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2023年3月31日の大崎裕史の今日の一杯

東京都墨田区森下

塩全部のせら〜麺

2022年11月1日(大安&一粒万倍日)プレオープン、12月1日グランドオープン。話題の小麦粉「もち姫」を使った自家製手打ち麺のお店。
日本ラーメン協会の事務所がある駅だったので協会に行くときに寄ろうと思っていたら諸事情により、なかなか行く機会が無く、ようやく会議の前に行ってきた。

11時半開店で平日11時24分着13番目。外待ち椅子が4脚。店内待ち用に3脚。
主なメニューは、ら~麺 880円、海老ワンタン麵 1,130円、醤油チャーシュー麵 1,230円、醤油全部のせら~麺 1,430円。塩味も同額。チャーシュー麺は昼20食、夜10食、全部のせは昼6食、夜4食、海老ワンタン麵は昼6食、夜4食限定。
全部のせと海老ワンタン麵にさらに追加のワンタントッピングは不可。

券売機の順番だと醤油、塩なので醤油にするつもりだったが、移動中レビューを眺めていたら妙に塩味が多かったので気になりすぎて塩の全部のせにした。ら〜麺と全部のせの差が550円というのもなかなか珍しい。

店内の待ち椅子隣に製麺室があるが製麺機がないので完全「手打ち」なのがわかる。雑誌などによると水回しから切り出しまですべて手作業の極太多加水手打ち麺。茹でる前に手揉み。
厨房は奥で食べる席からはほとんど見えない。(一番近い席ならギリギリ見えるかも?)

スタッフは厨房に店主、ホールがお母様、女性がもう一人。
ラーメン到着が12時8分なので44分待ち。思った以上にチャーシューがたっぷり入っており、さすが550円の価格差だけある。
他には海苔が4枚。(デフォは1枚)味玉、海老ワンタン1個(雑誌に2個と書いてあったので確認したら1個が正しいらしい)、ほうれん草、なると、ネギ、メンマ。麺が見えないほどの盛り沢山。チャーシューは銘柄豚(岩中ポークか林SFP)。

スープはさらさらの清湯塩味。ベースは鶏、椎茸(冬茹:どんこ)、昆布、煮干、鰹節、鯖節、タマネギ、生姜、など。
醤油ダレは、7種の醤油。塩ダレは、5種類の塩と貝柱。塩味なのに色が付いているのは冬茹(どんこ)から。
和風の感じだが甘めなのはタマネギかな。醤油を店主の出身である鹿児島のものを使っているのでそれ由来かも。
スープが実においしく、迷わず完飲。もっと飲みたいくらいだった。

そして極めつけが手打ち麺。小麦は北海道産和華と岩手県産もち姫をブレンド。加水率42%以上(季節・湿度により変動)。並160g、大盛240g。不揃いの極太多加水もちもち麺。この麺が実に素晴らしいし、おいしい。個性的な食感とコシの強さ、不揃いと手揉みによるねじれが口の中で暴れてくれるのが非常に心地良い。滅多に大盛りは頼まないが、これは次回大盛りで食べたいくらい。もち姫効果と手打ちの良さが最大限に発揮されている。

もうすでに人気になっているが、今年の(昨年オープンだが)目玉になり得るくらい。
全部のせだとチャーシューはおいしいがデフォでも結構のるので、次回は海老ワンタンにしてみたい。

お店データ

手打ち 蓮

手打ち 蓮

東京都墨田区千歳3-16-2 リブリ・イースター菊川1F(森下)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。