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2019年2月4日の大崎裕史の今日の一杯

東京都葛飾区亀有

少し前に2018年にオープンした都内新店のラーメンデータベースランキングを発表した。
ベスト5をもう一度挙げると下記の通り。
1 味方 新橋 86.85 
2 にし乃 本郷三丁目 86.78 
3 飛粋 蒲田 86.36 
4 つきひ 亀戸 85.94 
5 鳳仙花 新宿 85.35 

「ののくら」は2017年12月3日にオープンしたのでこのランキングには入らないが1位の「味方」よりも高得点をたたき出している。しかも1位から5位までが僅差なのに、ちょっと抜けており、89.33だ。一年ぶりに食べたくなっての再訪。

まずは特徴のおさらい。自家製の「超多加水麺」をウリにしており、加水率55%前後という驚くべき数字。(博多ラーメンは26~27%、手打ちで多加水の白河ラーメンですら42~47%)。醤油と塩があるが醤油は醤油主体で塩は出汁主体。前回醤油だったので今回は塩を。チャーシューが旨かった記憶がありチャーシューメン1000円にしたが、こ、こんなにチャーシューが入るのか???
いや〜驚いた。こんなにチャーシューが入るとさすがにスープは少しぬるくなっていた。でも、猫舌の私にはちょうどいいくらい。ローストポーク風でメチャウマなのが4枚も入っていて、本当にいいんだろうか?そして、スープもコクがあり、いよいよメインの麵との再会。いや〜やっぱりウマい。こういう多加水で太めの縮れ麵、大好き!最近の新店の中では抜けているのが頷ける。しかも前回、おいしかったがあまりの回転の悪さについついぼやいてしまったが、それもかなり改善されており、並んでから食べ終わるまでに30分。運も良かったようで私の時は外待ちゼロ(中待ち4人)だったが、食べ終えたら外待ち10人に増えていた。驚き。いや、でも本当においしいので並んで当たり前だ。同じ通りの並びに「らーめん一辰」もオープンし、亀有も激戦区になってきた。
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前回の投稿
12月3日オープン。九段斑鳩出身の店主だが、味はまったく変えており、自家製の「超多加水麺」をウリにしている。加水率55%前後(日によって少し変わる)という驚くべき数字。(博多ラーメンは26~27%、手打ちで多加水の白河ラーメンですら42~47%)。
その麺は手打ちをベースにそば打ち製麺機を併用するハイブリッド製麺方法。国産小麦を中心にブレンドし、小麦粉・水・塩・かんすいのみを使用。アルコール、保存料、着色料などは使用していない。
メニューはいまのところ鶏+魚介の中華そばのみ。醤油と塩があるが醤油は醤油主体で塩は出汁主体。醤油の特製中華そば980円を注文。特製は鶏チャーシュー、豚チャーシュー2枚、メンマ、のり2枚、煮玉子、ワンタンが入る。
麺を茹でる籠は大きめのもので通常の麺茹で鍋に3個しか入らない大きさ。(通常は6個)麺を茹でる前に丁寧に手揉みをした麺の食感たるや素晴らしく、この麺をウリにしたい理由もわかる。ただし、その分、今のやり方だと時間もかかり、経営的にどうなのか?と思ってしまう。ちなみに私が到着した平日12時11分で外待ち6番目。食べ終えるまでにちょうど1時間。(今はカウンターのみ6席を使用)時間にゆとりがあるときに行くべし。思い起こしても麺の良さと美味しさだけが印象に残っており、トッピングやスープが平凡に思えてしまうほど。しかし、おいしく十分満足できたことは麺以外も普通以上においしかったことを証明している。券売機にあった「小麦そば」なども気になるし、再訪必至。ただし、もう少し回転が良くなって欲しい。

お店データ

手打式 超多加水麺 ののくら

東京都葛飾区亀有3-11-11 マーベラス大協ビル1F(亀有)
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2015年12月末現在約23,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。