島県の「羽田製麺」に特注。(継続的な復興支援)
・手作りにこだわる。(スープ、タレはもちろん、具材、ラー油なども店内で手作り。)
・少しずつでもより旨いものが提供できるよう、日々精進。

平日11時55分着で外待ち5番目、店内に3人待ち。着席できたのが12時18分。しかし、その頃には外待ちは無くなっていた。昼なら12時半過ぎが狙い目かも。

券売機は高機能に変わっていた。PayPayで特製鶏塩そばを購入。ラーメン到着が12時25分。
麺は羽田製麺製細ストレート。「ゆめちから」を中心とした道産小麦100%使用。麺の特徴を活かすため麺カタメはオススメしないとのこと。塩ダレは瀬戸内産の藻塩、愛知県七福醸造の有機白醤油、帆立貝柱、陳五年紹興酒、等など。スープは国産親鶏の丸鶏、大山どりのガラ・モミジ・鶏脂などの出汁に少量の背黒煮干、羅臼昆布、干し椎茸を加える。干し椎茸は150人分のスープに対して1.5g入れるだけ。この量が大事。

目黒駅と中目黒駅の中間くらいにあり、電車だと不便。バスだと渋谷〜大井町路線の「目黒警察署前」目の前。地元の人中心の人気店になっているが、もっと知られてもいい味だと思う。麺もスープも具材も、どれもが秀逸でハイクオリティ。もちろん完食完飲。

月に1~2回、不定期に「担々麺 むら担」として営業する日がある。こちらもおいしい。4月は24日、一日のみ。
Twitterを見ると20時40分〜21時頃でスープ切れ終了しているようなので遅めに行こうと思っている方は要注意。

お店データ

中華そば むら田

中華そば むら田

東京都目黒区中目黒2-7-14-103 ニックハイム中目黒103(中目黒)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。