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2021年5月12日の大崎裕史の今日の一杯

東京都武蔵野市吉祥寺

小ブタ+うずら(5個)+刻み生姜、無料トッピング:野菜・アブラ・トウガラシ

2021年4月29日オープン。変わった店名だなぁ〜、「ハナイロモ」ってどういう意味なんだろう?と少し考えてわからず、「ハナイロモ」でググってもこの店が出てくるばかり。ひょんなことから、店名全体「はないろもめん」でググってみたら、「花色木綿」という言葉があることを知る。そして、これは落語の演目の一つで「出来心」とも呼ばれている。詳細はググってもらうとして、そんなこんなで吉祥寺の居酒屋「でき心」というお店が始めたお店だと言うことが判明。
そして、このお店の味を「伝授」したのが以前、吉祥寺で「音麺酒家 楽々」というラーメン店をやっていた磯部さん。当時、そこで出していた「二郎インスパイア系」の限定メニュー「ラブメン」が人気になり、分離独立して高円寺に2009年に出店したが店舗老朽化で閉店。沖縄に関連店が残っている。
「でき心」のオーナーもその「ラブメン」を食べていたらしく、今回彼に相談があったようだ。(磯部さんのブログより)
基本構想はすべてそのオーナーが決め、「イメージしている味のスープの作り方を伝授した」のでプロデュースや監修とはまた違うらしい。そこで「伝授」。

スープは「骨感も肉感も脂感も意識したほんのり乳化タイプで、じっくり炊き上げた豚骨に大量の豚肉と背脂を使用して、濃密感と熟成感のあるもの」に仕上げている。醤油は“あの”「カネシ醤油」で少し甘めに調整しているようだ。麺もオーション100%。そう、紛れもなく「二郎インスパイア」のキーワードが出てくる。小で240g、ミニで150gというのも用意。
私が頼んだのは小ブタ 930円+うずら(5個)100円+刻み生姜50円。そして無料トッピングが、野菜・アブラ・唐辛子。(他にニンニクもあり。昼なので入れずに生姜を有料トッピングした)チーズのトッピングがオススメらしいが今回、それは見送り、次回以降に。

磯部さんもオーナーも好んで食べていた「ラーメン二郎 吉祥寺店」のエッセンスも加えたインスパイアと言えよう。二郎マニアだけではなく、幅広い層に食べやすくした感じもあるがそれでもボリュームやパンチはスゴい。開店して2週間も経ってないが11時着の私でちょうど満席。食べてる最中にも続々行列が伸びていった。
店頭の「麺」という文字をよく見ると「ハナイロモ面」という文字で作られているのがスゴい。そしてBGM(ミュージックではないのでこういう場合は何と呼ぶのだろう?)が高校野球。今どき、高校野球なんてやっていたかな?と耳を傾けるとなんと!「横浜対PL学園」、しかも松坂大輔と上重(今は日本テレビアナウンサー)の対決をやっていてビックリ。
他の日にはどんな名勝負を流しているのか、気になる(笑)。
そんなわけで、吉祥寺二郎やラブメンを懐かしむ人や高校野球好きの方はどうぞ!

お店データ

ハナイロモ麺 吉祥寺本店

ハナイロモ麺 吉祥寺本店

東京都武蔵野市吉祥寺本町1-31-4 日得ビル1F(吉祥寺)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。