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2022年9月1日の大崎裕史の今日の一杯

東京都渋谷区渋谷

近江牛の鬼牛ラーメン+ローストビーフ丼

当初、7月オープン予定で数日間だけオープンしたようだが私が開店数日後に行った時にはすでにオープンを延期しており、食べることができなかった。
8月5日に不定期営業を開始し、そろそろ安定営業に入ったようで行ってみた。

お笑い芸人の「HEY!たくちゃん」が店主で「鬼そば藤谷」(5F)、「onisobafujiya ~PREMIUM~」(3F)に続く、3ブランド目になる。3Fの間借りと言ったらいいのだろうか?Premiumが土日の営業でこちらは火水金の3日間営業なので営業日数が長いけど、後にオープンしたので間借りは間借りなのかもしれない。

近江牛を中心に和牛を使ったラーメン専門店。
メニューには「本日のメニュー」と書かれており、日付も入っているので日によってメニューや牛のブランドが変わるようだ。

この日の主なメニューは「近江牛の鬼牛ラーメン」1000円、「近江牛の辛旨つけ麺」1200円、「近江牛の味噌らぁ麺」1300円、「近江牛の辛味噌らぁ麺」1500円。
ご飯物は、熊本和王と黒毛和牛のローストビーフ丼500円。

Twitterを見た人は、味噌らぁ麺が500円引きだった。見てなかったので普通に「鬼牛ラーメン」を頼んだ。それとローストビーフ丼も。
なお、「鬼牛ラーメン」と「味噌らぁ麺」の表記が違うのは、わざとなのか、たまたまなのか不明。(私の間違いではないです)

スープは近江牛の清湯塩味、背脂は松阪牛。これも後で知ったのだが、背脂増量は無料だそうで、店主も動画で増量を勧めていた。くぅ〜、背脂好きなので予習してから行くべきだった。。。というか、知った仲なのに、たくちゃんも言ってよねぇ〜。(笑)

知り合いだから言うわけではないが(私は知り合いの方が厳しく書くことが多い)、正直言ってかなりおいしい。和牛を使って千円という価格設定が嘘っぽくて、もう少しチープなのかと思ったら、かなりイケてた。「これ、1300円とか、なんなら1500円でもイケるんじゃないんですか?」と感想を言っておいた。

ローストビーフ丼の肉は熊本和王と黒毛和牛を使っており、それぞれ個性があるのでラーメン用とご飯用で使い分けしているとのこと。そんな繊細な舌を持っていたとは驚き。そして、このローストビーフ丼もおいしい。

どうやら空いた時間に本業の芸を磨いているのかと思ったら、服部栄養専門学校に通っているらしく、今回の「牛」についてとか、「低温調理」のこととか、しっかり勉強しているらしい。いやはや驚いた。

そして、麺もおいしくて合っていたので聞いてみたら、浅草開化楼製だとか。「あれ?支那そばやさんとの付き合いはやめたんですか?」と意地悪な質問をしてみると「鬼そば藤谷」はまだ使わせてもらっているらしく、このスープには他の麺が良さそうだとカラスさん(浅草開化楼製麺師)に相談したらしい。すると有名店用の麺帯の切り出しを変えた麺を使わせてもらえたらしく(質問しないでください。秘密です。)、なかなかいい麺だった。たくちゃんもなかなかやるなぁ〜。
「鬼牛」で振られたときに「鬼そば藤谷」で冷やしを食べたのだが、普通だったのでみくびっていたが、いやはや、この鬼牛ラーメンには驚かされた。
これは、他のメニューも食べてみたい。

お店データ

鬼牛

鬼牛

東京都渋谷区宇田川町24-6 渋ビルヂング 3F(渋谷)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。