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2020年12月10日の大崎裕史の今日の一杯

東京都江東区東陽町

ばらそば

有限会社バラコーポレーションは『炭焼やきとり はな』など、飲食業を展開して創業30年。そんな会社が鶏白湯スープを活用してラーメン業に進出。2017年11月、亀戸に「麺屋ばらいち」をオープン(今年11月に住吉に移転)。2軒目は2018年12月に「麺屋ばらお」(南砂町)。そして3軒目の「ばらや」を東陽町に2020年12月3日オープン。一軒目も二軒目も行けてなかったのでこの機会に訪問。

開店間もない昼時に行ったからか7-8人の行列が・・・。
主なメニューは焼きあご中華そば、背脂中華そば、濃厚鶏白湯そば、濃厚辛味噌そば、まぜそば、など。
行ってみようと思ったのは、社名の「バラ」、店名の「ばら」に合わせた象徴的なメニュー「ばらそば」1000円の見た目がそそられたから。しかし、店頭に並んでA看板のメニューを眺めていると特製焼きあご中華そばとばらそばの違いがなかなかわかりにくく、価格は20円違い(特製は980円)、海苔とチャーシューの枚数が少し変わるのかな?個人的な思いは、味玉の代わりにバラチャーシューで敷き詰めて欲しかった。。。それでこその「ばらそば」ではないかと。

蘊蓄によると「大正11年創業の京都老舗店より取り寄せた厳選焼きあご」とあるが、おそらく福島鰹であろう。最近、都内では「焼きあご塩らー麺 たかはし」の知名度が上がってきており、「焼きあご」といえば「たかはし」みたいなイメージになりつつあるが、老舗業者も黙ってはいない、というところか。「あご出汁」と「鶏白湯」の二つのスープを取り、アゴ出汁多めが中華そば系、鶏白湯多めが鶏白湯系とWスープを使い分けているようだ。「ばらそば」は前者でがっちりアゴ出汁が効いていておいしい。そこにプリプリの平打ち太麺を合わせており、これは「たかはし」を参考にしているのか?と思われる組合せ。相性は良い。

ウリの豚バラ肉はスライサーで薄くカットされていはいるが、6枚ほど表面に敷き詰められており、なかなかのもの。この日は味玉よりも肉だったのでもうちょいバラ肉を食べたかった。それはワガママな要望で、企業系の割にはなかなかよくできた一品であった。作り手一人、フロアや行列周りを女性一人が担当してなかなか大変そうだったが、意外とよくできているので地元の人気店になれるかも。

お店データ

らぁ麺 ばらや

らぁ麺 ばらや

東京都江東区東陽4-3-1 東陽町信栄ビル1F(東陽町)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。