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2022年3月16日の大崎裕史の今日の一杯

東京都大田区池上

スパイシーそば半カレーセット

蓮沼にある「武田流 古式カレーライス 支那そば インディアン 本店」は1953年創業の老舗。初代店主は武田金蔵さんで、当初は町の洋食屋さんとして営業。その頃の人気メニューがカレーとコンソメ代わりに出していた塩味のスープ。いつの頃からか、そのスープに麺を入れて提供したら人気になり、二本柱で今に至るという歴史。武田流というのは初代店主から来ている。二代目は永岡さん。

そしてこの「インディアン」には分流(暖簾分け、というほど簡単な感じじゃなさそうなのでこの表現にしてみた)があり、その一つがこの池上にある店。確か蓮沼本店二代目店主・永岡さんの同僚で初代の弟子ではなかったか。カレーと支那そば、という路線は同じだが醤油味(軟骨を煮込んだチャーシュー入り)の「おやじそば」750円やスープカレーそばの「スパイシーそば」700円というのもある。

そして王子神谷には「インディアン」ならぬ「インデアン」という店があり、そこにも支那そばと半カレーのセットがある。こちらは武田金蔵さんの実弟。今は二代目と三代目が店を守っている。メニュー名に「三代伝承支那そば」と書いてある。

そしてこの王子神谷から独立していったのが銚子にある「インデアン」(閉店)と戸田市にあった「インデアン」(閉店)。
戸田市の方は王子の二代目の奥さんの弟。つまり、創業者・武田さんの弟の息子の義理の弟。
銚子は純粋にお弟子さんで1960年創業。

さて、歴史を振り返るといつも長くなってすみません。
頼んだものは、迷った末に「スパイシーそば半カレーセット」1050円。
過去に支那そばセットとスパイシーそばは食べてるんですが、だったら順番的には「おやじそばセット」だろう、と迷ったのですが、ま、いろいろあって。

スパイシーそばは、カレーをスープ状にした、と書かれているものの、意外とスパイシーではなく、後からじんわりくる感じ。カレーは相変わらずに濃厚でおいしかった。若い方が一人でやっていましたが二代目なのか、店長なのか・・・。

蓮沼本店や王子神谷にもまた行ってみたくなった。

お店データ

インディアン 池上店

インディアン 池上店

東京都大田区池上6-5-11(池上)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。