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2022年2月14日の大崎裕史の今日の一杯

東京都渋谷区恵比寿

醤油そば

新店の「なすや」に行く前にその手前にある「綾川」へ。2020年12月オープンで、もう6回目の訪問だがオープン当初の2回目に極太麺で頼んだのを間違われてから、未食だった極太麺をようやく今頃になって1年越しのリベンジ。見事な極太麺で一度は食べてみるべき凄い麺。しかし、オススメはやっぱり中太麺。スープや具材は安定・安心の一杯。たまに食べたくなる。雨降りの天気でも常時6-7人の待ちは凄い。

続いて「なすや」へ。
以前は新橋(その前は椎名町)にあったがこの2月7日から恵比寿で再起の出店。立川のラーメントライアウトにも挑戦し、惜しいところまでいったが優勝できずに新天地を求めてたどり着いたのが恵比寿。しかも「綾川」の斜め向かいだとは。
吉野家グループが子会社を作って始めている「シェアレストラン」での出店。不動前駅前で人気になっている「八雲」出身の「麺や ほころび」も同じシステム。
「間借り」は自分で店を出すまでの「仮出店」みたいなポジションだったが、「敷金礼金保証金なしで短期のリサーチができる」という考え方での出店なども面白そう。
例えば
・地方から都内に出店したいけど、その前にどこかで試したい。
・修業中の弟子に自分の力を試させたい。
・限定メニューが好評なのでこのメニューだけで試してみたい。
などなど。
そんな使い方もできそうな「シェアラーメン(シェアレストラン)」の可能性。

話を戻して「なすや」。
和食出身の店主が動物系を使わずに野菜と魚介だけで作るあっさり淡麗スープ。店主のイメージだと「昔ながらの懐かしい蕎麦屋のラーメン」とのこと。玉子焼きの存在がいい。新橋時代にも食べているがその頃よりもパワーアップ。スープは相変わらず動物系を使わずに魚介と野菜のみ。貝出汁が効いた甘めのスープが印象的。麺は菅野製麺に変更。
強気な価格設定(900円)と他店との差別化をどこまでできるか、がポイントか。

お店データ

なすや

なすや

東京都渋谷区恵比寿1-22-10 カマスヤビル B1F(恵比寿)

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    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。