2008年に開店し、15年目に突入した中堅店。本八幡駅北口から歩いてちょっとの落ち着いた場所にあり、入れ替わりの激しいこの界隈にあって、着実に歴史を重ねている。店内で食べられるメニューは、「らーめん」「らーめん(太麺)」「つけめん」に、トッピングやご飯ものの組み合わせ。久々の訪問なので「らーめん」を注文。
豚骨と鶏ガラをメインに、野菜を加えて半日以上煮込み、その後に7種類の魚介素材を加えて仕上げたというスープがこの店の看板。この味わいは「濃厚豚骨魚介」とも呼ばれ、2000年代にはブームと呼ばれる程あった味。口さがないラーメンマニアの中には「またお前か」を意味する「マタオマ」と呼ぶ人もいた。しかし、木尾田の味はありきたりの味わいにとどまらず、動物系のまろやかさがある中に、シャープな旨みを感じられ、飽きの来ないテイスト。「細麺」といっても細すぎず、中細麺といった所。しゃっきりした程よい茹で加減の麺を啜れば、細かく刻んだネギを介してスープも絡んで引き上げられ、一気に食べられる。
この一杯は「マタオマ」ではなく、「また食べたい」と思わせてくれて、古びた所のない力強いもの。実際、15年近く店が続いていて、お客さんの姿が途切れない事でも証明されている。コロナ禍でテイクアウトなども手掛けているが、テイクアウト限定で販売している「きおたんの油そば」も気になる。
















