本店(一号店)は「吉村家」直系として2000年横浜市環状2号線沿い(店名の由来)の下永谷に創業。その後、「吉村家」の味を愛する玉(GYOKU)グループが受け継ぎ、玉とは全く別の「環2家」運営のためだけの別会社を設立。3人が「吉村家」で修業し、本物の味を継承した。「刻み生姜」や「ラーメン酢」「辛味噌」など「吉村家」が作っている調味料も仕入れており、その関係性はまさに“家系本流”と言える。20年経った今でもラーメンデータベースでは92を超える高得点を維持。平日昼時でも20人を超える行列人気店である。
その2号店として満を持して蒲田に2021年3月31日オープン。「吉村家」から花輪が届いていたのも家系の中では極めて希で、前記した“家系本流”の証と言える。
家系の人気店は神奈川に多いが、“家系本流”が都内に出店するのは初めての出来事だ。そんな話題性もあってか、開店時には多くの「家系ファン」が列をなした。私もちょっと様子を見た後、並んで食べてみた。(11時10分着で20番目)
購入したのはラーメン750円+キャベツ100円でカスタマイズは麺柔らかめ(家系はコレで頼むことが多い)、味と油はノーマルで。本店と同じ価格なのは企業努力。神奈川と東京では家賃や人件費が違うのに気風がいい。
出てきたラーメンは、「総本山 吉村家」の流れを汲む「家系本流」の味で、豚鶏の動物系をがっちり効かせながら醤油も立たせており、鶏油と合わせて味の三重奏。ライスが合う、実に“旨じょっぱ”なストロングスタイルの家系である。「環2家」が20年間積み重ねてきたスタイルだ。都内では動物系を濃いめにした家系も人気になっているが、しっかりした醤油感の強い“旨じょっぱ”な家系は都内で食べられるのは「環2家」だけではないだろうか。
チャーシューはローストで燻製香がかぐわしい。海苔やほうれん草にもこだわっているようで気にして食べるとその違いにも気づくほどのウマさ。次回以降は海苔増し、ほうれん草増し、野菜畑なども試してみたくなった。
麺はもちろん家系御用達「酒井製麺」の中太ストレート麵。
店主は背が高く、がっちりした体格の風格。2号店の理由や意気込みを軽く聞いてみた。
「「吉村家」はラーメンを始めるきっかけとなった店であり、一番好きな店。その味を受け継いで守って少しずつ進化させてきました。「環2家」20周年の今、『味で恩返し』をしたい。そう思いました。より多くの人にこの味を、「家系本流」の味を食べていただきたい。そういう考えでの2号店であり、都内進出です。」
“恩返し”は「吉村家」へだったり、これまでお店を支えてくれた「環2家」ファンだったり、業者さんだったり、いろいろな意味が含まれているようだ。それゆえの本店と同じ価格なのか。そんな熱い想いは店主の“家系愛”を感じられた。学生も多い街だし、家系も何軒かあり、人気になっていくのは間違いないであろう。店主が最後に言っていた。「うちは日本一の旨じょっぱラーメンです!」
















