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2021年3月31日の大崎裕史の今日の一杯

東京都西東京市西武柳沢

タナニボ

2021年3月16日オープン。人気の「カッパ」グループで店長を務めた方が煮干しラーメンで独立。RDBで人気急上昇なので来てみた。店名が・・・豚骨じゃなくて良かった(笑)。
ちなみにRDBで「たなかしょうてん」と検索してみるとラーメン好きには知らない人がいないと思える豚骨の「田中商店」(六町)が96.17で断然トップ。知名度も人気も味も申し分なし、というところか。続いて、同じ「田中商店」の「ダイバーシティ東京プラザ店」がランクイン。そして3番目にこの「たなか笑店」が81.71と新店にしては高得点で登場してくるのだ。
他にも「田中商店」(北海道増毛郡)「田中商店」(佐賀市)「田中商店」(札幌市)とある。
また全国苗字ランキングを見ると1位佐藤、2位鈴木、3位高橋、に続いて4位に田中がランキング。もちろん、こちらの店主も田中さん。そういう意味では「田中商店」という店名がかぶってもしょうがないのかな、というように思えなくもない。ただ、そこで「笑」を使うのはどうなの?と思ったら、「ラーメンで笑顔にしたい」という考えがあるようで、「なるほど」と思わざるをえなかった(笑)。
さて、このお店、靴を脱いでお店に上がる。カウンターは掘り炬燵形式になっているので苦痛ではないが、靴下の穴が空いてないかはチェックしておこう。(^^;
今のところ、メニューは「タナニボ」800円一本、と潔い。ワンオペなので絞るのは正解か。ただ、限定メニューをたまに出しているようで例えば私が行った日(29日)は「さらりとしたタナニボ」というメニューだった。この日から始まったらしい。とにかく「煮干しの店」ということで良さそう。
頼んだ「タナニボ」は濃厚な動物系+煮干しで緑がかったグレー色。(煮干し界ではわかりやすい例えが使われているが食べ物の例えとしては個人的に相応しくないと思っているので私は使わない。)随分煮干しが増えたので驚きはしないがとにかく流行りの濃厚さ。ここに合わせる麺はパッツン系が多いが自家製麺中細麺でアプローチを変えている。しかも、なかなかいい感じの麺。これはいい。チャーシューが2種類(豚バラロースト、低温調理の肩ロース)でどちらもおいしい。後は刻みタマネギ、柚子、三つ葉、バラ海苔、煮干し系には珍しいもやし。それぞれがいい役割を演じていて、他の煮干し系と一線を画している。
丼には「たなかヌードル」と書かれており、もしかしたら店名も最後まで迷っていたのかも?丼の底には「笑」という字が書かれているようだが、完飲しなかったので見ることはできなかった。でも、おいしかったので駅までの帰り道は笑顔でいたことであろう。

お店データ

たなか青空笑店

たなか青空笑店

東京都西東京市東伏見1-1-18 ハウス金子103(西武柳沢)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。