越谷駅西口から少し歩いた道路沿い。この場所には2020年に開店した「にぼしらーめんゆとり」があった。私も一度訪問して、煮干しの強いスープに驚いたが、2023/5/8に閉店。その一週間後にリニューアルオープンしたのがこちら。その背景には深刻な煮干し問題があったことは想像に難くない。
近年は様々な食材が値上がりしているが、煮干しは値上げだけでなく品不足が続いている。地球温暖化などの影響で海水中のプランクトンが減少し、それをエサにしていた小魚の不作が続いている事が要因にあるという。
そんな煮干し不足を受けて誕生した「かき物語」。店名通りに「かきラーメン」を看板にして、スープは「あっさり」と「こってり」の2種類。メニューには「かき乗せ」「肉乗せ」と、両方乗せた「かき物語」に、どちらも乗らない「かけ」の組み合わせ。スープに牡蠣を使わない「とりそば」もメニューにあるが、かきラーメンの店に来たのだから「かきラーメンあっさり」を「かき乗せ」で注文。
牡蠣・鶏ガラ・椎茸・昆布・貝柱・生姜といった素材を弱火でじっくり炊いたスープに、タレにも牡蠣醤油を使用。口当たりは確かにあっさりしているが、牡蠣の旨みが存分に溢れていて、力強い牡蠣の個性で押し切っていく潔い味。パツパツ低加水の中細麺は「ゆとり」時代と同様にサクサクと啜れて、牡蠣の味を麺からも感じる。炙った牡蠣が乗るのも、牡蠣好きには嬉しいポイントです。
















