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2015年11月19日の大崎裕史の今日の一杯

東京都荒川区荒川遊園地前

特製醤油ラーメン

最盛期の「中村屋」は本当に美味しかった。あの頃のラーメンを食べられるなら三千円払っても食べたい。そんな「中村屋」ファンは、その出身と聞くだけで行かずには居られない。「富士松」(荒川遊園地前)の特製醤油ラーメン950円。本来、私は出てきたままを写真に撮るのだが、今回のみ海苔を立てて撮影した。海苔を具にかぶせて出てきたので、それが店主の主張なのかもしれないが今回ばかりは・・・。
店内の蘊蓄によると「ダシは純粋使用の鶏ガラスープに野菜と魚介を重ねたもの。」醤油は国産小麦をふんだんに使用した風味のある細麺。塩はつるつるシコシコ、のどごし豊かな細麺。どちらも細麺なのだがスープによって変えている。
「中村屋」出身だと高座渋谷時代を知っているのかどうか、その差は大きいので聞いてみたら「知ってます」とのことで結構長い期間いたようだ。となるとこちらの期待は「あの中村屋」の味で出てくるのか?と思ったりするもんだが、そうではなかった。あえて変えているようだ。富士松スタイルとでも言おうか。スープはキレよりもコク、バランス重視のラーメン。事前に聞いていないと「中村屋」出身とはわからないほど。でも、おいしくまとめてある一杯。塩もおかわりしたほどだからオススメ。

お店データ

麺処 富士松

麺処 富士松

東京都荒川区西尾久7-19-6 ベルメゾンヤスダ104(荒川遊園地前)

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    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。