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2021年9月26日の大崎裕史の今日の一杯

東京都荒川区町屋二丁目

ラーメン

9月25日発売の「モノマスター」(宝島社)でラーメン特集を一部監修させていただきました。
50ページほどラーメン情報(インスタント、お取り寄せ含む)が載っているのでぜひご覧ください。
監修外で森本聡子さんが町中華を3軒紹介。
3店舗とも未食どころか、聞いたことも無い店だったのでまずは1軒食べてきました。

町中華はラーメンを一杯食べたくらいで語るべきでは無いと思っていて、複数で行っていろいろ食べてみるか、一人で行くなら3−4メニューを食べて初めてその店の良さがわかるのではないか、と思っています。なので私の食べ歩きスタイルだとなかなか優先順位が上がらず、未食の店も多くなってしまいます。

このお店も昭和34年創業と、なんと私と同じ歴史を刻んでいます。それなのに、ラーメンデータベースではレビューゼロ。こういうお店が都内にもまだまだ存在するんだなぁ〜と感慨深いです。

そしてこのお店、町屋二丁目駅から600mと駅から少し離れており、しかも住宅街にあるので「フラッと前を通り、気になったので食べてみた」なんていう環境でもありません。私は仕事の都合上、急いでいたので西日暮里駅からタクシーで行ったのですが「店の近くまでは一通やら何やらで行けませんのでこのあたりでいいですか?」と大きめの通りで降ろされてしまいました(笑)。絶対に店の前まで行ける道幅でしたが面倒だったんでしょうね。帰りは歩いて駅まで行きましたが確かに結構ごちゃごちゃしていました。

創業60年以上なのに意外と新しく、どこかのタイミングで改装したんでしょうか。
昼時でしたが高齢の店主が一人で切り盛りしていました。
森本さんは何度も食べに来ており、オススメメニューもいろいろ。
でも私は初志貫徹でラーメン450円を注文。自家製麺。

正直、「町中華はラーメン一杯食べたくらいじゃわからない」という感想を用意しておきましたが(笑)、いやいや、ラーメン一杯で十分わかるおいしさでビックリ。スープもちゃんと炊いているし、自家製の麺も個性的ななめらかさでおいしい。半チャンセット750円もあるし、カレー丼セット750円もある。5個500円の餃子もおいしそう。何度も来たくなるお店でした。(駅から近けりゃなぁ〜)

後会計なのでその際にほんの少しだけお話しさせていただきましたが、それで十分に人柄の良さもわかるご主人でした。
原則取材NGで今回のみの取材とのこと。これからもひっそりと続けていただきたい、と思いながらも私もオススメしたくて、ついつい書いてしまいました。

お店データ

春華亭

春華亭

東京都荒川区町屋4-20-13(町屋二丁目)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。